2023年に続き、2024年もベランダでミョウガ栽培に挑戦しました。しかし、2023年とは違い、うまく育てることができず、2024年は結局ミョウガを食べられないまま秋を迎えてしまいました。全滅です。枯れました。
我が家のベランダで発生したことをここにまとめます。
目次
ベランダでミョウガ栽培
2023年にミョウガの地下茎をネット通販で入手して実際にベランダで鉢植えにしてミョウガを栽培しています。
2023年にはすでに収穫もでき、満足度も高かったミョウガ栽培だったのですが、続く2024年は大失敗して、すべて枯らしてしまいました。私は台湾在住でスーパーでは売られているのを見たことがないので、2024年はミョウガを食べるのを諦めるほかありません。
2024年も2023年と変わらない栽培方法だったのですが、何がいけなかったのでしょうか。考察してみます。
ミョウガが枯れた2024年
ミョウガ栽培の難易度はどのぐらいなのでしょうか。2023年に栽培した感じだと、中程度の難易度かなと感じていました。
しかし、2024年は大失敗。そんなこともあります。野菜栽培の失敗にはいろんな要因が考えられます。
置き場所は日陰が標準
ミョウガは日陰でも育つ植物だと言われます。実際、2023年にはベランダの中で最も日当たりの悪い場所で育てましたが、無事に収穫できました。
日当たりが良い場所でも、背の高い植物の隣で育てるなどして太陽光をある程度遮断することができると良いと聞きます。
とはいえ、全く太陽光が当たらないような場所では生育が難しいのだそうです。
我が家のベランダで最も日当たりが悪い場所は、日光が当たる時間が一日におそらく1時間もありません。かなり日当たりが悪い場所です。
2023年は何とか収穫できたものの、もしかしたら日当たりが悪すぎたということもあるかもしれません。
プランターサイズは10号で問題なし
2024年は二つの10号鉢でミョウガを栽培していました。そのどちらも枯れてしまったわけですが、2023年は10号の他に6号などでも栽培しており、その際は10号以外は収穫が困難でした。
つまり、10号鉢を使用していることはむしろプラス要素で、それが問題だったとは考えにくいです。もちろん、10号よりも大きな鉢では試したことがないので、もしかしたら10号を超える大きさの鉢なら結果も違うのかもしれません。
少なくとも、我が家で実現できる環境で、ミョウガ栽培に10号鉢を使用したことに問題はなかったと考えています。
害虫被害はほぼ無し
2024年のミョウガ栽培期間で、目立った害虫被害はありませんでした。
ハダニが多少ついたときもありましたが、それほど大きな被害があったとは言えません。
根腐れっぽい症状
今回、2024年のミョウガ栽培の失敗を受けて、私が最も疑っているのが根腐れです。思えば2023年も水やりには苦慮していました。
根腐れは水を好む菌が繁殖する根茎腐敗病が原因だそうです。根茎腐敗病は水はけが悪いと発生しやすく、次第に枯れていってしまう病気です。ミョウガに限らず、よく発生します。
根腐れを防ぐ方法
根腐れを防ぐには水はけの良い土を使うことと、水やりの頻度を減らすことが考えられます。
そもそも水はけが悪い土を使用してミョウガを栽培していると、どうしても水分が多い状態が続くことになります。そうなると当然水が原因で根腐れを起こすことにもなります。
水はけを良くするには土に腐葉土などの有機質を増やしたり、排水改善に良いとされる資材や赤玉土を混ぜ込むなどの方法があります。市販の培養土を使うのも良いかもしれません。
水やりは土がしっかり湿っているのにルーティーンで毎日二回など水やりをしていると水分過多の状態になりやすいです。土の様子を見ながら水やりをするかしないかを決めると良いと思います。
枯れたミョウガを掘り起こした結果
地上部が完全に枯れてしまったミョウガでしたが、土を掘り返してみたら意外と地下茎は元気でした。8月ぐらいの話でした。
といっても、根と呼べるようなものは見当たらなく、あくまでも地下茎の部分が残っていただけという感じです。
なお、再度土の中に植えなおしたのですが、おそらくは休眠モードに入ってしまっていて、そこから芽を出すことはありませんでした。
水分過多の状況で自己防衛の機能が働いたのでしょうか。地上部と根を犠牲にして本体(地下茎)を守ったような構図だったのかもしれません。
ミョウガの地下茎の保管
一度掘り起こした地下茎をまた土に植えなおしました。この状態のまま、翌春まで放置しておこうと思います。
放置ではありますが、完全に水を与えないということではなく、一応は完全に乾かない程度に水を与えつつ、次の春が来るのを待とうと思います。
最後に
植物栽培は難しいですね。自然のことなのでわからないこともたくさんあります。ただ、その分成功した時の喜びは大きくなります。
来年には我が家のベランダにおけるミョウガの栽培方法を確立したいと思っています。