学校休校でテレビ授業が始まった台湾

台湾でもとうとう流行し始めたコロナウイルス。感染者の数は今日も200人を超えていました。日本の人口と比べると台湾の人口は約1/5。そう考えると、換算で毎日1,000人ぐらいの陽性者が現れている感じです。

警戒レベルは地域によって異なりましたが、この度全土で三級となりました。その影響で公共の施設が閉鎖されたり、集会などが中止になっています。そして学校も休みになりました。

在宅勤務、テレビ授業

台湾全土で学校が休みになり、今日なんかは私も家族もみんなが家の中にいます。子供の勉強はどうするのだろうと思っていたら、台湾の教育部(文部科学省に当たる)が各学年に応じた学習ビデオをテレビで放映するのだと言います。

実際に今日も指定された時間に指定されたチャンネルを開くと、授業内容と思しきものを見ることができました。こういうの台湾は行動速いですよね。事前に準備していたものと思われます。

家族で過ごせるのは良いことなのですが、休みの日ということではないので、私も妻も仕事がありますし、子供もちゃんと学校の課題があります。これがまた不思議な感じ。アフターコロナはもしかしたらそういうライフスタイルが当たり前になるのでしょうか。

先ほどのテレビ配信の学校教材は事前に準備されていたのでしょうが、会社によっては在宅勤務の準備ができていなかったところも少なくないようで、ZOOMを使うのかGoogle Meetを使うのか、それぞれどんな特徴があるのかなど、手探りのところも多そうです。また、大学に関してはテレビ配信などは無いようなので、すったもんだしているところもあると聞いています。

対面の日本語授業は難しい

台湾に住んでいると時々日本語を教えてほしいと言われます。家庭教師のように日本語を教えたこともありますが、実は日本語を学ぶのも、ビデオでかなりの部分を学べるのではなかろうかと思うこともあります。

例えば「しかし」の意味を教えるとして、教え方は先生によって異なるかもしれませんが、先生によってその意味が変わることはないはずです。しかも「しかし」はそれほど複雑ではなさそう。となると、1つ「しかし」の説明ビデオがあれば、それを見れば事足りるのではないかと。

そして、実際に近しい教材はYouTubeなどにかなりの数転がっているようです。それなのに先生にお願いするというのはどういうことなのでしょうか。

私が考える、先生に依頼する理由は以下の通りです。

  • 継続するための外的刺激(月謝・授業日程など)が必要
  • 勉強の仕方がわからず、先生に教わるのが当たり前だと思っている
  • カリキュラムに沿って学習したい
  • 自習では解決できないことを先生に質問できる
  • 語学の場合、練習相手が必要
  • あってるか間違ってるかが自分で判断できない
  • 自分が間違った場合に、どこを間違ったかを論理的に説明してほしい
  • 実は翻訳してほしいだけ

コロナの影響で直接会って授業をするというのは憚られるようになりました。SKYPEやZOOMを使って授業をしたりします。ただ、どう考えてもYouTubeなどで自分でやれば良いのに、と思う生徒もいます。

結局最初に書いた「継続するための外的刺激」が必要なんだと思っています。お金払ったから、やらなければならない、という環境を作りたいのだと。自分でできることも多いですから。

だからこそ、逆に先生として日本語を教える際は、「授業を受けてよかった!」と思ってもらえるように、ただ教えるだけじゃなくて、もっと違う体験をしてもらいたいと考えています。例えばモチベーションが上がったり、もっと上手になるためのアドバイスをしたり、間違いがちな部分について詳しく解説してあげたり、などです。せっかく月謝を払うわけですから、そういったメリットを提供したいと思っています。

台湾の有名な外国語教室「地球村」はこの期間、全校休みになったそうです。対面の授業はやはりキツイですね。

コロナ後の社会

コロナの影響で在宅でいろんなことをするようになりました。そのことにより、実は在宅の方が良いことや、在宅によるメリットなどに気が付いた経営者などもいるのではないかと思います。そうなるとコロナが落ち着いた後も状況によっては在宅の勤務や在宅の授業なども行われるのではないかと考えています。また、そこに商機を見出す企業も出てくるでしょう。

「なんだ、会社行かなくていいんじゃん。通勤ラッシュいらないじゃん。」なんて思った人もいるはず。

最後に

台湾ではアストラゼネカのワクチン接種が始まっています。医療関係者、航空産業従事者や、65歳以上の高齢者に対して優先的に摂取しているとのことです。私はまだまだ先になるだろうと言われました。

ワクチンを打った当日、熱が出て倦怠感があったという話も聞きました。なかなか難しいものですね。自分は順番が回ってきたら打ちに行こうと思っています。とにもかくにも今は予防に専念したいと思います。