NIKON D300で息子がスポーツをしている姿を撮影したのですが、その時に思ったことを記録しておきます。
目次
台湾で人気のスポーツ
台湾で人気があるスポーツと言えば、どんなものが思い浮かぶでしょうか。今まで見たり聞いたりしてきた情報を総合すると、バスケットボール、野球、バドミントンの人気が高いようです。その理由は、世界でも活躍している選手がいるということでした。
日本でも野球は人気のあるスポーツの一つ。ほかにサッカーやバスケットボールも人気があります。しかし、台湾ではサッカー人気がそれほどでもありません。プロリーグもありません。とはいえ、誰もサッカーをやっていないかと言えばそういうわけでもなく、運動場などに行くとサッカーゴールがおいてあったりします。
息子のスポーツ姿を写真に収めたい!
私の息子もいろんなスポーツをするのですが、私としては如何にそんな息子の写真を撮るかということが気がかり。いわゆる動体撮影です。動体撮影なんてほぼ経験がないのでどうすれば良いものか。先日、息子が試合に参加したのでその時の写真を撮りまして、その時に感じたことなどをまとめておきます。
そもそも動体撮影難しい
スポーツをしている人を撮影する場合、被写体が動くというのが特徴になります。ピントを合わせても被写体が素早く動くので当然そのままではピントが合わなくなります。
動く被写体にピントが合い続けるモードがデジカメには搭載されています。コンティニュアスAFなどと呼ばれる機能です。カメラによって性能はまちまちですが、動体を撮影するにあたり、私はこれを使いました。私の持つNIKON D300では本体左脇に設定レバーみたいのがついていて、それをCに合わせます。そうすることで、被写体が動いてもピントが合い続ける状態になります。
動体撮影をして気づいたこと
さて、それぐらいの予備知識しかない状態で動き回る息子を撮影したのですが、やはりピントが合わないケースが非常に多い。ああ、これが技術というやつなんだなと。
D300というカメラは、発売こそ10年以上前ですが、かなり優秀なカメラであると認識しています。このカメラで上手に取れないなら、ほかでも無理でしょ、ぐらいに考えています。つまり、今回上手に撮れなかったのは完全に私の技術不足。ん~難しい。
いや、聞けばD4やD一桁番台のフラッグシップ機は恐ろしいほどAFが速いという話も聞くので、もしかしたらそういうフラッグシップ機ならもっと撮影しやすいのかもしれませんが。
今回の撮影で気づいたこと
普段何も考えずに写真撮影をしている、万年素人の私ですが、ここ数日の動体撮影でいくつか気づいたことがあるので、それを記録しておきます。
- レンズによる画質の差
- 連写性能の重要性
- 防塵防滴の大切さ
- AF性能
これらを以下に記します。
1.レンズによる画質の差
いや、わかっているはずだったのです。ですが、今回薄暗い中で撮影をしてみて、レンズが違うだけで全然写りが違うということを再確認しました。
用意したのは18-200mm F3.5-5.6という、いわゆる便利ズーム。それから80-200mm F2.8というちょっとお高いレンズ(借り物)。
え?18-200mmの方が広く撮影もできるし、望遠もできるし、最高じゃないの?という発想のあなた!私と同じ考えです。ですが、出てくる写真が全然違う。80-200mmで撮影した写真の方が圧倒的にきれいだったんです。
80-200mmでは広角写真が撮影できません。でも、望遠域においては便利ズームよりきれいな写真が撮れるので、我が家にある機材の中で、スポーツを撮影する場合、80-200mmの方が良いと思います。
2.連写性能の重要性
例えば決定的瞬間、スマッシュを打つ、シュートを放つなど、そういう時に連写を多用しました。D300の連写性能は6コマ/秒(条件による)です。これ、悪くないんです。ところが、今回実際に使ってみて思ったのは、もっと速いといいなぁ、ということ。スポーツ撮影だと本当にこの連写性能が大切なんですね。いままでそんなに意識したことがありませんでした。
たとえばピッチャーがボールを投げる動作をするとき、それにかかる時間が1秒だとして、それを6等分するとイメージが伝わりますでしょうか。もうちょっと細かく撮影できていると写真選びに役立ちそうですよね。
3.防塵防滴の大切さ
屋外のスポーツの場合、天候によっては雨になることもあります。今回、私も小雨~普通の雨ぐらいの天候になってしまいましたが、D300は防塵防滴仕様。レンズ2本は特段防塵防滴仕様ではないようで、今回はタオルを上にかぶせながら撮影しました。防塵防滴仕様というのがどの程度の性能なのかはわかりません。ですが、万が一のことを考えると、やはり防塵防滴仕様の方が安心かなと思います。
4.AF性能
AF性能は本体の性能とレンズの性能の両方が関係あるようなのですが、天候が悪い中ではいずれの組み合わせでも瞬時にAFが合うということはほぼありませんでした。そのため、さすがにすごい勢いで動かれるとAFが間に合いませんでした(80-200mmはAi AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8Dです。20年ぐらい前のレンズ)。ん~やっぱり動体撮影って難しいですね。
SONY α1(A1)すごい
なんだか先日SONYの新しいカメラが発表されたようで、試しに価格.comでD300とスペック比較をしたのですが、もう比較になりませんでした。
まず画素数が総画素数が1310 万画素(D300)と5050 万画素(α1)。ISO感度も標準で200-3200(D300)と100-32000(α1)。連写性能は6コマ(D300)と30コマ(α1 ※電子シャッターの時。メカシャッターだと10コマ)。また、α1はAF/AEを1秒間に120回計算しているのだそう。もちろんα1は防塵防滴。
というかファインダー倍率が0.94 倍(D300)と0.9 倍(α1)でD300が若干勝っているのを除き、勝っている要素が1つもありませんでした。すごいなぁα1。素人目線だとしても、動体撮影においてもD300よりははかどる気がします。
いいお値段ではあるものの、金額を気にせずに一番欲しいカメラがどれかと言われれば、間違いなくこのα1になりそうです。動画も撮れますしね。
技術の向上も大切ですが、機材を新しくすることでも、いろいろ補ってくれるような気がします。