日本でも台湾でもだいぶ一般的になってきたという電子決済ですが、私はまだ本格導入できずにおりまして、ここで一旦、よく行くお店などでの決済方法をまとめ、実際に電子決済デビューをしました。
目次
電子決済で現金を出す手間を減らす
中国はもうだいぶ前から現金を使う機会がほぼ無いと言えるほど電子決済が普及していると聞きます。
そんな中国からの旅行客が日本に来ると、現金を使わないといけないことを煩わしく思うこともあるとのことでしたが、最近では日本もだいぶ電子決済が普及していると聞きます。
私の住む台湾でも電子決済はにわかに普及し始めており、まさに群雄割拠の様相を呈しています。
現金だけだと不便になるケースも
現金だけしか用意していないときに不便だと感じるのは、ファーストフード店などにおいて、大きなパネルで商品を注文する場合です。
通常、商品を選んだあと、支払方法の選択ができますが、現金しかないと「レジカウンターで現金払い」しか選択できません。
こんな時、電子決済が利用できればレジに並ぶ必要もありません。
また、自動レジが導入されたスーパーなどで、電子決済ができればレジの長い行列に並ぶ必要もありません。逆を言うと、みんなそれでもレジに並んでいるという現状があるわけですが、電子決済ができればもっと手軽でいいなと常々感じていました。
台湾の電子決済
台湾にはいくつかの電子決済方法があります。例えば以下のような電子決済サービスです。
- 街口
- Line Pay
- 全支付
最近日本ではLine Payのサービスが終了し、Paypayに移行するというニュースがありましたが、台湾ではLine Payのサービスが継続するようです。
そもそも台湾でPayPayは普及していない(サービス対象地域外である)ため、Line Payが台湾で終了するならば、PayPay以外のサービスに移行するか、単に廃止するということになろうかと思います。
電子決済は使えるお店の数で選ぶか複数登録
台湾でも電子決済サービスはたくさんありますが、普段行くお店で使えるサービスを利用するのが最も良いと考えています。
私はPXマート(全聯)というスーパーをよく利用していて、以前からPX Payというのを使用していましたが、それはPXマート限定の支払い方法でした。
その後PX Payが全支付というサービスに移行したため、私も全支付に支払いを移行していました。
ですが、PXマート以外で、全支付は万能というわけではありません。ポイント還元などを無視し、現金から電子決済サービスの利用に全面的に切り替えるとなると、電子決済サービスは使えるお店の数で選ぶか、複数登録するのが良いと言えそうです。
全支付:いろんなお店で使える
全支付は例えばレストランや雑貨屋、ドラッグストアなどでも幅広く使える電子決済サービスで、PXマートでしか使えなかったPX Payよりも使い勝手が良いです。
じゃあこれからは全支付を使えばよいではないかと思った私だったのですが、全支付では決済ができないお店があるんです。いろいろありますが、特にショッキングだったのが台湾マクドナルド。
台湾マクドナルドで使用できる電子決済サービスは本記事執筆時でLine Pay、街口、台灣Payの三種類のみ。マクドナルドに頻繁に行く私にとって、これは不便極まりありません。
全支付はPXマート(全聯)の影響で私も導入した電子決済サービスでしたが、マクドナルドやセブンイレブン、ファミマ、愛買(スーパー)、スターバックス、カルフールなどでは使用できません。ダイソーは店舗によります。※すべて台湾の店舗
Line Pay:台湾でサービス継続
Line Payはクレジットカードかデビットカードが必要で、私はクレジットカードもデビットカードも持っていなかったため断念したのですが、ふと思って銀行のキャッシュカードを見てみたら、なんとそこにVISAの文字が書かれていて、デビットカード対応のカードになっていました。
そこで、Line Payに登録してみたところ問題なく登録完了。即使用可能になりました。
早速バーガーキングに行ってLine Payで決済してみたところ、問題なく決済できました。そして本命のマクドナルドでも無事に決済ができました。
Line Payは今のところ普段行く場所で使えない場所を探す方が難しいです。
街口:台湾利用者数No.1の電子決済サービス
台湾の知人にどの電子決済サービスを使っているかを聞いたところ、返ってきた答えは街口(じえこー)でした。なんでも、この街口は台湾でNo.1シェアの電子決済サービスなのだとか。Line Payよりも普及しているのだそうです。
街口は例えばマクドナルドも、セブンイレブンも、スターバックスも、ケンタッキーも、さらにはカルフールも提携先に含まれていて、使用範囲が非常に広い支払いサービスです。
ネット通販にも対応していて、台湾でメジャーなmomo購物網や蝦皮といったネット通販サイトの決済にも使用できます(ただし、対応している販売者と対応していない販売者がいます)。
街口は多くの場所で使えますが、例えばダイソーや愛買(スーパー)では使用できません。※すべて台湾の店舗
チャージシステムの方が安心?
Line Payはデビットカードやクレジットカードと紐づけることにより、設定したカードに応じた支払い方法となります。
全支付や街口はチャージシステムなので、チャージした段階で銀行口座の残高に変動があり、非常にわかりやすいです。
ただ、これも良し悪しで、チャージをするとお金が複数の地点に分散することになるので、必要以上に分散させると逆に不便になることも考えられます。
最後に
Line Payに設定したデビットカードの仕組みはまだ疑問がありますが、自分の生活圏で最も便利な電子決済サービスはLine Payであると言えそうです。
当面Line Payをメインで使うとして、今後はポイント還元なども賢く使っていきたいと思っています。
また、街口はネット通販でも使用することができる場合があるので、そういう販売者からよく買い物をする場合はメリットがあると思います。