eMMC搭載パソコンの寿命がHDD搭載パソコンよりも長い件

今まで、ノートパソコンを購入しても大体2年で寿命となり、ブルースクリーンが出てきて壊れていたのですが、今回のノートパソコンはそんなこともなく、今のところ順調に動いていまして、その理由はHDDではなくeMMCを記憶装置としているからなのではないかと思っています。

HDDよりもeMMC搭載機器

もはや1人1台が当たり前となっているパソコン。私ももう20年ぐらい前から自分のパソコンを持っています。BTO(お店にお願いして自作してもらう)パソコンを使っていた時は比較的長持ちしたのですが、ノートパソコンとなると大体2年ぐらいが寿命だと感じています。

結構壊れるHDD

何が寿命なのかと言うと、大体HDDがダメになってしまうのです。理由はよくわかっていません。動作が遅くなり、ブルースクリーンが出るようになります。以前使っていたノートパソコンに内蔵されたHDDを診断ソフトで診断したところ、「要交換」状態だったのを覚えています。

でもノートパソコンのHDD交換なんてちょっと敷居が高くてできません。結局のところ新しいパソコンを購入する時期と割り切って新しいノートパソコンを購入してきました。

とにかく安かったASUS EeeBook X205TA

もう3年前でしょうか。以前使っていたノートパソコンが壊れてしまったため新しいノートパソコンを買おうと電気屋さんを訪れていました。

いろんなパソコンが並んでいましたけれど、あいにく予算があまりなかったので非常に低価格だったASUS EeeBook X205TAという機種にしました。正直スペックがかなり低いパソコンなのですが、パソコンが無いと仕事関係で困る事から仕方なく購入しました。

安いなりのASUS EeeBook X205TA

このパソコン、安いだけあって、動作も遅いです。重たいソフトは使用できません。

それなのに私は無理をしてイラストソフトの「GIMP2」、比較的動作が軽いと言われる動画編集ソフト「AviUtl」、カメラのNIKONで撮影したRAWファイル現像用の「Capture NX-D」を使っております。

実際、ウェブサーフィン&メールぐらいのパワーしかないパソコンぐらいに思っているのですが、無理をして色々やっている感じです。

時折メモリ不足などで完全に使えないケースもあるのですが、今となってはできることだけをやるようになり、動作の遅さも慣れました。

今もしも最新のパソコンを触ってしまうともうこのX205TAに戻れなくなりそう(たぶん動作の速いパソコンを触ってから動作の遅いX205TAを触ると耐えられない)なので、他のパソコンは極力触らないことにしています。

もう3年経ったASUS EeeBook X205TA

それで、このパソコンを購入してからすでに3年経過したのですが、とりあえず問題なく使えています。動作が遅いのは初めからですし、ブルースクリーンが出ることもありません。

今まで大体2年で新しいパソコンに買い替えていたので3年経過はすごいのです。

まさかあんなに安かったパソコンがこんなに長持ちするとは思いもしませんでした。いやむしろお金を貯めてもっと良いパソコンを買ってやるぐらいに思っていたのに愛着湧きまくりです。

今までとX205TAが違うところ

今まで使っていたパソコンとX205TAが決定的に違うのは、今までのパソコンにはHDDが搭載されていて、X205TAにはHDDではなくeMMCが搭載されているということです。

eMMCはHDDとは違いますし、SSDとも違うのですが、どちらかというとSSD寄りの記憶装置で、マザーボードにオンボードしているSSD的な記憶装置なんだとか。だから交換とかは一般的にはできないわけですね。

eMMCはHDDのような針やモーターが無いようで、そういう意味ではHDDよりも故障に強いと言えるのかもしれません。

今後はeMMCかSSD搭載のノートパソコンにすべし

HDDの良いところは、SSDよりも安く、容量が大きいことです。逆にSSDの良いところは起動が早い事です。また、SSDはeMMCと同じように故障に強いのかもしれません(これは勝手な妄想です)。

今回、初めてeMMC搭載のノートパソコンを購入して、いつもより長い期間故障せずに利用できていることを考えると、今後もeMMCやSSDを搭載したノートパソコンを購入した方が長持ちするのではないかと思うのです。

ちなみにHDDやSDDの状態を確認するS.M.A.R.Tですが、eMMCはあいにく検知できないようで、データを確認することはできませんでした。

eMMCは壊れやすいのか

私のeMMC搭載ネットブックは壊れやすいとは思いません。そもそも1ブロックあたりの書き込み上限が決まっているNAND型フラッシュメモリーであるeMMCですが、その書き込み上限に達するより前に、NANDコントローラの故障など、別の理由で壊れることはあるそうです。

最後に

最近はタブレットやスマートフォンの性能がパソコンに追い付いていて、もはやパソコンがいらない時代がすぐそこまで来ているかのような錯覚を覚えますが、私の場合は結局ノートパソコンが一番都合が良いので、今後もしばらくはノートパソコンを使いつつ、スマートデバイスに完全移行する機会を模索する感じになると思います。

なお、今一番気になっているのはChromebook Tabletです。まだ詳しくスペックなどを見ていないので可否は不明ですが、フルブラウザが使えて、Android APPが使える端末があれば、実は私の用途はすべてクリアできそうなのです。

Chromebook Tabletは現在Acerから発表された1機種のみのようなので、今後に期待です。