同居人がなぜかクワガタを連れ帰ってきたのですが、そのクワガタは私が見たことのないクワガタで、調べてみるとギラファノコギリクワガタらしいことがわかりました。
目次
ギラファノコギリクワガタの飼育を始めました
本当突然にクワガタが我が家にやってきました。クワガタなどの虫は嫌いではありませんん。むしろ好きな方です。でも、なんだか我が家に来たクワガタは見たことがないものでした。
聞けば、「キリンのクワガタだよ」とのこと。キリン?何の事だろうと調べてみたら、ギラファノコギリクワガタのことを指していたようです。
ギラファというのがアルファベットだとGiraffaとなり、Giraffaはアラビア語由来の言葉でキリンの事なんだそうです。イタリア語もGiraffa、シチリア語やラテン語もGiraffaと言うようです。英語でキリンはGiraffeと書き、若干違いがありますが、非常に似ていますね。
キバナガノコギリクワガタと呼ばれることもあるようです。
ギラファノコギリクワガタはどこが原産?生息地は?
インドやタイなど、南アジアから東南アジアにかけて分布しています。日本も生息域ではありませんし、私の住む台湾も生息地ではありません。
そのため、今回同居人が持ち帰ったギラファノコギリクワガタは購入したものか、誰かが輸入などしたものだと思われます。
ギラファノコギリクワガタの亜種
ギラファノコギリクワガタは基本種(原名亜種)以外にいくつか亜種がいます。ダイスケ、ケイスケなど、サイズや光沢の違い、上あごの曲がり方や太さなどで9つの亜種が存在します。
それから、ロンボク島やフローレス島のは大きいとか言われるようですが、ロンボク島もフローレス島もケイスケと呼ばれる亜種のようです。
というか、基本種以外はすべて学名に水沼哲郎氏の名前が入っているので、水沼哲郎氏が発見したとか、命名したとかなのだと思われます。
ギラファノコギリクワガタの大きさ
我が家に来たギラファノコギリクワガタはオスです。立派なアゴがあります。オスの個体の大きさは10cmを超えることもあるようですが、我が家のは10cmはなさそうです。
ギラファノコギリクワガタは幼虫も大きい?
実物の幼虫は見たことがありませんが、ネットで写真を見る限り、かなり大きいようです。
いつもハナムグリの幼虫に見慣れている私からすると、巨大といって差し支えないレベルの大きさです。
ギラファノコギリクワガタは人気なの?
ギラファノコギリクワガタは人気のあるクワガタです。いろんな人気ランキングを見ましたが、国産オオクワガタやニジイロクワガタには及ばないことが多いものの、おおむね10位以内には入っていることが多いです。
大きいクワガタなので、観賞しがいもあるし、かっこいいです。人気なのもうなずけます。
ギラファノコギリクワガタは神経質?
そんなに経験がないので飼育が難しいかはわかりませんが、結構神経質らしいので、あまり虫かごをたたいたり、頻繁にのぞき込んだりするのは避けようと思います。
ギラファノコギリクワガタの寿命は?
同居人いわく、残り寿命は2~3ヶ月程度だと言われたそうです。幼虫から成虫になるまで1年以上かかったようで、我が家に来た時にはすでに成虫になっていたので、成虫になってから半年程度でしょうか。調べると成虫になってから半年から1年ぐらいという意見が多かったです。
寿命が来たら標本にするから持ってくるようにも言われたようです。
ギラファノコギリクワガタの値段は?販売してるの?
私の住む台湾ではギラファノコギリクワガタをネットで購入できるようです。
ギラファノコギリクワガタの値段は雌雄で異なり、オスの場合は個体の大きさによりますが、150元(約750円)~4200元(約20000円)ぐらいが相場のようです。大きければ大きいほど高くなります。
ギラファノコギリクワガタのメスの値段は大きさ問わず200元(約950円)とのことでした。
日本ではペアの販売が多く、値段もそんなに変わらないようです。
ギラファノコギリクワガタの食べ物は?
昔、カブトムシやクワガタにはスイカやメロンを与えると良いと聞いたことがありました。しかし、スイカやメロンを与えるとものすごいニオイになるんですよね。
聞けば、いわゆるカブトムシなど用のゼリーの餌が売られているのでそれを与えれば良いとのことでした。そこでさっそくゼリーの餌を入手して与えているのですが、一向に食べている気配はありません。
夜行性で夜しか食べないとかでしょうか。それとも、たまたま食べているタイミングに見ていないだけでしょうか。本当に食べていなかったら健康状態が心配です。今後も注意深く観察していきます。
虫かごの中には土を入れる?
クワガタと言えば腐葉土で育てるというイメージもありますが、水草で育てることもあるようで、同居人が持ち帰った虫かごにも水草が敷き詰められていました。
ギラファノコギリクワガタはその水草に潜っていることが多いです。ずっと水草の下にいると生きているか心配になりますが、今のところ問題ないようです。
透明の虫かごなので実は外から丸見えなんですけどね。
最後に
せっかくなのでこれからも観察を続けていこうと思っています。