台湾では阿里山の山腹にしか自生していないと思っていましたが、別の地域の方が販売していました!どこで入手したものなんでしょう。ということでミョウガ栽培に挑戦です!
そうめん食べるのにミョウガがほしい
台湾に来てから数年経ったとき、ふとそうめんを食べたくなったので薬味になるようなものを探していたのですが、紫蘇も売られていなければミョウガも売られていません。ネギは売られています。こ、これではネギだけでそうめんを食べろということなのかとガクブルだったことは想像に難くないでしょう。
その後、紫蘇は苗がよく売られていることに気が付き、以来我が家のベランダでは毎年紫蘇を栽培しております。ハダニが付いたりしてなかなか大変だったりもしますが、毎年収穫出来て、おいしい香りを堪能しています。
問題はミョウガ。ミョウガは全く売られていません。聞けばミョウガは中国南部が原産。位置的に台湾は中国南部と非常に近いように思うのですが、ミョウガを台湾で見たことはありません。
ないとなると余計に食べたくなるのが人間と言うもの。それ以来ずっとミョウガを探し続けていました。
日本からの輸入ミョウガ
台北の一部の商店では日本から輸入したミョウガが売られていることがあるという情報を得ました。しかし、いまだに見たことがありません。タイミングが悪いのでしょうか。
台湾のミョウガ生産量
というか日本からの輸入品があるということは、台湾では生産されていないのでしょうか。調べても全く出てこなかったのですが、数年前に阿里山の山腹に生えていたという情報をネットで見かけました。阿里山!ミョウガを手に入れるためには山登りをしないといけないということなのかもしれません。それはハードルが高すぎる。
台湾南投における栽培実験
聞けば、今から30年ぐらい前に台湾中部の南投でミョウガの栽培実験が行われたことがあるのだそうです。その時は海抜600mぐらいの土地を利用し、実際に収穫までできたそうです。そして、遮光して栽培するなどの実験もされていたようですが、2023年となった今、ミョウガの生産がどのようになったかは全くわかりませんでした。
台湾のレシピサイトにもミョウがのレシピが掲載されていたりします。そこでもやはり産地は阿里山地域となっているので、台湾でミョウガを手に入れるなら阿里山の辺りということになるのでしょう。
入手したミョウガ
今回入手したミョウガの根が阿里山のものだったかは定かではありませんが、ネットで見かけるミョウガの根と瓜二つではあります。ミョウガであることは間違いなさそうです。
すでに芽が生えていたものを切った状態のものを発送したようで、緑色になっている茎のようなものも見えます。販売者曰く、その茎は植え付ける前に短く切った方が良いとのことでした。
ミョウガの植え付け
ミョウガは根を植えて増やすそうです。植え付ける際は、ミョウガの根を深さ10cmぐらいの位置に配置します。芽が出ている方を上向きにして植えると良いそうです。でも芽っていろんな方向に向かって出ているので、私はできるだけ下向きにならないように気を付けながら植え付けました。
土は使い古しの培養土です。数週間前にもみ殻を混ぜて排水性などを改善させておきました。微生物も増えていることでしょう。
ミョウガの鉢の設置場所
ミョウガは10号鉢を中心に、余っている植木鉢に植え付けました。都合4つぐらいに分かれてしまいましたが、何とか植付完了です。そして、植え付けが完了した植木鉢はベランダの中でも日当たりの悪い場所に設置しました。
もみ殻で覆う
ネットではミョウガの植え付けの後、藁を敷くと良いと言っている方が多かったです。でも、一般家庭の私の家には藁などありません。困った。少しだけ落ち葉があるのでそれを敷き詰めようかとも思ったのですが、敷き詰められるほどの量もなく。そこで、もみ殻を敷き詰めることにしました。もみ殻なら土壌改良のために大量に購入したものが余っています。むしろ余り過ぎていてもてあましていました。
もみ殻で覆ったのは、乾燥防止が目的です。ミョウガは乾燥させない方が良いらしく、少しでも土が乾くのを防ぐためにもみ殻を敷き詰めました。
ミョウガの栽培適温
日本でも台湾でも植付の時期は4月ごろと言われるようですが、気温が30℃を超えると生育が悪くなるのだそうです。台湾のミョウガが流通していない理由はその気温にあるのかもしれません。
私が住む場所は平野部で、5月には冷房をガンガン使うぐらいには暑くなります。そのため、正直に言うとミョウガ栽培に適している環境とは言えません。そのため、今回のミョウガ栽培はあくまでもトライアルという感じです。
ミョウガの発芽

ミョウガは植え付けてから20日間ぐらいで発芽しました。そして植え付けから1ヶ月くらいたつと、緑の葉が展開してきます。
最後に
収穫できるかわからないミョウガの根をとにかく入手してみました。これから育て方を調べながらお世話していきます。まずは今年の夏に収穫できるのかできないのか、ワクワクしながら観察を続けたいと思います。