世界的にゴミ削減の動きがあるようで、イギリスが使い捨てプラスチックを全面禁止にしたそうです。
世界的なプラスチック規制
日本でもスーパーなどでビニール袋が有料になったりするなど、環境に配慮するためにマイバッグの持参を呼びかけたりしています。また、国によってはそもそも買い物用のビニール袋が有料という国もあります。
私も最近はマイバッグというか、マイリュックサックを毎日背負って出かけており、買い物をしたらビニール袋を買うのではなく、自分のリュックサックに入れるようにしています。難点は肉や魚などを購入した時で、それらは汁がリュックに付着すると大変なので慎重に持ち帰ります。
使い捨てプラスチックでやり玉に挙げられているのはプラスチック製のストローです。ファーストフード店で飲み物を注文するとストローが付いてきますよね。でもそれもイギリスでは禁止されるようで、この動きは実はイギリスだけではなくて他の国でも見られます。
台湾でプラスチックストロー禁止へ
道を歩けば100mに1軒ぐらいは飲み物スタンドが見つかる台湾。台湾でもプラスチック製ストローは禁止の方向に進んでいます。今私は台湾に滞在していますが、確かに毎日のように皆飲み物スタンドでお茶やジュースを購入しており、消費されるストローもとても多いです。実際私も日々多くのストローを消費しています。
その流れからか、最近金属製のストローと、そのストローを洗うための細いブラシがセットで販売されているのを見る機会が増えました。
ただ、この台湾の規制については店内で飲食する客に対しての規制のようで、どこまで影響が出るのかが不透明です。飲み物スタンドでストローが提供されなくなるとかなり大きな影響が出ることが予想されます。
様々なプラスチックごみ
この記事を書いている今、パソコンの隣には炭酸水が入ったペットボトルが置いてあります。これもプラスチックごみです。
時折カバンを持たずに出かけた際の買い物はビニール袋を購入しています。これもプラスチックごみになります。
大好きなファーストフード店で飲み物を注文すると必ずストローが付いてきます。これもプラスチックごみです。
食品用ラップなんかもプラスチックごみになりそうです。
それ以外にも、食品のみならず包装にプラスチックが使われているケースは山のようにあります。
今、自分にできること
今からできることはたくさんあるかもしれません。例えば、ペットボトルに入った飲料をできるだけ購入しないようにするとか、マイバッグを欠かさず持ち歩くとか、ストローはこの際金属製のストローを一足先に購入しても良いように思います。また、マイカップを手に入れれば、コーヒーショップで自分のマイカップにコーヒーを入れてくれるサービスを提供しているコーヒーショップもあります。
自宅でゴミ出しをする時、毎日毎日大量のゴミが出てきます。そのゴミを少しでも減らすことができたら、環境に貢献できるかもしれません。
台湾においてはスーパーで買い物をするのではなく、市場で買い物をするケースも多々あります。スーパーではきれいに個包装されている食品が目立ちますが、市場では基本的に食材がそのままです。さすがにそのまま食材を渡されることはなく、ビニール袋に入れられますが、そのビニール袋の代わりにマイバッグを持参し、お肉屋魚はタッパーなどを持参すればゴミも減るかもしれません。
実は、台湾に滞在するようになってから水筒を携行するようになりました。今までは仕事に行くにしても、出かけるにしても、コンビニでお茶でも買えば良いや、ぐらいの感覚でしたが、自宅から水を持ち歩けば出費も減るし、ゴミにもなりません。そしてこれは私だけではなく、台湾の人々はそういう習慣があるようで、多くの人が水筒を持ち歩いています。水筒と言えば遠足ぐらいなものという感覚だった私からすると少々驚きの光景でしたが、今ではそれも当たり前だと感じます。
お店の対応も重要
さて、少々角度を変えた話ですが、消費者個人ができるだけ使い捨てプラスチックを使わないようにと努力をしても、そういったプラスチックを利用して製品を包装し、販売していうる業者が協力をしないことには結局のところ使い捨てプラスチックは減らないのかもしれません。
マイカップ対応のコーヒーショップのように、今よりも”容器を使用しないスタイル”が求められているように感じます。消費者も生産者もそういう意味では利便性を妥協し、協力する必要があると思います。
まとめ
綺麗な海が、ゴミで台無し、という光景を少なからず目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
プラスチック製品は便利です。ただ、人工的に作られたもので、自然に土にかえる物ではありません。
スーパーなどで買い物をする際、私達は商品とその包装をまとめて購入しています。そういった視点で買い物をすると、自分たちが如何に多くのゴミを消費しているかがわかります。
消費者も生産者もお互いが協力することができて初めてゴミ削減は実現できるのではないでしょうか。