Win11標準搭載のサウンドレコーダーの使い方

仕事の関係でサウンドレコーダーを使うことがあり、その使い方についてまとめました。

パソコンで自分の声を録音する方法

Win11にはサウンドレコーダーというソフトが標準でインストールされていて、それを使うことで自分の声の録音が可能です。

サウンドレコーダーで自分の声を録音するにはマイクが必要

自分の声をパソコンに取り込むため、マイクは必ず必要になります。マイクをパソコンに接続し、パソコンに認識させる必要があります。

ウェブ会議などでヘッドセットを使っている方はそれでも可能です。

サウンドレコーダーで録音したファイルはドキュメント内に保存される

サウンドレコーダーで録音したファイルの場所は、ドキュメント内の「サウンド レコーディング」というフォルダ内です。

「PC」→「ドキュメント」→「サウンド レコーディング」

私は最初、「ミュージック」フォルダ内かなと思ったのですが、「ドキュメント」内の「サウンド レコーディング」フォルダでした。

保存フォルダは変更できない

保存先を任意の場所に変更したいと思ったのですが、サウンドレコーダーの設定項目に保存フォルダの指定は含まれておらず、保存フォルダの変更はできません。

毎回ドキュメントから開くのが面倒な場合、例えば「サウンド レコーディング」フォルダのショートカットをデスクトップなどに配置することで、多少早くなります。

サウンドレコーダーはアプリ一覧の下の方にある

Win11の場合、左下のスタートメニューを開き、右上の「すべてのアプリ」をクリック、そして出てくるリストの中から「さ」の項目のところにサウンドレコーダーはあります。

私は毎回ここを参照するのが面倒なので、タスクバーにピン留めしてしまっています。そうすることでワンクリックでサウンドレコーダーを立ち上げることができます。

最大録音時間は3時間

最大録音時間は3時間らしいのですが、そこまで長時間の録音をしたことがなく、実際には確認していません。

レコーディング形式や音質は設定で変えられる

サウンドレコーダーを開き、右上の「・・・」をクリックし、「設定」をクリックすると、レコーディング関係の「レコーディング形式」「音質」、外観に関する「アプリ テーマ」を設定可能です。

レコーディング形式はAAC、MP3、WMA、FLAC(ロスレス)、WAV(ロスレス)から選択可能です。

音質は自動、最適(最高品質、ファイル サイズが大きい)、高(推奨)、中(最小のファイルサイズから選べます。

例えばレコーディング形式をMP3、音質を最適(最高品質、ファイル サイズが大きい)にして録音した場合、ファイルサイズは5分18秒で7,477KB(約7.5MB)でした。動画ファイルなどに慣れてしまっているので、5分で7MBはかなり小さく感じます。

外観のアプリ テーマはライト、ダーク、システム設定の使用から選択できます。私はシステムがダーク設定になっていて、ここの設定もシステム設定の使用を選択しています。

マイクの入力音量を調整するにはWindowsの音量調整が必要

サウンドレコーダーには入力と出力の音量調節機能はありません。そのため、マイクの入力音量や、スピーカーからの出力音量を調整したい場合、Windows自体のサウンド設定を調整する必要があります。

Win11の場合、いずれもスタートメニューから設定を開き、「システム」→「サウンド」から設定できます。同時にここでは入力デバイス、出力デバイスの設定も可能です。

サウンドレコーダーの操作方法

録音開始は画面一番下にある赤い丸を押せば即録音開始します。録音中は一時停止か録音終了が選べます。

録音が終わると左に過去に録音したファイルの一覧が表示されます。聞きたいファイルを選択し、画面したの再生ボタンを押すと再生されます。

マーカー指定で聞きたい場所にジャンプ可能

ソフトの画面右下に「範囲指定」というボタンがあり、これはマーカーを意味します。録音中、もしくは録音後に波形を見ながらマーカーを打つことができ、そのマーカーが打たれている場所にジャンプして再生することができます。

マーカーは秒で表示され、名前を付けたりはできません。サウンド レコーダーで再生するための機能です。

再生速度を変えられる

録音した音声を再生する際、再生速度を0.25倍、0.5倍、1倍(ノーマル)、1.5倍、2倍、4倍から選択できます。

外部ソフトとの連携はできるものとできないものがある

音声変換ソフトなどとスムーズに接続できる場合もあれば、まったく接続できない場合があります。

入力ソースは画面左下から選択できるのですが、そこに表示されていなければ選択できません。Voicemodは問題なく認識して、変換された音声で録音できました。

最後に

かなりシンプルな作りになっているので、単純明快で誰でも簡単に録音できるのではないかと思います。