ああ、懐かしのペッパーランチのペッパーライスを食べたい!と思って牛肉買ってきて自宅で作ってみたところ美味すぎて病みつきになりそうだったので作り方をここにまとめておきます。
目次
牛肉とライスが食べたい時の激うまメニュー
牛肉を使ったメニューは色々ありますが、例えばステーキやハンバーグも好きですが、ペッパーランチのペッパーライスのようなメニューも好きです。
今回は甘さのあるソースでライスと一緒にガッツリ頬張れるペッパーランチ風の牛肉チャーハンを作りました。
台湾にも出店しているペッパーランチ
日本のペッパーランチは私の住む台湾にも出店しています。Googleマップのクチコミ評価が低い店舗もありますが、例えば若者に人気の西門町にある店舗は評価が4.6とかなりの高評価。新竹の店舗も4.5でした。
このことから、店舗にもよるのかもしれませんが、少なくとも一部の店舗はしっかりと台湾でも受け入れられているようです。
爆発的に人気だとは言えないかもしれませんが、牛肉を食べない方も多い台湾でこれだけの評価を得られるのはすごいことだと思います。
ペッパーライスとは
ペッパーライスとはペッパーランチのメニューで、薄切り牛肉と白米、コーン、ネギ、黒コショウ、ニンニクなどで作られる、いわば牛肉チャーハンで、牛肉好きならきっと好きなメニューです。
台湾の牛肉事情
私の住む台湾でも牛肉を購入することはできます。売られている牛肉の多くはアメリカかオーストラリアからの輸入品です。
近隣のスーパーで和牛を見ることはほぼありません。ましてや日本産の和牛が売られていることなどこれまで一度も見たことがないかもしれません。そういうのはデパートなどに行かないと難しい気がします。
台湾では過去に農業で牛を使って田畑を耕していた経緯から牛が非常に身近な存在であったために牛肉を食すことに抵抗のある方がいます。また、宗教的理由で牛肉を食べない方もいますし、ベジタリアンで牛肉も含めて肉食を避ける方もいます。それから単に肉が嫌いだという方もいます。
先日、台湾和牛なるものの話もありましたが、台湾産の牛肉というのは売られているのを見たことがないように思います。
アメリカ産牛肉で作る牛肉チャーハン
今回はアメリカ産の牛肉を手に入れて、ペッパーランチのペッパーライスのような牛肉チャーハンを作りました。
材料(3人前)
- ステーキ用牛肉 200g
- 牛肉薄切り 200g
- お米 2合分
- コーン粒 好きなだけ
- 白コショウ 適量
- 無塩バター 30g
- 塩 1g
- ネギ 適量
タレは以下の材料で作りました。
- 醤油 30ml
- 酒 20ml
- みりん 20ml
- 砂糖 10g
- 白ごま 小さじ1
牛肉の部位や切り方は好みに応じて選べばよいと思います。今回は偶然ステーキ用牛肉と薄切りの牛肉がそれぞれ1パックずつのみ特売になっていたので、それぞれを1パックずつ買ってきました。
問題になったのはタレ。タレは焼き肉のタレで好きなものがあればそれでも良いし、もしかしたら麺つゆでもいけるのではないかと考えたのですが、特段好きな焼き肉のタレは無いし、麺つゆはカツオなどの出汁が含まれているため味が複雑化するのではないかと考えて避けました。
醤油ベースで甘味を感じられるタレということで、基本的には甘めの麺つゆから出汁を取ったものをイメージして作りました。醤油は欠かせないとして、酒は牛肉の臭み取り、みりんは照り出し、砂糖は甘味、白ごまは風味付けです。ごま油を入れても良かったかもしれません。
無塩バターではなく有塩バターを使う場合は材料の「塩1g」は入れなくて良いと思います。
なお、白コショウではなく黒コショウの方がピリリと辛さも感じて美味しいと思うのですが、残念ながらちょうど我が家に黒コショウがなく、白コショウで代用しました。自炊はこういう代用が大切ですね。
ニンニクは好みで
チャーハンにはニンニクが入っていることが多いですが、今回の牛肉チャーハンはコーンとタレの甘味でいただくタイプの牛肉チャーハンなので、ニンニクは入れませんでした。
でも、牛肉をがっつり感じるタイプにするならニンニクを入れても美味しいと思います。実際ペッパーライスの再現レシピではほぼすべてニンニクが入っていました。
ニンニクを入れずに作った今回の牛肉チャーハンも個人的には好みの味でした。
調理工程
- 牛肉を全て一口大に切る
- タレの材料はすべて混ぜておく
- 熱したフライパンに油(あぶら)を引いて牛肉を炒める
- ある程度火が通ったら肉をフライパンの橋に寄せて中央に空間を作り、そこに炊いたご飯、コーン粒、バター、塩を入れ、さらにタレを牛肉に回しかけて全部を混ぜながら炒める
- お皿に盛り付け、白コショウと刻みネギを振りかけたら完成
難しいことは無い!フライパン使用で簡単
ペッパーランチと言えば熱々の鉄板でまだまだ肉が生か半生の状態で机に運ばれ、鉄板の熱で肉に火を通してからいただくという食べ方。
しかし、自宅にそれに適した鉄板などあるはずもなく、今回はフライパンを使って普通に台所で調理しました。
フライパンを使うことにはメリットもあって、それは肉にしっかりと火を通すことができるところ。台所で肉の様子に合わせて火加減を調整することで、生や半生に抵抗がある人でもしっかり火を通せば安心して食べることができます。しかも簡単です。
ヤバいうまさ!
今回手作りした牛肉チャーハンは驚くほどに美味しいものでした。思ったのは、すき焼きもそうですが、肉と砂糖って相性がかなり良いのではないかと言うこと。照り焼きなんかもそうですよね。
今回は醤油ベースの甘いタレを使ったことも成功の要因だったと思います。
しいて言うなら牛肉に塩コショウなどで下味をつけてから調理した方が美味しかったかなとも思いますが、これはこれで悪くありませんでした。
最後に
無性に牛肉が食べたくなったらまた作りたいなと思える味でした。調理工程自体は非常に簡単ですし、お勧めのレシピです。自炊なので黒コショウではなく白コショウを使うなど、材料が完璧に同じでなくてもそれなりの味になると思います。