【危険】エアフライヤーでピザパンづくり バジルを一番上にトッピングするとバジル飛ぶぞ

私の大好きな食べ物の一つにピザがあるのですが、今回はそのピザをパンで作ってみました。そう、ピザパンを作ったんです。

ただ、我が家にはオーブンもトースターもないのでエアフライヤーを使ったところが今回のポイント。トラブルもありました。

ピザパンでマルゲリータ

2024年梅雨、何を思ったのか私は食パンでマルゲリータを作ろうと思ってしまいました。

過去に小麦粉からマルゲリータピッツァを作ったことはありましたが、食パンで作られるピザパンでマルゲリータを作るのは初めてのことでした。

ピザ生地で出来たのだから、パンならもっと簡単では?と考えたのですが、そこには思わぬ罠が待っておりました。

ピザパンとピザ生地によるピザの違い

ピザパンとは読んで字のごとしで食パンを利用してピザを作るというもので、ピザ生地を使って作るピザとは食感も味も、料理の工程も異なります。

ピザ生地を使う場合と食パンを使って作るピザパンとの違いは、①器具の違い、②味、および食感の違い、③焼成時間の違いです。生地を除けば材料は同じです。

①器具の違い ピザパンはオーブンかトースターで焼く

ピザパンは生地部分を焼く必要がないため、具材さえ焼ければ良いです。となると、ピザ生地を焼くときのような高火力のオーブンも必要ありませんし、裏技的にフライパンで焼くということも必要なくなります。

家庭にオーブンやオーブントースターがあればそれを使うのが良いでしょう。問題は、我が家にはそのどちらも無いということ。

今回はあろうことかエアフライヤーを使ってピザパンを作ることにしました。フライパンかエアフライヤーかの二択ならエアフライヤーになり、ますよね?

なお、ピザ生地で作るマルゲリータピッツァはバーナーで生地の耳やチーズなどを炙りましたが、今回はそのようなことはせず、完全にエアフライヤーに任せました。

②味、および食感の違い 食パンはやっぱり食パン

実際に作ったピザパンは、確かに具材はマルゲリータでしたが、生地が食パンなので、味も食感もやはり食パンでした。

美味しいかと問われればおいしいのですが、ピザ生地で作ったマルゲリータと比べると、当然ではありますがピザ生地の方が美味しいし、食感も良いです。

ただ、ピザ生地は作るのに発酵時間なども必要で、かなりの時間を要します。そう考えると、ピザパンの手軽さは忙しい主夫にとって非常にありがたいもので、急いでいるときに作るならピザパンとさえ思ってしまいます。

③焼成時間の違い エアフライヤーなら焼成時間は200℃で2分(余熱有)

色々やった結果、我が家のエアフライヤーなら設定温度200℃で予熱し、焼き時間2分で十分でした。

ピザパン作った時にバジルが飛んでしまった後の様子
ピザパン作った時にバジルが飛んでしまった後の様子

最初、180℃で5分(余熱無し)焼いたのですが、バジルがカピカピになり、さらにパンから落ちていました。どうやらカピカピになって飛んで行ったようです。これ超危険です。

原因は中途半端な温度で5分も焼き続けたことと、バジルを一番上にトッピングしたことです。これは絶対にやってはいけません

エアフライヤー内を可燃物が飛び回るのは超危険

エアフライヤー内を紙などの可燃物が自由に飛び回れる状態で加熱すると、火災につながる危険があります

エアフライヤーは構造上内部にファンとヒーター(超高温)があり、中を自由に飛び回る可燃物があるとファンから送られた風でその可燃物が舞い上がり、もしもそれがヒーターに接触してしまうと燃え上がる可能性があります。だから絶対に可燃物が風で飛ぶような状態でエアフライヤーを使用してはいけません

今回、トマトソース、チーズ、そしてバジルの順で具材を乗せましたが、それがいけなかったようです。

バジルはチーズの下に入れるのが吉

チーズの下にバジルを入れて焼いたらバジルが飛ばなかった
チーズの下にバジルを入れて焼いたらバジルが飛ばなかった

エアフライヤーではどうしてもバジルが飛んでしまいます。そこで考えたのは、チーズの下にバジルを入れるということでした。

トマトソース、バジル、チーズの順で具材を乗せて焼いてみたところ、バジルが飛ばずに焼き上げることに成功しました

また、180℃で5分(予熱無し)ではなく、200℃で2分(余熱有)にしたのでさらに飛び回るリスクは減ったはずです。事実、バジルは飛び回らなくなりましたし、完全にカピカピになることもなくなりました。

エアフライヤーは特性を理解することが大事

エアフライヤーは製品の特性上風が起こります。また、ヒーターが上部に設置されていて、それが材料にかなり近いので上部ばかり焦げていくということも発生します。

また、メーカーによって特性もいろいろあるようで、A社のでは焦げなかったのにB社のでは全く同じ条件でも焦げてしまったということが発生するそうです。

他の器具もそうですが、エアフライヤーも含め、調理器具はそれぞれの特性を理解することが安全のためにも大切ですね。よく理解しないまま使用すると火災や事故が起こる可能性があります。必ず使用方法を確認し、安全に留意しながら使用しましょう。

最後に

今回はエアフライヤーでピザパンを作ってみましたが、バジルがエアフライヤー内で落ちるということが発生しました。これは、場合によっては火災が発生してもおかしくありません。そのため、エアフライヤーを使用する場合は確実に何も飛ばない状態にして焼く必要があります。それが難しい場合は素直にオーブンやオーブントースターを使用する方が良いと思います。