Googleフォトをメインに写真管理するのをやめた

ご存じの通りGoogleフォトは規約を改定し、2021年6月より無料の保存容量(条件付き)が無制限ではなくなりました。それにともない、Googleフォトに代わるフォトストレージを探す人、有料となってもGoogleフォトを使い続ける人など、様々な意見がネット上にあふれている状況です。

私はGoogleフォトをメインにするのをやめました。具体的には自宅のデスクトップパソコンに内蔵HDDを1つ増設し、そこにすべての写真を保存することにしたのです。

もともと保存目的でHDDは買おうと思っていました。
2021年1月末にはすでにGoogleフォトをメインにすることをやめていました。

Googleフォトをメインにすることをやめてから4か月以上経ちましたので、今の状況を共有したいと思います。

Googleフォトをやめてから

PCに増設したHDDは4TBのものでしたが、4TBという容量は自分にはちょうど良かったように思います。現在の使用領域はおおよそ1TBなので、まだ3TB近く残っています。

デメリット

保存の手間が増えた

私は写真を撮る道具としてスマホ、デジカメを所有しています。頻度で言えばやはりスマホの方が高いです。ですが、デジカメも確かに利用します。それぞれで撮った写真を定期的にPCに保存していくのですが、スマホはUSBで接続してデータ転送、デジカメはCFカード仕様のタイプなのでCFカードリーダーを使ってパソコンに保存しています。

今まで、少なくともスマホで撮影した写真はGoogleフォトにバックアップが済んでしまえば「空き容量を増やす」ボタンでスマホ本体から削除してもGoogleフォトに残っており、Googleフォトにアクセスすればどこからでも閲覧・ダウンロード可能な状態でした。それが「PCに移動」という手間が1つ加わったことになります。これは正直少々面倒です。

デジカメで撮影した写真は、RAWで撮影したものに関しては今までもPC経由で現像してからGoogleフォトにアップしていました。JPEGで撮影したものはカードリーダーでスマホへ移動し、Googleフォトの自動バックアップによってGoogleフォトに保存していました。ですので、デジカメについては手間が増えたとは感じません。

一覧で見ることが困難

Googleフォトではアーカイブしない限りすべての写真が一覧になって一気に見れました。それが、PCのHDDに保存し、それをフォルダ分けした場合には、そのままでは一覧表示ができません。例えば家族の写真と仕事の写真を分けて2つのフォルダに保存した場合、さらに言うと仕事の写真も細かく日付、イベントごとに分けた場合、一覧で見ることが困難になります。

検索が面倒

Googleフォトではバックアップさえ済んでしまえばスマホからその写真や動画を削除しても、インターネット経由ですぐに過去の写真や動画にアクセスできました。また、例えば「花」などのキーワードで検索すると、「花」と認識されている写真を表示してくれたり、人物ごとにグループ化してくれたりしていました。この機能が非常に便利だったのですが、個人のPCに写真や動画を保存するとそれができなくなります。

メリット

画質が良い状態で保存できる

これまで利用してきたGoogleフォトの無制限プランは、多少写真や動画を圧縮する代わりに保存容量が無制限というものでした。圧縮しないで保存する場合は以前から容量に制限があり、一定の容量以上は有料で追加容量を買う必要がありました。そのため無料の範囲で使ってきた人も多いはず。

実際、圧縮していると言っても、素人が見てそんなに変わるものじゃないでしょ?と思い続けていた私。しかし、もともとの写真、もともとの動画をHDDに保存するようになって気が付いたのですが、画質、雲泥の差です。素人でもわかります。一度に見比べたら一目瞭然です。

記録目的ならそこまで画質にこだわることもないでしょう。しかし、共有目的の場合は別です。画質にこだわりたい方も多いことと思います。

フォルダ分けが簡単

Googleフォトにはアルバム機能がありました。しかし、PCのフォルダ機能と比べると、使い慣れたPCのフォルダ分け機能の方が良いなと感じていました。今はPCでフォルダ分けしているので、管理が簡単になっています。

まとめ

上記のとおり、Googleフォトをやめてローカルのハードディスクに写真や動画を保存するデメリットは保存の手間、一覧で見れない、検索が困難ということ、メリットは画質が良い、フォルダ分けが簡単ということでした。

デメリットはもしかしたらソフトウェアなどで改善できるかもしれません。それはおいおい調べていきたいなと思っています。