年に1回のために高価なレンズを買うならレンタルの方が良い

日本でも最近はカメラのレンタルが隆盛だと聞いたのですが、ここ台湾にもカメラのレンタルサービスはあって、それを利用することのメリットなどについて考えてみました。

カメラをレンタルするメリットとは

今までカメラをレンタルしようなんてかんがえたこともなかったのですが、日本にも台湾にもカメラのレンタルサービスはあります。カメラだけではなく、レンズのレンタルもあります。

メリットは、例えば高価なレンズなどを買うのが難しい場合、レンタルなら割安で一定期間使用できるということでしょう。

例えば超望遠のレンズなど、買えばかなり高額ですが、レンタルならそこそこで借りられたりするかもしれません。

以前、プロのカメラマンさんがYouTubeでそういうレンズはレンタルを利用するのもありと発言されていました。

また、頻繁に使うわけでもない機材は購入よりもレンタルを利用した方が経済的な場合も多いと思います。年に一回あるかないかの結婚式のために結婚式場に最適な機材を所有しても宝の持ち腐れになるかもしれませんし、経済的とは言えそうもありません。

頻繁に使うなら買えばいいし、そうでないならレンタルもありよ、ということなんだと思います。

さらに、購入するか迷っている機材がレンタルラインナップにあれば、購入前に試してみることができます。

昨今量販店がレンタルサービスを始めたのは、レンタルで客寄せして、購入意欲を高め、そして購入につなげるというのが目的のようです。にしてもレンタルできるメリットは大きく、というのも、買ってから後悔しても遅いですから。例えば暗所で使うことを想定して機材の選定をしても、お店の中で試しどりする際、同じような環境を用意することは難しく、お店では問題ないと思っても、実際の場面で使ってみたらうまく使えなかったなんて事になったら悲しいですよね。

カメラをレンタルするデメリットとは

私はいまだにレンタルを利用したことはないのですが、デメリットについても考えてみます。

まず、レンタルは他人の所有物を他所で使うことになるので、愛着などは湧かないということです。

機材に愛着を求める方にはレンタルは全く響かない、魅力のないものではないかと思います。

また、手元に届くのはレンタル機材であり、普通は今までに誰かが別の場所で利用したことのある、中古の機材が届くことになります。それが突然壊れたりしたらその責任の所在がどこになるか、誰が責任を取るのかで揉める可能性も無きにしもあらずなのではないかと思います。

例えば防塵防滴仕様も、ユーザーが考える範囲の防塵防滴と、機材が許容できる範囲が異なり、それが原因でユーザーが壊してしまった場合、お店と揉めそうですよね。過失はなくとも、巡り合わせでたまたま自分の番のときに壊れてしまうということもあるでしょうし。

結局は他人の機材をフィールドで使うことになりますから。

カメラ以外のレンタル色々

レンタルといえばカメラやレンズ以外でも例えばレンタカーなどはよく利用されているかと思います。飛行機で旅行に行って、現地でレンタカーを借りるというのは行動範囲が広がって非常に便利です。

台湾関連で言えば、沖縄に旅行に行った台湾の方が現地でレンタカーを借りて、事故に遭うというケースが多いという話を聞いたことがあります。レンタルは色々とトラブルもつきものです。

賃貸のアパートなどもレンタルですね。企業等だとコピー機もレンタルだったりしますよね。大学の卒業式で着る袴なんかもレンタルが多いですよね。

所有することと借りること

所有するということはカメラやレンズに限らず、いつでも好きなときに使えるということです。その代わり、メンテナンスは自分でしなければなりませんし、更新の早い機械などは、所有しているモデルが古くなっていくこともあるでしょう。

逆に借りる場合、特に短期のレンタルでは機材に愛着が湧くことはないでしょうし、他人の物を使っているという感覚はなかなか拭い去ることができるものではないように思います。

所有するのと借りるのはケースバイケースで使い分ければ良いように思います。

最後に

カメラのレンタル、使ってみたいなと思ったのですが、精密機械系のレンタルはネット通販ではなかなか難しく、直接お店まで取りに来いとのことでした。

日本なら東京、大阪、福岡や名古屋といった大きな都市にそういうカメラやレンズのレンタル屋さんはあると思いますが、小さな都市にはもしかしたらない場所もあるかもしれません。

カメラのキタムラはあいにくレンタルサービスを終了してしまっているようで、利用することはできないようです。逆にビックカメラは2021年末ごろから対応店舗限定でレンタルサービスを開始しているそうです。キタムラが撤退するのには理由があったのでしょうし、ビックカメラが参入するのは勝算があってのことでしょう。

いずれにしても契約方法、契約内容をよく確認したほうがいいと思います。私が台湾で見たいくつかのお店は宅配不可でした。いや、取りに行けばいいだけではありますが。