2023年末、暖かい地域を好むとされるウツボカズラを室内に入れずに冬を越えました。お?意外と放置でも大丈夫かも?と思い、2024年末も同様に室内に入れずにベランダに放置したままにしたのですが、なにやら様子が2023年末と違います。これまでのことをまとめます。
目次
三年目のウツボカズラをベランダで冬越しさせる
2022年の夏、我が家にやってきたウツボカズラを2025年になった今でもベランダで育てています。
ウツボカズラは寒さに弱い品種が多く、冬は室内に取り込んだり、屋外に置いておく場合も寒さ対策でビニールで覆うなどをすることが多いようですが、2023年冬はそのままベランダで冬を越えることができました。
そこで2024年冬も、そのまま何も対策をせずにベランダに放置してみたのですが、結果は2023年冬と若干異なりました。今回はその違いについてまとめます。
2022年冬は室内で冬越し
最初の冬は2022年でした。ウツボカズラは寒さに弱いと聞かされていたので、私は心配になって室内に入れて冬越しをしました。
室内は当然のことながら室外よりも暖かく、結果、無事に冬を越すことができました。
しかし、毎年これをするのは面倒です。少なからず虫がわいたり、虫を引き寄せたいrするので家主も室内に植物を置くことに難色を示していました。
2023年冬はベランダ放置で冬越し

2023年冬を迎える前、タマシダに押され気味ではあったものの、ウツボカズラは健康的でした。
その後タマシダを抜き、そのまま冬に突入しました。
2023年の冬は実験的にベランダに放置してみました。ベランダに置いている分には家主に変な顔をされることもありません。家主は室内にコバエなどがわくことを嫌がります。

一応ベランダの中でも、風などが当たりにくい場所、半日陰の場所に設置していました。小さなことですが、こういうことが大切だと思われます。
結果は、下の方の葉が多少枯れている以外は特に問題なく、そのまま冬越しに成功し、春先からも順調に育っていきました。意外とベランダに放置でもいけるかも?と思わせてくれる内容でした。
しかし、年によって寒い冬もあれば暖かい冬もあります。毎年同じようになるとは限りません。そこで、2024年冬も同様にベランダに放置してみることにしました。
2024年冬もベランダ放置だが・・・

2024年、冬を迎える前のウツボカズラは緑がキレイで、多少徒長してはいるものの、比較的健康的に見えました。
2025年春には剪定もするかな、などとこのころは考えていました。それもウツボカズラが無事に冬を越えなければ実現しません。

2023年に倣い、2024年もベランダで放置していたウツボカズラだったのですが、なにやら2023年の時とは違い、葉の枯れが進行したように思います。
2023年冬と比べて2024年冬はウツボカズラのダメージが大きく見えます。2024年末から2025年初頭にかけて寒い日が多く、それが原因の可能性があります。
正直枯れることも覚悟しました。しかし、完全に枯れたわけでもなく、実はしっかり生きていたりします。
通常、4月ごろから生長再開

今までの経験だと、このウツボカズラは4月ごろに生長を再開します。2023年春も2024年春も大体4月ごろでした。捕虫袋は全然つきませんが、冬さえ越えられればなんとか生きながらえることができるでしょう。
ただ、さすがに大きくなりすぎている感じもあり、枯れ葉も多かったので剪定をしました。2024年春は剪定をしなかったので、2年ぶりの剪定です。
剪定も終わり、私の住む台湾は気温も高くなってきました。今はまた大きくなるのを期待しています。
結局冬はウツボカズラを室内に入れた方が良いのか
2025年春を迎え、2024年冬は今までになく寒かったように感じました。枯れは進行したものの、それに耐えられたのは一つの成果でした。
しかし、場合によっては完全に枯れてしまったもおかしくなかったように思います。そのため、今後はやはり何らかの対策が必要だと思います。
家主の希望もあり、室内に入れることはやめておこうと思います。じゃあ、室外でどうするかなのですが、ウツボカズラに寒風が当たらないようビニールで覆うなどの対策をしてみようと考えています。
ビニールで覆うことは乾燥防止の意味でも有効だと思われます。
最後に
年によって気温は変動します。そのため、毎年様子を見ながらにはなりますが、ベランダでもウツボカズラの冬越しに成功しました。
ただ、これは我が家が台湾にあって、日本の多くの地域よりも気温が高いことも影響しているはずです。また、品種によっても耐寒性は異なるため、栽培している地域、品種に合わせた対策が必要になると思います。
2025年は捕虫袋ができるといいなぁ!なんて思っています。