スマホで撮影できる 今も人気のモノクロ写真

モノクロ写真ってなんだかかっこいいですよね。あれ?でもなんでかっこいいと思うのでしょうか。モノクロ写真と言えばかなり昔の写真のことでは?でも実はそこが魅力だったりします。

モノクロ写真はなんだか素敵に見えることがありますが、それはなぜなのか考えてみました。

 

モノクロ写真

そもそもモノクロってどういう意味なのでしょう。「モノ」というのは「単体」とか「1つの」とかの意味合いだったと思います。つまり単色で表現された写真がモノクロ写真ということですね。「クロ」が色の「黒」を表しているように勘違いしていた時期もありましたが、モノクロームの略ですね。お恥ずかしい。

一般には白黒の写真を指すのがモノクロ写真と考えて差し支えないと思います。

 

昔はモノクロ写真が当たり前

モノクロ写真が当たり前だった時代、それはもう何十年も昔の話なのですが、そういう時代があったことから当然ながら昔の写真はモノクロが多い、というか、カラー写真が登場する前は一部の特殊な写真を除けばほぼ全てモノクロ写真だったはず。

そしてカラー写真が登場して、今となっては紙に現像しなくてもパソコンやスマホのモニターで画像を確認できます。しかもデジタルデータなので色あせることはありません。

 

カラー写真が出てきたのにモノクロ写真が無くならない?

それにしても、カラーが出てきたのにモノクロはなくならないのはなぜなのでしょう。無くならないということは、そこに魅力があるからだと思うのです。じゃあそのモノクロ写真の魅力って何なのでしょうか。

それはずばり古めかしい感じ、ノスタルジックなところが魅力なのではないかと思います。極端な話、記録としての写真であればカラーで撮影すれば良いわけですが、芸術作品としてモノクロという一つの技法のようになっているのではないかと思います。

例えば絵を描くように、写真で何かを表現したい時、表現したいものにカラーが無ければ、モノクロ写真を撮影すれば良いわけです。どのような作品を作り、どのようなことを表現したいのかにもよりますが、ある種の作品作りにはモノクロがうってつけなのかもしれません。

カラーで精細にその時を記録するのも良いけれど、モノクロで何かを表現するというのも面白いというわけです。

 

スマホでモノクロ写真

加工前

身近にあるカメラと言えばスマホのカメラがあります。私の所有するスマホはASUSのZenFone 3なのですが、現代のスマホなら恐らくほぼすべての機種にモノクロ撮影機能が搭載されているのではないかと思います。私のZenFone 3にもモノクロ撮影の機能は備わっていました。

撮って出し

ただ、ZenFone 3のエフェクト撮影(グレイスケール)で撮影しただけではカラーをただモノクロにしただけのように感じます。それではなんとも作品っぽくありません。これはZenFone 3に限らずこういう感じになるのかもしれません。多少加工して上げることで作品ぽくしてみたいと思います。

加工後

個人的にモノクロ写真は高コントラストが素敵だと感じています。そこで、ZenFone 3にダウンロードしたAndroidアプリのPhoto Editor Proで「明るさ(+補正)」「コントラスト(+補正)」「ハイライト(+補正)」「シャドウ(ー補正)」という補正を加えてみました。

加工後

どうでしょうか。個人的にはこういう加工を加えた方が素敵に見えます。記録目的の写真の場合はあまり加工したくありませんが、芸術作品と考えれば絵画のように自分のイメージでどんどん加工するのもアリだと思います。ZenFone 3に限らず、スマホアプリにはフィルター類も豊富にあるので、そういうのを使っても面白いと思います。

 

モノクロ写真に向く被写体

さて、モノクロ写真がなんとなくノスタルジックなのは間違いなさそうなのですが、そんなモノクロ写真に適した被写体と言うのは何でしょうか。ノスタルジック、古い、などのキーワードで考えると良いのかもしれません。

例えば「人混み」なんかもモノクロ写真にすると面白いかもしれません。更にこだわって「雨の日の人混み」なんかも良いかも。また、「散らかった部屋」なんかも意外と面白い作品になりそうです。いずれにしてもちょっと混雑した感じの被写体は面白い効果を生むような気がします。

そして、年輪を感じさせるもの、例えば「廃墟」とかもモノクロ写真にすると映えるのではないかと思います。

 

まとめ

昔はカラー写真が無かったのでモノクロ写真が当たり前でした。そしてカラー写真が登場し、モノクロはなくなるかと思いきや、未だにモノクロ写真を撮影する人もいれば、それを愛でる人も多いです。

そこには、モノクロ写真が持つ古めかしい感じやノスタルジックな感じが存在するからです。

そういった特徴を生かしつつ、ただの記録としての写真ではなく、芸術作品としてモノクロ写真を仕上げてあげることで、今日でもモノクロ写真の価値が見いだされていると考えられます。

私が使ったのはASUSのZenFone 3でしたが、他のスマホのカメラでもモノクロ写真を撮影することはできるでしょうし、様々な加工アプリを使えばモノクロに加工することはおろか、そこからコントラストなどのパラメーターを調整して、より自分のイメージに近づけることもできます。

モノクロ写真楽しいです。