台湾はお米がおいしいと言う方がいます。これは実際賛否両論あるのではないかと思うのですが、確かにおいしいお米も存在します。
お米の産地として有名なのは台湾の東海岸です。特に台東県の池上というところで採れるお米は有名で、よく目にします。
今回、池上さんではなさそうですが、東海岸のお米をいただく機会があったのでおにぎりを作ってみました。
田園風景の広がる台湾東海岸
大きく発展した西海岸とは違い、東海岸は自然が多く残っています。時間の流れもとてもゆっくりで、忙しい生活から解放されるために東海岸を旅行する台湾人も多いのだそうです。
皆が口をそろえて言うのは、東海岸は空気が良い、ということです。これもまた自然が多く残っていることを示していますね。
東海岸では農業用地もよく見かけます。お米、野菜をはじめ、個人的に興味があるのがバナナの畑とか、ドラゴンフルーツの畑などです。これらの畑は日本では見たことがありませんでした。南国という感じ。
そもそも田舎者の私は、都会も好きですが、東海岸も好きだったりします。
おにぎりの具
おにぎりの具は何にしましょうか。梅干し?自家製梅干しがありますが、家族はすっぱいものを食べないので喜ばれないかもしれません。ほかに何かないか、この日は朝早くに起きてご飯を炊き、その場にあるものを具にしました。1つはおかか、そして自家製ゆかり。おかかはいつだったか日本からの輸入品を購入したものです。台湾のスーパーなどで手に入る鰹節は日本の物よりも分厚く、食べるとほのかに硬いのでおかかおにぎりには向かないように思います。ゆかりは梅干しを作ったときに一緒に漬けていた赤紫蘇を乾燥させて粉砕したものです。(これら以外に、こっそり自分用に梅干しおにぎりも作りましたけども。)
おにぎりの作り方
おにぎりは米を炊いて、具を入れてにぎればそれでよいのですが、手に塩水を付けるとよいですよね。
今回は水100ccに塩2gを入れて、それを手に付けてからおにぎりをにぎりました。料理をする際の塩加減は、味を引き立てる塩加減は材料の0.1%、塩味をしっかり付ける場合は0.5~1%を目安にしています。2%にすると、結構塩味になる感じです。ただ、これも好みによるでしょうね。我が家では0.1~0.2%で料理をすることが多いです。もちろん、味見をしながらですけど。
おにぎりには三角形のおにぎりと俵型のおにぎりがありますね。俵型のおにぎりは海苔が必須だと思っているのですが、あいにく海苔がありません。そこで、三角形のおにぎりにしました。
お米をおいしく炊くにはどうしたらよいでしょうか。今回はお米を研ぐ際、研ぎ汁をお米が吸わないように手早く、そして頻繁に水交換をし、しっかりと研ぎました。そして研いだお米を水に15分ほど浸し、その後ざるに上げて15分放置、それから炊飯器で炊きました。炊き上がったらざっくり混ぜておきます。見た目にはおいしそうでした。
おかかには少量のしょうゆを加えました。おかかを混ぜたときにしょうゆが滴らない程度の量です。ゆかりにはもともと塩が入っています。これらを別々に炊き上がったお米と混ぜ、にぎっていきます。
おにぎりをにぎるのは素手です。よく手を洗ってからにぎります。お米は熱いですが、我慢しました。にぎり加減が難しいですね。優しすぎると形が崩れますし、力が強すぎると固いおにぎりになります。その力加減が難しい。
少し小ぶりですが、おかかおにぎりが4つ、ゆかりおにぎりが4つ(、それから梅干しおにぎりが2つ)できました。
おにぎり専門店
日本にはおにぎりの専門店があるんですね。インスタグラムで偶然見かけました。思い返してみると、おにぎり専門店でおにぎりを買ったこともありました。おにぎりが好きなのは日本人の証拠でしょうか。
家族の反応
今回おにぎりを作ってみて、家族の反応は上々でした。一応一緒に味噌汁も作って、一緒に食べたのですが、個人的にも満足。しいて言うならたくあんなんかもあればもっと最高かな、と思いました。
最後に
おにぎりってとても素朴な味ですが、時々食べたくなりますよね。日本風の漬物があればさらにいろんなレパートリーが作れるのですが、なかなか難しいですね。この前紅ショウガを作りましたが、おにぎりに入れておいしいかはわかりません。
明太子とかいくらがあればそういうおにぎりもいいですよね。明太子は時々物産展で売られています。輸入品ですね。機会があれば買いたいと思っているのですが、やはり少々割高。余裕のある時限定ですね。また、いくらについて市場で聞いたのですが、普通市場でいくらは販売されていないのだとか。日本料理店などはインターネットで取り寄せていると教えてくれました。
この感じだと誕生日の時に、いや、10年に一度の節目の誕生日に食べることができるかできないか、という具合になりそうです。
ああ、明太子といくら食べたい。