お団子と言えば、日本ならスーパーでもコンビニでも買えるぐらいにポピュラーな和菓子ですが、ここ台湾ではなかなか手に入れることもかなわず、自分で作ったりしております。お店の味には程遠いのですが、試行錯誤しながら最高のみたらし団子を目指しています。今回はみたらし団子の作り方などについて書いた記事です。
お家で作れる和菓子
今までわらび餅やお団子、イチゴ大福などに挑戦したことがあります。この中で一番手軽なのはお団子でしょう。特にみたらし団子は材料も非常にシンプルですし、作り方も簡単なので、時折家で作っております。まだまだ試行錯誤の段階ではありますが、今回改めてみたらし団子を作ってみたのでそのことについて書いていきます。
団子の大きさ
お団子は大きいと映えるのは間違いないのですが、子供が食べることを考えると小さめに作るのもありです。例えば10gだと結構な大きさになります。
注意しなければならないのは、茹でる前の大きさと茹であがった時の大きさが違うこと。茹でる前の大きさは、目標とする大きさよりも小さくなければなりません。
また、特に串にさす場合は1つ1つの団子のサイズがそろっていることが望ましいです。プロともなれば目分量でも一定のサイズに取り分けることができるのかもしれませんが、私は電子スケールを使って重さを測っています。
そして今回、私は10gで作りました。もちろん、茹でると大きくなることは知っていました。家に串がなかったので、そのまま食べる算段です。
団子の固さ
お団子はもち米粉などを用いて作られます。今回私が作ったお団子ももち米粉を使用していますが、水の代わりに豆腐も入れました。
豆腐ではなく水のみでお団子を作ると温度が下がった時に非常に固くなります。お餅って冷たくなると固くなりますよね。同じことがもち米粉100%のお団子でも言えます。豆腐を入れると温度が下がっても硬くなりにくいです。
また、砂糖も入れました。砂糖を入れることで団子自体に甘味が付くのと、砂糖もお団子が固くなるのを防いでくれる効果があるようで、例えば求肥なども砂糖効果で柔らかさをキープできるようです。
団子の材料
- 絹ごし豆腐 1丁
- もち米粉 適量
- 砂糖 大さじ1
もち米粉の量は豆腐に合わせます。全部を混ぜて手でお団子を作れるぐらいにまとまるぐらいの量となります。豆腐に対して体積比で1.5~2倍程度だと思います。
団子の茹で時間
お湯を沸かし、お団子を茹でていきますが、茹で時間はお団子が浮いてきてからさらに3分程度としました。しかし、出来上がったお団子はちょっと粉っぽく、ここの時間をもっと長くする必要があったようです。
粉っぽくなるということは中までしっかり火が入っていないのだと考えました。茹で時間もそうですが、団子の大きさも関係がありそうです。もっと小さく作れば茹で上がりも早くなるでしょう。
みたらし餡の甘さ
みたらし餡の甘さは味の決め手となる部分ですが、これは個人個人で好みが異なるので難しいところです。我が家でも家族一人ひとりの好みが違うので悩むことが多いです。
今回作った際の材料を以下に記しますが、この分量では甘さがかなり控えめで、片栗粉が多すぎました。
みたらし餡の材料
- 醤油 60ml
- みりん 60ml
- 片栗粉 60g
- 砂糖 60g
- 水 300ml
この分量では甘さ控えめで、片栗粉も多すぎました。材料を全て鍋に入れて透明になるまで練っていきますが、練上りがかなり固く、もはやわらび餅のような固さになっていました。案の固さをよく見ながら足していく方法も良いかもしれません。
串にさす団子の数
お団子を串にさす場合は4個が基本で、3個や5個の場合もあります。家庭で楽しむ場合は団子のサイズをよく見ながら決めても良いと思います。なお、私の住む台湾の竹串は長いものが多く、3個や4個ではなんだかみすぼらしい感じになってしまいます。その場合、もっとたくさん団子をさすのも良いかもしれませんが、竹串を適度なサイズに切ってから使う方が見た目もよく、おいしそうに見えるように思います。
串にさす場合に注意した方が良いのが団子の1つ1つのサイズです。団子のサイズが統一されている方がキレイに、おいしそうに見えます。そのため、串にさすことを前提にみたらし団子を作る場合、あらかじめ同じサイズになるように工夫しながら団子を作る必要があります。
瓶詰の団子
最近日本では瓶詰の団子が話題だそうですが、あいにく台湾では食べられません。そんな時は自作。瓶詰もいつか挑戦してみたいと思っています。
最後に
みたらし団子は非常に簡単に作ることができます。ただ、自分好みの味に作るためにはもっと修行が必要そうです。これからも作り続けて最高のみたらし団子を作れるようにしたいです。
また、みたらし団子以外にも和菓子はたくさんあります。ここ台湾にも和菓子屋さんはありますが、自分でも作ってみたいなと思っています。