うまいけど・・・フライパンでサンマ焼くとこうなるの?!一筋縄にはいかぬ焼き魚

秋になったら七輪でサンマを焼いて、なんて経験したことはありませんが、サンマが好きな方なら七輪を使わなくたってサンマを食べたいと思うもの。

滅多にサンマが売られているのを見ない昨今なのですが、偶然?サンマを見かけたので買って帰ってフライパンで焼いてみました。

フライパンでサンマを焼いてみた!

秋の味覚の代表格、サンマ。そんなサンマがスーパーで売られていたので買って帰りました。

サンマと言えば秋の味覚と言われたりしますが、今はまだ夏前。むしろ梅雨が終わったか終わらないかの時期ですが、大体このぐらいの時期からサンマは出回ります。

久しぶりにサンマが食べたい、そんな風に思い、勢いで買って帰ったのは良いものの、焼く方法までは考えていませんでした。

結論を先に書くと、今回使用したのはフライパン。大好きなステンレス製のフライパンです。しかし、焼けたには焼けたのですが、100点とはいきませんでした。

サンマを焼く方法

サンマを焼くには、七輪、魚焼きグリル、オーブンを使用する方法があります。七輪や魚焼きグリルは持っていないですし、オーブンは魚のニオイが付きそうでちょっと使いたくありませんでした。

そこで、今回はフライパンでサンマを焼いてみました!フライパンでもサンマは焼けます。

フライパンを使えばサンマが焼ける!

フライパンで焼いたサンマ
フライパンで焼いたサンマ

我が家にあるのはフライパンとオーブンのみ。ということで、ステンレスフライパンでサンマを焼いてみました

過去にも他の魚を焼いたことがありますし、サンマも焼けるだろうという甘い考えのまま実行に移しました。

ただ、思ったようにはいかないもので、ことの顛末を書き記していきます。

下処理なしで焼きサンマ

今回のサンマは、とりあえずざっと水洗いし、フライパンにはクッキングシートを敷き、濡れたままのサンマをクッキングシートの上に並べ、蓋をして火を付けました。火の強さは中火にしました。

なお、火の通りが悪くなるのでサンマに付いた水はキッチンペーパーなどで拭き取った方がよいそうです。

鱗を取ったり、内臓を取り除いたりはしませんでしたが、触った感じ鱗が気になるようでもなかったですし、サンマって内臓が入ったまま焼かれているイメージがあったのでそのまま焼きました

サンマが爆発した?いや、崩壊か?!

フライパンで焼いたサンマ
フライパンで焼いたサンマ

焼けることは間違いありません。特に問題も起きないだろうと思っていました。起こるとすれば、クッキングシートにサンマが張り付くぐらいのものでしょう。なんて思っていましたが、思いもよらない事態となりました。

それは、裏面を焼いて、ひっくり返してからしばらくした時に、ふと腹の辺りを見ると、腹の辺りがパックリと開いて、内臓が飛び出し、苦味の有る内臓から出る汁(嫌いじゃないけど・・・)がサンマ全体にしみわたっていたのです。

ん?爆発した?とも思ったのですが、一切爆発音はしませんでしたし、そばにいたのにそんな様子も一切ありませんでした。

内臓が飛び出した原因

密閉されているものが温められて膨張すると、破裂することがあります。サンマの内臓も同じで、内臓が破裂することがあります。しかし、今回私が焼いたサンマは一切破裂音などはありませんでした。

このような破裂を防ぐために、塩を振ってからサンマをしばらく放置して余分な水分を抜く方法があるそうです。確かに水分が抜ければ破裂する確率も低くなりそうです。また、破裂しないようにあらかじめ切れ目を入れる方法もあるそうです。

今回のサンマは、内臓に傷がついて、そのあと加熱されて汁が出てきたのではないかと思っています。というのも、ひっくり返すときにクッキングシートにこびりついてしまっていたので、多少力を入れて剥がしました。その際に皮が破れ、内蔵付近が傷つき、内臓の汁が飛び出したのかもしれません。

あとから写真を見返してもやはり皮がボロボロですし、合格とは言いがたい出来栄えでした。火加減も適切ではなかったのかもしれません。

サンマはうまいが・・・

サンマはうまいです!焼いている最中にものすごくたくさん脂も出てきていました。やっぱり魚は脂がうまいです。

でも、内臓の汁が飛び出していたので全体的に苦味の強いサンマとなりました。苦味が苦手な方は、もしかしたらこのようなサンマは好きになれないかもしれません。

それもこれも、内臓の辺りが破裂していたからです。

内臓が破裂しないようにする工夫

内臓が飛び出さないようにするには、クッキングシートにくっつかない工夫が必要です。クッキングシートを使わず、フライパンに油を引いて直接焼く方法もあるそうです。それが一番現実的な気がします。

他には火加減を調整してクッキングシートにこびりつかないように見張り、繰り返しひっくり返すなども良いかもしれません。

究極は魚焼きグリルを買うことですね。それか、オーブンを有効活用するのも良いかもしれません。今回オーブンを使わなかったのは魚のニオイが染みつくのが嫌だったからです。

最後に

コンロで使える魚焼き用の網や、コンロと一体化していない独立した魚焼きグリルも販売されています。そういうのを買えば、もっとおいしい焼き魚を楽しめるのではないかと思います。

でも、すでにあるフライパンで焼き魚ができるなら、それが一番いいなぁとも思います。

魚調理も経験が必要です。またサンマが売られていたら買ってきて、もっと上手に焼けるように工夫してみようと思っています。