【秋の味覚】「甘っ!!」手間いらずで激うま焼き芋?! オーブンで焼き芋作ったらウマいし簡単だしもうこれでいい!

秋になり、私の住む台湾でも長袖を着ることが増えてきました。肌寒く感じる日が続くと思い出されるのが日本の焼き芋。

家庭でもフライパンを使えば焼き芋を楽しむことはできます。しかし、今回は最近手に入れたオーブンを使って焼き芋を作ってみた結果をレポートしたいと思います。

オーブン買ったら焼き芋を作ろう!

みなさんはオーブンを何に使っているでしょうか。私は今までピザを焼いたり、グラタンを焼いたり、クッキーを焼いたりしてきました。

じんわり、じっくり加熱することに適しているオーブンを使えばいろんな料理をすることができ、フライパンやエアフライヤーだけだった我が家にオーブンが新風を吹き込んだことは間違いありません。

そして、オーブン料理で忘れてはいけないものが焼き芋です。オーブンを使えばじんわり、じっくりと加熱した焼き芋を味わうことができます

オーブンで焼き芋づくり

オーブンで焼き芋を作るのはものすごく簡単です。準備して、オーブンに入れたら後はもうおまかせ。

どんな準備が必要かを書いていきます。

使ったサツマイモは紅はるか!

焼き芋にした紅はるか
焼き芋にした紅はるか

今回焼き芋に使ったサツマイモは紅はるかです!紅はるかは日本でも焼き芋によく使われるサツマイモで、しっとり系のサツマイモです。今回は紅はるかの中でも葵はるかの名称で販売されているものを使いました。台湾では葵はるかが手に入れやすいのです。今回は紅はるかとして書いていきます。

過去にフライパンで焼き芋を作った際は、驚くほどおいしい焼き芋になりました。

オーブン焼き芋の手順

以下の手順でオーブン焼き芋は作ります。

  1. サツマイモをタワシなどで洗い、端を包丁で切る
  2. キッチンペーパーを二重にしてサツマイモを包、水に濡らす
  3. キッチンペーパーで包んだサツマイモをアルミホイルで包む
  4. オーブン中段、160℃×上下の火で90分焼く
  5. 10~15分間蒸らす

オーブン焼き芋づくりのポイント

オーブン焼き芋づくりにはいくつかのポイントがあります。

芋の端は切る!

サツマイモをタワシなどで洗った後、両端は包丁で切っています。というのも、端の部分はあまり衛生的ではない可能性があるからです。

そこまで神経質になる必要はないのかもしれませんが、どのようなもので処理されたかわからない以上、やはり切り取ってしまうのが安全かなと思います。

なお、この端を切る処理は今回のようにオーブンを使う場合だけではなく、蒸籠で蒸したり、フライパンで焼き芋にしたりするときも行っている作業になります。

キッチンペーパーとアルミホイルは密着させる
キッチンペーパーを巻いて濡らしたサツマイモ
キッチンペーパーを巻いて濡らしたサツマイモ

キッチンペーパーを巻くときもアルミホイルを巻くときも、できるだけ密着させる形でサツマイモを包んでいきます

キッチンペーパーは最初密着させるのが難しいですが、水でぬらすと密着させやすくなります。この水も重要で、アルミホイルの中でサツマイモを蒸し焼きにするような効果があるものと思われます。

ですが、滴るほどの水は必要ありません。キュッキュッと包んで水を少し切るぐらいでちょうど良いです。

焼き芋にする前のサツマイモ
焼き芋にする前のサツマイモ

アルミホイルを巻くときも密着させるわけですが、内部の水蒸気が逃げ出さないように密封もできるように意識すると良いと思います。実際はアルミホイルなので密封はできませんが、少しでも中の水蒸気を逃さないように中身に密着させながら巻いていくと良いです。

オーブンは中段!網じゃなくてトレー!
オーブンで焼き芋を焼いている様子
オーブンで焼き芋を焼いている様子

オーブンは中段に設置します。上下で出来るだけ温度差をつけないためです。上下で火力を調整できるオーブンなら上下ともに160℃で同じ温度にすると良いでしょう。我が家のオーブンもまさに上下別々に温度設定できるオーブンで、両方とも160℃にしました。

網もありますが、私はトレーを使いました。というのも、網に食い込む可能性と、蜜や水滴が下に落ちるのを防ぐためです。実際に作ってみて蜜や水滴が出ることはありませんでしたが、トレーの方が安全でしょう。

熱々の焼き芋はホクホクだった!

ホクホクだった焼き立てのサツマイモ
ホクホクだった焼き立てのサツマイモ

上記の方法で作った焼き芋は、出来立てはなぜかホクホクでした。あれ?紅はるかってホクホク系ではなくしっとり系だったはず。

質感や味は蒸したサツマイモに近い感じです。でも、味はとにかく甘い!蒸した時よりも甘味が際立っている感じでした。

サツマイモは蒸すよりも焼く!

なにしろ蒸したサツマイモはどこか味気ない感じになります。フライパンで焼き芋を作った時は本当に衝撃でしたが、今回のオーブンで焼いたサツマイモは、蒸したサツマイモを50点、フライパンのサツマイモを80点だとすると、おおむね75点ぐらいの味でした。

なぜフライパンで焼いたものよりも5点低いかと言うと、香ばしい感じが皆無だったから。これは好みの分かれるところかもしれませんが、フライパンで焼くとなんとも香ばしい香りになり、それがまたおいしいのです。

それでも、十分すぎるぐらいおいしい焼き芋になりましたし、他の方にも食べてもらったのですが、即「甘っ!!」と驚くほど甘い焼き芋になりました。実際、かなり甘い焼き芋でした。これは低温でじっくり焼いたからではないかと思います。

焼くならオーブンが簡単!

香ばしさを求めるならフライパンが良いです。しかし、手間を考えると圧倒的にオーブンを使った方が楽!しかも、蒸したものよりはおいしい!

蜜が垂れたりした様子は全くありませんでした。汚れないし、ひっくり返す必要はないし、ものすごく楽です。

余裕がある時、本気の時はフライパンで、手軽においしい焼き芋が食べたいならオーブンで調理すると良いと思います。

冷たくなったサツマイモがまたうまい!

冷たくなってしっとりした焼き芋
冷たくなってしっとりした焼き芋

調理し、完成してからしばらく放置していて冷たくなったサツマイモを食べてみたのですが、これまたおいしく、置いていたせいかしっとりしていました。ああ、これか!これが紅はるかの真骨頂か!

味と手間を考えた時、特別な時を除いて私はオーブンが良いなと思いました。やっぱりおいしいです。蒸すよりよっぽど美味しいです。それにフライパンより楽です。圧倒的に楽。フライパンは火力が強いため何度もポジションや向きを変えなければなりませんが、オーブンはそれが必要ありません。

最後に

調理の仕方一つで料理の味は変わります。今回はオーブンで焼き芋を作ってみましたが、これは良い気付きを与えてくれました。

焼き芋作るならオーブンが簡単です!今後もオーブンを使いたいと思います。