ベランダでも鉢植えでミョウガが収穫できました!

2023年、長年探していたミョウガの地下茎を手に入れてベランダで栽培していたところ、8月に収穫できたのでその時のことを記録しておきます。

ミョウガの収穫

今回ミョウガの地下茎を入手し、栽培し、無事に収穫までできました!収穫までの記録です。

植え付け

ミョウガの根
ミョウガの根

ミョウガ地下茎の植え付けをしたのは2023年の4月下旬でした。

深さ10cmぐらいの位置に植え付けます。植え付けの際、芽が出ている方を上にすると良いと言われたのですが、芽はいろんな方向に出てきていたのでできるだけ下向きにならないようにして植え付けました。

置き場所

置いたのはベランダの中でも最も日当たりが悪いところです。

発芽

発芽したミョウガ
発芽したミョウガ

植え付けてから2~3週間で順次発芽をしていきました。そして植え付けから1ヶ月ぐらいたつと緑の葉が展開していきます。

水やりの頻度

根腐れしたミョウガ
根腐れしたミョウガ

発芽してからは根腐れするなど、難しさもありました。たっぷり水を与えるのではなく、少量を与え、表面を濡らす程度でした。根腐れは逆にそれが良くなかったのかもしれません。

日陰にプランターを設置しているためそんなに土が乾くわけでもなく、水やりは土の表面が乾いてきてからにしました。そのため、水やりの頻度は週に1回程度でした。

乾き具合は根の張り具合や日当たりの良さ、気温や天気なども影響してきます。そのため、土の表面をよく見て、乾いてきたらあげるようにしていました。毎週何曜日ということもありませんでした。

プランターサイズによる違い

ミョウガを植えた鉢たち
ミョウガを植えた鉢たち

植え付けたミョウガは合計5鉢。プランターのサイズは10号~6号で、それぞれに2~3個の地下茎を植え付けました。

しかし、プランターのサイズに比例して地上部の大きさも大きくなり、小さなプランターでは地上部があまり大きくなりませんでした。

今回収穫できたのは最も大きなプランター(10号程度)に植えたものでした。その後も小さなプランターからは収穫ができませんでした

そのことから、それなりに大きなプランターの方が栽培はしやすいのではないかと思います。大きいプランターの方が根腐れもしにくかったように思います。

収穫までの期間

地下茎の植え付けから収穫までは4か月でした。しかし、植え付けた年には収穫できないこともあるそうなので、収穫できたことはラッキーだったと言えます。

収穫時期

収穫したミョウガ
収穫したミョウガ

ミョウガは一般的に夏に収穫したものを夏ミョウガと言い、秋に収穫したものを秋ミョウガと言います。

今回私が初収穫をしたのは8月だったため、夏ミョウガということになります。

真夏は収穫量が減るという話もありますが、その場合は秋まで待っていると秋に収穫できることもあるそうです。

収穫できた株は地上部の葉が14枚でした。これは我が家にあるミョウガの株の最も大きなもので、14枚に満たない株からは今のところ1つも収穫出来ていません。

収穫時期の見極め方

地面から顔を出したミョウガ
地面から顔を出したミョウガ

私の場合、すでに土から頭が飛び出ていて、若干色が緑っぽくなっていました。その状態で収穫をしたのですが、時期としては問題なかったようです。

みょうがの頭の部分から白っぽいものが出てくると、それは花で、花が咲いてしまうと商品価値は下がってしまうのだそうです。その場合の味に関しては、特に変わらないとする意見と、スカスカになって味が落ちるという意見があるようです。

可能であれば花が出てくる前が良いと思います。

土の中のミョウガ
土の中のミョウガ

なお、見慣れた緑や赤紫に色づいたミョウガになる前は、土の中で白っぽい色をしています。その時は補足、まだ十分に大きくなっていないので、色と太さが十分なレベルになったら収穫すると良いと思います。

収穫回数

夏から秋にかけて収穫が続く場合もあれば、真夏に収穫量が減る場合があるそうです。

我が家では8月に第一号を収穫しました。まだ土の中に白い茎があったので、もう何個かは収穫できるのではないかと思います。

具体的な回数は株の大きさなどによって異なるのではないかと思います。

収穫後の管理

収穫後は茎を折ってしまうという方もいるようですが、貴重な苗なのでそのままにしておこうと思っています。それに、地下茎を太らせるためにも地上部の葉や茎が重要な気がします。

そのまま育て続けても、冬になれば枯れて、休眠モードに入ると思われます。そして翌春にはまた芽を出すはずです。

収穫しない場合

地上に蕾が出てきても収穫しなかった場合、花が咲きます。そして、実ができることもあるそうです。

実が出来て種が取れたらそれから栽培するのも楽しそうですね。

なお、花を咲かせることで株を大きくすることができるという話もあったのですが、花を咲かせると養分を花に持っていかれる植物の方が多いのではないかと思っています。

害虫被害

あらかたミョウガを収穫し終えて、葉が枯れるのを待っていたころ、葉に茶色いイナゴが付いているのを発見しました。

珍しいなと思い放置していたところ、見事に葉を食べられていったのですが、この時はすでに収穫を終え、枯れるのを待っていたタイミングだったので無視していました。

なお、翌年1月に子供のイナゴが大量発生したのでおそらくは卵を産まれていたのだと思われます。

保存方法

今回は土を落とし、水で洗って冷蔵庫にそのまま入れておいたのですが、翌日には若干一番外側の皮が傷んでいました。これは冷気が当たると良くないか、乾燥するのが良くないのだと思います。

湿らせたキッチンペーパーで包み、さらにそれをビニール袋などに入れてから冷蔵庫に入れると長持ちするそうです。後日試してみたら確かに一週間ぐらい経って多少は傷んできていましたが、まだまだ食べられるレベルでした。

皮むき

ミョウガは皮を剥くことができるのですが、すべての皮を剥く必要はなく、固い皮や、傷んでいる皮を剥くぐらいで十分です。

食べる前のあく抜き

ミョウガは灰汁があるので食べる前に、切ってから水にさらしてあく抜きをすると良いそうなのですが、私は特段あく抜きをしないで食べました。それでもおいしかったです。

最後に

台湾では阿里山の周辺が主要産地となるミョウガ。平野部ではそもそも流通しているのを見たことがありません。

台北のデパートでは日本からの輸入品を扱っていることもあるのだそうですが、見たことはありません。

それが台湾の平野部でミョウガが栽培できるなんて思いもしませんでした。しかもベランダのプランター栽培です。

そうめんの薬味としていただきましたが、十数年ぶりのミョウガは懐かしい味わいでした。