手作りが楽しい 冷凍苺で苺ジャム作り

いつだったか、かなり前に冷凍苺を購入して、少しだけ使った記憶はあるのですが残りはずっと冷凍庫に入ったままでした。中身も霜が張っていて、氷まみれです。ジャムが大好きということもあり、今回、その冷凍苺を使ってジャムを作ってみました。

苺にもいろんな品種がありますが、今回の冷凍苺はどんな品種かがわかりませんでした。苺ジャムにしてしまえばそんなに変わらない?いや、苺の品種によって出来上がる苺ジャムも味が変わると思います。ジャムに向いている苺とか、ジャムに向いていない苺とか。そもそも冷凍庫で眠らせているのはもったいない!そこで苺の品種はわかりませんが、苺ジャムを作ろうというわけです。

ジャム作りって難しく感じるかもしれませんが、苺ジャム作りは良い香りに包まれてハッピーになれますし、材料も少なくて良いですし、簡単に作れるのが苺ジャムの良いところ。ジャム好きならぜひ挑戦したいのが手作りジャム作りです。

さ、早速苺ジャム作りです。

苺ジャムの作り方

材料

  • 冷凍苺 約300g
  • 砂糖 約150g
  • レモン汁 大さじ1/2

道具

  • 鍋(ガラス製を使いました)
  • ジャムを入れる瓶(小さな瓶)

作り方

  1. 冷凍苺に付着した霜をできる限り取り去る
  2. 冷凍苺と砂糖を鍋に入れ、火にかける
  3. 焦げないように木べらで混ぜながら煮ていく
  4. 灰汁が出てきたらこまめに取り去る
  5. 灰汁が出なくなり、煮詰まってきたらレモン汁を入れてさらに煮る
  6. 煮沸消毒した瓶に「5.」を入れる
  7. 瓶に軽く蓋をし、鍋に瓶と瓶の7分目までの水を入れ、沸騰させる
  8. しばらくそのまま沸騰させたら瓶の蓋を一回開けてすぐにきつく閉める
  9. 瓶を逆さまにして冷めるまで待つ
  10. 冷めたら蓋が少しへこんでいることを確認して苺ジャムの完成

気を付けたポイント

今回苺ジャム作りで使用した砂糖は最近梅シロップ作りで余ったざらめ糖と、グラニュー糖を使いました。砂糖の種類によってもジャムの味が変わると思います。ざらめ糖とグラニュー糖なので甘さは申し分ないジャムになりました。

苺ジャムの材料を煮詰めていくうちに灰汁がたくさん出てくるのですが、灰汁はできるだけ取り去るようにしました。また、苺から水分が出てくるまではこまめに木べらで混ぜて焦げないように注意していました。といっても凍った状態からスタートしている苺ジャム作りなので、比較的早く水分が出てきてジュクジュクになります。有る程度水分が出たらかき混ぜるのをやめて灰汁取りに専念です。

灰汁を取ってから煮詰める段階で木べらを使って苺をできるだけつぶしました。苺の食感が残っているジャムも好きなのですが、今回はパンに塗る時に塗りやすいジャムを作りたかったので苺をできるだけつぶすことにしました。苺の原形が残っているジャムの、あの食感も好きですが、粒がゴロゴロした苺ジャムはまた次の機会に作りたいと思います。今回は苺をつぶしてジャムにしました。

煮詰め方が不十分だともしかしたらゆるい感じの苺ジャムになっていたかもしれません。しっかり煮詰めることが大切だと思われます。灰汁を取る作業に集中していたら結構あっという間に煮詰まっていきました。

瓶の煮沸消毒や脱気については面倒だったので省略したかったのですが、しっかり作っておけば後が楽だと思い、煮沸消毒も脱気もやりました。ジャムのような保存食品には必須の作業です。もっとも、それでも保管は冷蔵庫にすることにしました。念のため。煮沸消毒や脱気をする時は耐熱のゴム手袋とかあると便利だなと思うのですが、あいにく持っていません。気を付けながらトングとかを使って煮沸消毒と脱気をしました。なお、ジャムが大好きなので、たぶんすぐに食べきってしまうと思います。だからそこまで神経質にならなくても良かったかもしれません。

使用した瓶は近所の雑貨屋で購入したものです。確か1瓶100円以下だったと思います。特段ジャム用とかではないのですが、瓶の蓋が密閉できるタイプとそうでないタイプがあるので、苺ジャムなどを作ることを想定してしっかり密閉できるタイプを選びました。でないと脱気できません。それに、密閉できないとひっくり返したらこぼれてしまいます。なお、瓶に関しては市販のジャムの瓶が家にあれば、それでも良いと思います。ジャムの容器に限らず密閉できればなんでも良いように思います。

感想

自作というだけでもとても楽しい苺ジャム作りなのですが、味もしっかりしていてとてもおいしい苺ジャムができました。元々あんまり甘味の多くない冷凍苺だったのか、食べると酸味を感じる仕上がりです。レモンの入れすぎ?ということもないと思うのですが。

砂糖をものすごくたくさん使うので、カロリーはかなり高いと思います。あまり食べ過ぎるのは良くなさそうです。砂糖の量を調整するのも面白いかもしれませんね。ただ、砂糖の量を減らすと傷むのが早そうであまりやりたくはありません。

苺ジャム作りは非常に簡単です。基本的には苺と砂糖を灰汁を取りながら煮詰め、レモン汁を加えて完成です。手作り苺ジャムめちゃ簡単。

まとめ

苺ジャム作りは作っている時から良い香りに囲まれ、完成した瓶詰の苺ジャムを見た時にはとてもうれしい気持ちになりました。

生の苺を使っても良いのですが、冷凍庫で眠っていた冷凍苺を利用して苺ジャムを作りました。たぶん一年以上冷凍庫で眠っていました。冷凍苺を利用するメリットは、時期に関わらずいつでも苺ジャムを作れることです。いつでも好きな時に冷凍苺を買って来れば苺ジャムを作ることができます。

今回の苺ジャム作りでは脱気までしています。しかし、脱気しているとはいえできるだけ早めに食べきろうと思います。