パパイヤは雄花ばっかり咲いた後に雌花が咲くことがある?!

2022年秋、とうとう開花したパパイヤの花は雄花でした。それから咲く花はすべて雄花で、つまりそれは、我が家のベランダにあるパパイヤが雄株であることを示していると考えました。そして、パパイヤ、撤収しました。

食べたら植えたくなるパパイヤの種

トロピカルフルーツの一つパパイヤは、種がぎっしり詰まっていて、自分でカットしたことがある方ならその種を植えてみたいと思ったことがあるはず。私も2021年の初夏、どうしても植えたくなってパパイヤ栽培をスタートさせました。

場所は狭いベランダしかありません。パパイヤはかなり大きくなります。葉っぱは某ゲームのドラゴンシールドのような形で大きく大きく広がります。今思えばベランダで狭い我が家の栽培しようなど、無謀だったのかもしれません。

いや、雌株だったら話は別。雌株だったら実が収穫出来ていたことでしょう。ところが我が家のパパイヤは雄株だったのです。花が咲かないとわからないから困ったものです。

パパイヤの雄株は普通実がならない

パパイヤは基本的に雌雄異株の植物です。そのため、雄株と雌株が存在します。種をまく段階で、ある程度判断ができるという意見もあるようですが、失敗した私としてはなんとも言い難いです。

もはや雌株になるか雄株になるかはギャンブルとしか言えません。私の住むマンションの敷地内には六本ほどパパイヤの木が生えていますが、その中で雌株は一本だけです。ほかはすべて雄株。木の大きさだけで言ったら我が家のパパイヤとそんなに変わりませんが、雌株はすでに実が出来ています。

雌株いいなぁ。うちも雌株だったらなぁ。と、そのパパイヤの雌株の前を通るたびに思っておりますが、雄株は雌株になれません。

ところがここ台湾で不思議なことを聞きました。雌株は実が鈴なりになりますが、雄株は実が一個ずつなるんだ、実ができないわけじゃないよ、と。まったくもって慰めにもならないことを言うなと思ったのですが、これ、日本でも同じ現象が起きているようで、雄株にも雌株ほどではないようですが、なぜか実ができることがあるのだとか。

じゃあ、我が家のパパイヤもこのまま栽培を継続していればいつかは実ができることもあるかも?なんて思いもしましたが、雄株に実ができる理由がはっきりとわかっていないらしく、そのできるかできないかはっきりしないのに大きなスペースを占有するパパイヤをこれ以上栽培し続けるのはやめました。

我が家のパパイヤ撤収です

雄株だとわかった以上、栽培を続けるわけにはいきません。雄株雌株を転換する方法もあるとかないとか聞きますが、撤収を選択しました。

義実家の鈴なりのパパイヤの木

義実家の庭にもパパイヤの木はあります。確か2022年に植えたものですが、それは雌株だったようで、実が鈴なりになっています。地植えだったからか、茎は我が家のパパイヤより太く、高さもより高く、葉も驚くほど大きいです。

そもそも植物は根の広がりが阻害されると上物、つまり地表に出ている茎や葉の部分も小さくなります。逆を言えば、木を大きくしたいなら根を広く這わせなければなりません。たかだか10号の植木鉢では、不十分とは言いませんが、義実家のように大きな木にはならないでしょう。

もっとも、マンション敷地内の雌株のサイズは我が家のパパイヤと同じくらいなので、10号鉢で育てたとしても、それが雌株だったら実がなった可能性があります。

とはいえ、雌株になるか雄株になるかというギャンブル要素たっぷりのパパイヤ栽培は、義実家のように庭や屋上があるような戸建てで複数本試せるような環境でないと成果が出にくいのではないかと思います。

マンション敷地内の雄株と思われたパパイヤ

マンションに生えていたパパイヤの木のその後ですが、雌株に実ったパパイヤは順調に大きくなっています。それから、もともと雄花が咲いていた株に、なぜか後日雌花が咲いて、そして見事に結実していました。どういうこと?

当初は雄花ばっかり咲いていたので雄株なのだろうと思ったのですが、結果的には雌雄同株の品種だったということなのかもしれません。

そこで思ったのは、もしかしたら我が家のも雌雄同株だったのかもしれないということ。判断が早すぎたかもしれません。雌雄同株の開花の仕方は雄花から始まって、しばらくしてから雌花が咲くのかもしれません。いや、それはホルモンバランスなどで一概には言えないのかもしれません。

最後に

マンションの敷地内に生えていたパパイヤのうち、最初から雌花が咲いていたもの、途中から雌花が咲いたもの以外は、伐採されていました。その基準はなんなのか。いや、雌花が咲いているかどうかか?

それにしてもくやしいです。我が家のパパイヤも育て続けていれば雌花が咲いたのかもしれません。こうなるとまたいつかパパイヤを育てたくなってきます。狭いベランダでうまく育てることができるのか。

今は植物がかなり増えてしまって置き場がないのでまたスペースが出来たら挑戦するか考えてみたいと思います。