【種から育てる!】スモモを発芽させて半年後の様子が今までになく立派!工夫したことの覚書

今まで何度か挑戦してきたスモモ栽培。今までうまく育ったことは有りませんでしたが、2025年の今年は違います。

発芽してからベランダで放置気味にお世話をしているにも関わらず、今までになく元気で、健康的に育っております。ここまでの経過を書き記しておきます。

スモモだって発芽する!ベランダで育てよう!

バラ科植物の一つであるスモモは、ちょうどこの時期6月~9月ごろにかけてスーパーや市場に並ぶ魅惑のフルーツです。

おいしい果実をいただくのはもちろんですが、その後にすることはただ一つ、そう、種を発芽させることです。種を発芽させたらスモモの木を育てることができます

2022年のスモモは1年で枯れた

過去にもスモモを発芽させてスモモ栽培に挑戦したことはあります。発芽に失敗したこともありますし、発芽後に枯れてしまったものもあります。そんなことから、スモモ栽培は他のバラ科植物と違って、なかなか栽培が難しいなぁと思い続けていました。

なお、2022年に発芽したスモモは1年ぐらい生き延びていたのですが、その後肥料を与えたらすぐに枯れてしまいました。私の知識・技術不足もスモモが枯れる原因だったようです。

新たに2025年1月発芽したスモモ

発芽後のスモモ(2025年2月ごろ)
発芽後のスモモ(2025年2月ごろ)

コツさえつかめば発芽自体は難しくないことがわかりました。私は大体冷蔵庫を利用して冬を疑似体験させ、発芽させます。というのも、我が家がある台湾は冬でも比較的暖かいので、疑似的に日本のような寒い冬を実現する必要があるからです。

作業もそんなに難しくないです。発芽の方法などに付いては過去に記事にしました。バラ科植物はスモモも桃も、梅も、ほとんど同じやり方で発芽させています。

ポイントは保湿して冷蔵庫に入れること。そして、定期的に確認してカビているなら多少掃除してあげると良いです。具体的には種を洗い、キッチンペーパーは新しいものに交換します。

今回のスモモは冷蔵庫の中で発根して、それを土に植え替えました

発芽から半年経過したスモモの木

発芽から半年経過したスモモの木(2025年7月ごろ)
発芽から半年経過したスモモの木(2025年7月ごろ)

今回のスモモは今までになく順調で、ものすごく生長が速いです。今までこんなに生長が速かったことはありません。

冷蔵庫の中で発根しているのを見つけたのが2025年1月、そして半年経過した7月で約45cmにも成長していました。よく見ると脇芽も出ようとしていますし、非常に順調なのではないかと思います。

多少葉が縮れていたり、枯れているように見える場所もありますが、青々とした新芽も出てきていますし、ほぼ問題ないかなと思っています。

今までのスモモ栽培と今回のスモモ栽培の違い

脇芽の出てきたスモモの木(2025年7月ごろ)
脇芽の出てきたスモモの木(2025年7月ごろ)

今までのスモモ栽培と変えた部分もあります。変えたのは主に水やりの仕方と肥料の与え方、剪定の仕方です。

水やりの仕方

スモモに限った話ではなく、植物は水やりが非常に大切で、やり方ひとつで枯れてもしまいますし、元気にもなります。

少し前から「乾燥させる」ことを意識しながら水やりをしています。というのも、ベランダなどで植木鉢を用いて植物を育てる場合、どうしても根腐れが発生しやすくなるからです。夏だから、暑いから、と言って、それだけで毎朝毎夕必ず水やりをしていたら、植物は過湿になってしまうこともあります。土の様子を見て、適切なタイミングで水やりをする必要があるのですが、それがなかなかに難しいです。

それに適切なタイミングは植物によって異なります。スモモに関して言えば、土の表面が大方乾燥して、吸える水がないぐらいになったら水を与える感じです。その「大方乾燥した状態」を知るには目視で土の色が若干変わってきていることと、指で触って湿っていないことを確かめます。それから鉢を持ち上げて重さを確認します。土の色は変わっていないように見えるのに意外と鉢が軽くなっていることもあります。大方乾燥して、でも完全に乾燥する手前で水をたっぷりと与えます

また、水やりをする時間帯もできる限り朝にしています。朝は植物が最も多く水を吸う時間帯です。日光が当たり、一気に水を吸い上げます。聞けば、太陽が出てきてから1時間後ぐらいに水やりをするのが良いのだとか。そこまで厳密に管理をしているわけではありませんが、起きたらまず水やりをしています。でも、夏場でもすべての植物に水やりをするのではなく、土の状態を確認して、必要な植物にだけ水やりをしています。

肥料の与え方

スモモには化成肥料と有機肥料の両方を与えています。気を付けた方が良いのは肥料を与える際の肥料の置き場所です。

肥料はできるだけ根元、幹から離れたところにまきます。2022年に発芽したスモモを枯らしてしまったのは、肥料の置き場所が幹に近い場所だったからではないかと思います。というのも、時期を同じくしていくつもの植物が同時に枯れたのです。それらはすべて肥料を根元に、幹に近いところに置いたものでした。肥料を根元(幹に近いところ)に置いてはいけません

そして置き場所と同じぐらい大事なのが、必要以上に与えないことです。肥料は推奨施肥量がパッケージに書かれています。用法用量を守って与える必要があります。

幼木は冬以外剪定しない

木の剪定時期を調べていると、落葉樹の休眠期剪定をはじめ、春の剪定や夏の剪定、秋の剪定なんかも出てくることがあります。

しかし、これまで幼木を剪定しても決して良いことはなく、むしろ成長を阻害しているような感じがしました

最近はあまり小さいうちから剪定はせず、好きなように生長させることにしていて、それも良かったのではないかと思います。

最後に

今回のスモモは非常に元気でうれしい限りです。我が家には他に種から育てている桃や梅があり、それらとともにベランダでこれからもお世話をしていこうと思っています。