日本の携帯料金は高い?新プランの登場でどうなるのか

最近、日本のキャリアから立て続けに新プランが発表されているというニュースをここ台湾で見聞きしているのですが、久しぶりに日本のキャリアのウェブサイトで料金プランを見たら、理解するまでものすごく時間がかかってしまいました。

以前からこんなに複雑でしたっけ?「条件を満たすと割引」みたいのが大量にあって、料金表みたいな形での提示が難しそうです。そうなると結局のところお店に行って相談したり、ウェブサイト上でシミュレーションをしたりというのが一番簡単そう。とくにこの手のことに疎い私のような人間には少々敷居の高い料金体系と言えそうです。ま、そもそも私はターゲットとされていないので関係はないのですが。

各社の5Gプラン

ドコモもauもソフトバンクも、5G対応プランとそうでないプランで料金体系が異なるということ、それから、自分一人だけで契約するより、家族複数人(ドコモ3人以上、au4人以上、ソフトバンク4人以上)で契約することで安くなるということはわかりました。そして、データ通信無制限プランの場合、契約時の割引を除けば、おおむね4460~4480円/月(各社最初の半年程度は特別割引で-1000~-1100円)、ソフトバンクの場合はデータ無制限ではなく、50GBまでということもわかりました。

上記の料金プラン、ドコモは5Gギガホ、auはデータMAX 5G、ソフトバンクはメリハリプランと言うそうです。

4Gのプランは終了へ?

4Gはどうなのかというと、ドコモの場合4Gで使い放題プランは用意されておらず、auの場合は料金変わらず、ソフトバンクはウェブサイトから見つけることができませんでした。

5Gによる恩恵

これから5Gが主流になっていくのでしょうね。私はまだ5G対応携帯を持っていないのでどうなるのかは未知数ですが、ソフトバンクのウェブサイトを見る限りでは、5GはVR(Virtual Reality:仮想現実)、AR(Augmented Reality:拡張現実)、FR(Free view point Reality:マルチアングル)、ゲームの4つの分野において、つまりエンターテインメント分野にかなり恩恵があるようです。

SONYの新商品Xperia PROは5G対応

そういえばSONYから発表されたXperia PROですが、Xperia PROはHDMIマイクロ端子(タイプD)からの入力に対応していて、デジタル一眼カメラやカムコーダーの撮影用外部モニターとして活用することができる他、ライブストリーミングでSONYのミラーレス一眼αを使うことができるのだとか。

つまり、5GでライブストリーミングするならXperia PROがいいよ!ミラーレス一眼のαがあるともっといいね!ということになりますね。逆に、αを持っているユーザーに対しては、Xperia PROがあれば、もっと撮影が便利になるだけじゃなくて、表現の幅が広がるよ!でも、機材が増えるのは嫌だよね?安心して!これ、ケータイだよ!ってことのよう。

これ、PROと銘打っているだけあって、もう素人向けのプロダクトではないようですね。とはいえ、スマホ事業とカメラ事業の両方を持つSONYが、5Gの技術を利用して展開する事業にワクワクが止まりません。ほかのカメラメーカーはどうなるのでしょうか。

台湾の携帯料金事情

さて、話をスマホの料金プランに戻しますが、台湾で外国人が自分で契約するプランの中で、おそらく最安ではないかと思われる料金プランを発見したのでその話。

台湾における主要キャリアの中華電信では、5G使い放題プランの最安値が1,399元(約5,214円)。通信速度は1Gbpsだそうです。1.5Gbpsのプランでは1,799元(6,705円)が最安値。なお、いずれも5Gプランはテザリングに容量制限があるようです(最小50GB~最大200GB ※プランによる)。なお、上記以外にも24GBデータ通信が使えて599元(約2,232円)というプランもあるそうです。

では、4Gでもいいから最安値を、ということでしたら、結論から言うと台灣之星の4Gデータ通信使い放題のプリペイドSIMプランが安いです。これなら180日1,596元(約5,948円)でOKです。このプランの場合30日約991円で4Gデータ通信使い放題になります。ただし、通話がしたい場合は別途通話料金をチャージする必要があるのと、カバー率がそれほど高くないので、場所によっては電波が届かないことがあります。安定を望むなら中華電信などがいいと思います。そしてこれは外国人が契約する場合の料金。

外国人でないならば、台灣之星に月額99元(約369円 ※通信速度3Mbps)でデータ無制限というプランもあります。通信速度は遅いものの、これは激安。以前にも書いた通り、外国人だと自分で通常プランを契約することは困難です。そのため、このプランはあまり検討しておりませんが、やはり魅力的ですよね。

まとめ

日本の通信料金は高いと言われがちですが、台湾と比べると、5Gの新プランはそうでもないように感じます。ただ、台湾ではいわゆる激安プランが本当に激安なので、そういう点は貧困層の私にはありがたいなと思います。