ベランダで様々な植物を育てています。その中に多肉植物もあり、今回は多肉植物のカリフォルニアサンセットのお話です。
カリフォルニアサンセット(仮)

数年前に家族が買ってきた多肉植物。1つの小さなポットに2種類の多肉植物が植え付けられているものでした。
名前は書かれていません。見た感じでは2つともセダムのようですが、そのうち1つはカリフォルニアサンセットだろうと勝手に思い込み、以後、カリフォルニアサンセットとして育てております。なお、カリフォルニアサンセットはグラプトセダム属なんだそうです。
色

カリフォルニアサンセットは環境によって色が変わります。緑の時もあれば赤茶色になる場合もあります。その変化もまた美しい多肉植物です。
日当たり

日当たりの良し悪しで色が変わります。

どちらの方が良いのかはわかりませんが、日がよく当たっているところは赤くなりやすく、日があまり当たらないところは緑色が強いです。
色の違いは有れど、どちらも健康そうに見えます。
春秋型の多肉植物
カリフォルニアサンセットは春秋型の多肉植物です。夏は成長速度が遅く成ります。葉挿しも成功率が下がります。夏がぐっと我慢して、秋からの成長を楽しみましょう。
魅力

カリフォルニアサンセットの魅力は育てやすさと増やしやすさだと思います。水やりもそれほど神経質にならなくて良いですし、増やすのも比較的簡単な多肉植物です。
また、色が変化したりするのも楽しめ、観賞の面でも魅力があります。
土
カリフォルニアサンセットは現在独立していて、土は市販の多肉植物用の土を使用しています。赤玉土ベースの水はけの非常に良い土です。自分で土を配合するのも楽しいですが、不安な方は多肉植物に最適化された土が市販されているのでそれを使用すると安心です。
水やり
カリフォルニアサンセットは土が乾いてからさらに数日待って水やりすることが多いです。ただ、これは天候や時期にもよります。雨が続いている場合はもっと長く間を開ける場合もありますし、夏よりは冬の方が水やりは減らしています。
多肉植物は全般的に水をあげすぎてもいけませんし、あげなすぎてもいけません。この加減は置かれている環境によっても異なるので、よくカリフォルニアサンセットの様子を観察して、最適な水やり頻度を見つけると良いと思います。
肥料
カリフォルニアサンセットに肥料は与えていません。もう複数年育て続けていますが、一度も肥料を与えたことはありません。それでも比較的元気に育っているのではないかと思います。
置き場所

カリフォルニアサンセットは、ベランダの、午前中の3時間程度のみ日光が当たる場所に置いています。一応ベランダの中では日当たりが良い方の場所になります。日当たりがあまりに悪い場所に置くと徒長することがあるので、適度に日光に当てる必要があります。
室内で育てたいという方もいるかと思いますが、屋外ですら日当たりの悪いところでは徒長するので、室内ではなおさら徒長するのではないかと思います。どうしても室内に置きたいという場合は、基本は屋外で、たまに室内に入れて観賞するというのが良いのではないかと思います。
なお、徒長した場合、葉は葉挿しの材料にし、茎は土に一部を埋めておく(挿し木する)と根が出て新芽を出すことがあります。
耐寒性
我が家のカリフォルニアサンセットは冬でもベランダに置きっぱなしです。年間を通して温暖な台湾に住んでいるため、冬でも10℃を下回ることは少なく、もちろん霜が降りることもなく、寒くてダメになったことは今まで一度もありません。台湾の平地の冬ぐらいなら余裕で耐えられるぐらいの耐寒性は持ち合わせているようですが、あいにく日本の状況に合うのかはわかりません。
増やし方

カリフォルニアサンセットは葉挿しで増やせます。健康な葉を取り、部屋に放置しておくだけで根が出て、さらに芽も出てきます。すべてではありません。失敗することもあります。通常、カリフォルニアサンセットの葉挿しは春か秋に行います。私は台湾在住で、秋から春までは気温が15~25度ぐらいになるので、この時期に葉挿しに挑戦することが多いです。夏は葉挿しに適しません。
初心者向け

カリフォルニアサンセットは初心者向けの多肉植物であると言えます。というのも、水やりも増やし方も比較的簡単だからです。過去にサボテンを枯らしてしまったことはありましたが、それを除けば私も初めての多肉植物がカリフォルニアサンセットでした。
銘月との違い
当初、多肉植物の銘月かと思っていましたが、ネットで写真をいくつも見る中で、最終的にカリフォルニアサンセットではないかという認識に至りました。
違いの一つは色です。銘月は黄色っぽくなることがあるようですが、我が家の多肉植物は黄色くなりません。
もう一つの違いは葉の形です。我が家の多肉植物の葉は、成長すると若干角ばってきますが、銘月でそのような形の葉を見たことがありません。
これら2つの理由によりカリフォルニアサンセットであると認識するようになりました。
最後に
多肉植物は本当にいろんな種類があって、我が家にある多肉植物が100%カリフォルニアサンセットだとは言えないのですが、今はカリフォルニアサンセットだと思って育てております。銘月だと思っていた時も、カリフォルニアサンセットだと思っている今も、変わらず可愛い多肉植物です。