最近サツマイモの味を調べまくっている私なのですが、今回はちょっとコンビニで食べられる焼き芋の話をします。
台湾のコンビニは焼き芋が売られている
ご存じの方も多いのではないかと思うのですが、台湾のコンビニの多くでは焼き芋が売られています。薄茶色の皮のサツマイモが売られているのを台湾旅行中に見たことがある方も多いのではないかと思います。
なんでも、年間2000万本も焼き芋が売れるらしく、ファミマもセブンも他のコンビニも焼き芋商戦に参戦しているのですが、そもそも始めたのはファミマで、それを他社が追いかける展開なんだとか。
台湾セブンだけは蒸し芋
ファミマを筆頭に各社焼き芋を展開しているわけですが、台湾セブンだけは蒸し芋なんだそうです。
味の好みは別れ、蒸し芋のセブンが一番だと考える方もいれば、焼き芋の他社の方が美味しいと感じる人もいます。同じ焼き芋でもファミマが美味しいという人もいればOKというコンビニのが美味しいという人もいます。
焼き芋に使うサツマイモの品種は台農57号
店頭で販売される焼き芋の多くは一年を通して豊富に栽培されている台農57号という、薄茶色の皮が特徴のサツマイモです。焼き芋にしても蒸し芋にしても、お店で薄茶色の皮のサツマイモが売られていたらほぼこれです。
日本セブンは焼き芋商船に未参入?
聞けば、日本のセブンは焼き芋商船に参戦していないとか。アイスはあるそうですね。台湾セブンは蒸し芋で参戦しているので日本セブンも時間の問題かも。いや、日本におけるサツマイモブームは一過性のもので終わるという可能性もあります。日本セブンはじっくり見極めているのかもしれませんね。
自宅で台農57号を焼いてみました!
ステンレスフライパンで焼き芋が作れることを知った私。今回の台農57号も焼き芋にしてみました。
やり方は他のサツマイモと一緒で、ステンレスフライパンにクッキングシートを敷き、水大さじ1〜2程度を入れ、洗ったサツマイモを並べ、蓋をしてごく弱火で60分焼き、最後に火を消して15分蒸らします。焼いている最中は15分に一回程度芋の向きを変えます。
焼けてくるサツマイモを覗いて見ると、30分を超えたあたりから密がドロドロと溢れ出ているのがわかります。どこにそんなに水分なのか密なのかを隠し持っていたのやら。もうベタベタですやん。この蜜、本当にシロップかハチミツのような粘度を持っています。
そして完成した焼き芋を割ってみると、以前、葵はるかを焼き芋にしたときよりも遥かに柔らかく、もはや固形とは言い難いほどにフニャフニャになっていました。
台農57号は過去にも食べたことがあり、味は知っているつもりでしたが、やはり焼き芋にすると格別!アツアツで崩れそうな状態で食べればドロドロのクリームのようですし、少し冷めてから食べれば多少手でも持ちやすく、味もしっかりとした味わいになります。個人的には粗熱が取れたぐらいの温度で食べるのが美味しいと感じました。すごいな57号。
なぜか自宅で蒸すと味が落ちる台農57号
過去にも台農57号は買ったことがありましたが、その時は焼き芋にせず、蒸して食べました。台農57号は一年中売られていて、値段も安いさつまいもです。蒸し芋にしたときの味は決してうまいとは思えず、残念な思いをした覚えがあります。やはり台湾産で最強は金時芋か、と。そもそも台湾の金時は日本から伝来したもののようではありますが、美味しいサツマイモを買うなら日本からの輸入品が一番かな、というのがこれまでの考えでした。
となると気になるのが蒸し芋で販売している台湾セブン。今度見つけたら買って食べてみようと思います。
値段と味を考えたとき、台農57号の焼き芋はアリだなと思いました。
日本のファミマやローソンで売られているのは紅はるか
日本のファミマおよびローソンで売られている焼き芋は紅はるかなんだそうです。紅はるかのブランド商標である葵はるかなら私も買って焼き芋にしたことがあり、その味に驚いたものです。めちゃうま。そんなのが帰る日本のコンビニうらやましい。ファミマはシルクスイートもあるとか。
日本も台湾も品種改良が進んで、いろんな種類のサツマイモが出てきています。これからももっとおいしいサツマイモが登場するのかもしれません。現状では、コンビニ焼き芋と言えば日本なら紅はるか、台湾なら台農57号が主流ですが、数年後には別のブームが巻き起こっているかもしれませんし、見たこともないサツマイモが並んでいるかもしれません。今後に期待です。
最後に
年間販売本数から考えると、一年に一回は食べる機会があってもおかしくないくらいの焼き芋ブーム。台農57号以外の芋を取り扱ってる場合もあり、多少のバリエーションもあります。台湾旅行の際にはコンビニに寄って食べてみてはいかがでしょうか。