時々お好み焼きやたこ焼きが食べたくなるのは、小さなときから頻繁に食べ続けていたからでしょう。毎週毎週買いに行ったたこ焼きや、家族で鉄板を囲んで食べたお好み焼きなど、思い出がある方も少なくないのではないでしょうか。
お好み焼きもたこ焼きもあのソースが決め手ですよね。なんとあのソース、台湾でも似たものが手に入ります。ま、ほとんど輸入品のようですが。あれ、友人知人の家では見たことがないので現地の日本人が買うぐらいなのかもしれません。
ということで、今回は台湾でお好み焼きを作ったのですが、思いのほか冷凍食費っぽい見た目になりました、というお話です。
お好み焼きの材料
卵×2
長いもすりおろし×100g
水200ml
だしの素×適量
えび×適量
小麦粉×200g
キャベツ×1/3玉
今回はこんな材料でやりました。紅しょうがをせっかく作ったので、それも入れようかと迷ったのですが、家族が紅しょうがを食べないので、今回は入れないことにしました。
お好み焼きの作り方
1.エビ以外の材料を混ぜて、熱したフライパンにまるく広げ、そこにエビを乗せる
2.両面焼いて完成
冷凍食品っぽくするコツ
ずばり、焼き始めたら固まる前にコテ(というかフライ返し)で側面を丸くなるように中央に寄せる、これだけです。ひっくり返した時も寄せ寄せします。
また、エビは材料が焼ける前に手早く埋め込むように投入します。この際、少しだけエビの周りに材料をかぶせる感じにできるとベストです。
これだけで冷凍食品っぽい丸いお好み焼きになります。個人的にはしっかり丸いお好み焼きは上手に焼けているように感じます。
反省点
今回、材料を全部混ぜてからしばらく放置したのですが、その際にキャベツから水分が出たようで、ずいぶんと水っぽいお好み焼きになりました。それで、後から小麦粉を足したんです。そうしたらしっかりとしてお好み焼きになりました。
そういえばお好み焼き屋に行ったとき、材料は混ぜる前の状態で出てきます。それはキャベツから水が出るのを防ぐような意味もあるように思います。そうすることで水っぽくない、しっかりとしてお好み焼きが焼けると。
そうだとすれば、何枚もお好み焼きを焼く場合、一気にキャベツなどの材料を混ぜ、順次焼くようなことをしていてはどんどんキャベツから水が出て水っぽい、厚みのないお好み焼きになってしまいます。だから、材料は直前に混ぜる!これ、結構重要だと思われます。
お好み焼きに紅ショウガ?
その昔、お好み焼きには紅ショウガを入れるものだと思っていた私。でも、台湾で紅ショウガはなかなか手に入りません。そこで自作してしまったわけですけど。紅ショウガがないときはショウガを細かく刻んで入れたこともありました。
ただ、ここでふと思ったんです。紅ショウガって絶対必要?
これは絶対必要と思っている人と、必要じゃないと思っている人がいますね。じゃあ自分は?と考えたとき、よくわからなくなってしまいました。たこ焼きだったら紅ショウガを入れたほうがおいしいと思います。焼きそばに紅ショウガが添えられているとうれしくなります。でもお好み焼きは、すぐに答えが出ませんでした。なんとなく漠然と必要な気がしていただけでした。それなのに思い返してみると今までお好み焼き屋で食べたお好み焼きには入っていなかったような気もします。
そこで今回作ったお好み焼きには紅ショウガを入れていません。
しかしですよ、やっぱり味のアクセントとして紅ショウガがあっても良いなと食後に思いました。次お好み焼きを作るときは紅ショウガを入れてみようと思います。
お好み焼きと広島焼
お好み焼きといえば大阪というイメージがあります。たこ焼きもそうですね。お好み焼きの中国語は「 大阪燒 (ダーバンサオ)」。そのままですね。
時折台湾で「大阪燒(お好み焼き)と廣島燒(広島焼)は何が違うの?」と質問されます。日本人としてその違いをしっかり理解しておいたほうが良いのかもしれませんが、あいにく私はよくわからず。広島焼きは麺が入っておらず、生地を混ぜないイメージを持っていた程度です。
他にも特徴はあるようで、広島焼について説明したサイトなどを見ると詳しく書かれています。
台湾で日本の味
お好み焼きの材料は結構シンプルだと感じます。小麦粉なら台湾でも手に入りますし、豚バラ肉や海鮮類も手に入ります。ソースも手に入れることができました。となれば日本で作るようなお好み焼きができるはず。
実際、自分が日本で作るのとそん色ないお好み焼きができました。もちろん、お店で食べるお好み焼きとは違いますが、それはそれでよいものです。
そういえば台北にお好み焼き屋ってあるのでしょうか。見たことがない気がしますね。そんな時はGoogle mapです。Google map便利ですよね。台北の地図を開いて「大阪燒」を検索すると出るわ出るわ。大量にお好み焼き屋が出てきます。日本のチェーン店らしきお店もありました。なぜ今まで気が付かなかったのでしょうか。
台湾で日本の味を食べたいとき、まずはもっと真剣に日本の味が食べられないか調べてみるのも良いですね。どうしても自作から入ってしまう私です。自作も楽しいんですけどね。