【すごい生命力!】ミントを育て始めて1年経過した鉢がこれ!結果と思ったことなど

ミントをベランダで1年間育て続けてきました。1年間ミントのお世話をした結果と、その中で気が付いたことなどをまとめます。

ミントを植えて1年経過したベランダ菜園

植えてから40日程度経過したミントの様子(2024年7月ごろ)
植えてから40日程度経過したミントの様子(2024年7月ごろ)

2024年5月ごろ、ベランダにミントの一部分が落ちているのに気が付きました。ミントは挿し木にするとどんどん増えることで有名な植物。迷わず挿し木して、ベランダで育て始めました。

ミントを育て始めてから1年が経過しましたが、ベランダには今でもミントがあります。ミントの生命力は非常に強靭で、全く枯れないわけではありませんが、非常に繁殖しやすい生物であることは間違いありません

ミントを植えるのが危険だと言われる理由

ミントは繁殖力が半端ない植物として有名で、庭にミントを植え付けようものなら、他の植物を駆逐し、ミントだらけになってしまうため、植えてはいけないなどとも言われる植物です。

しかし、ベランダの植木鉢の中ならすべての植物に広がっていくわけではありません。ランナーが伸びて他の植木鉢に侵入することや、先端が何かの拍子に切れて他の植木鉢に落ちた後に根付いてしまうことを除けば、もともと植えられていた植木鉢と言う限られた空間でのみ成長していきます。種ができれば種で繁殖することもあります。

実際に1年間育ててみて思ったのは、ミントは地上部のメイン部分よりも、地下から伸びる地下茎および地上部のランナーが非常に丈夫で、なかなか枯れにくいということです。

ミントを1年育ててわかったこと

約1年経過したミント(2025年7月ごろ)
約1年経過したミント(2025年7月ごろ)

ミントを1年間育ててきて思ったこと、わかったことなどがあります。

例えば「ランナー」がすごいことや、意外と地上部は枯れるということもわかりました。それよりなにより、適当にお世話をしていたにも関わらず、やはり元気に、ベランダの狭い空間の中で、小さな小さな切れ端から始めたとは思えないほど育っていきました

百聞は一見に如かず、話には聞いてきたけれど、実際に育ててみたら色々学ぶことができました。

枯れたように見えて地下茎やランナーが生きていることも

隣の鉢に侵入していたミントのランナー(2024年9月ごろ)
隣の鉢に侵入していたミントのランナー(2024年9月ごろ)

ミントは簡単に挿し芽で増やすことができます。水挿しすれば根は簡単に出てきます。それに、地下茎やランナーが伸びて増殖すると言われます。

何かの理由で地上部が枯れたとしても、地下茎が元気な場合、まだミントは完全に枯れたわけではありません

事実、地上部が枯れたので、もう完全に枯れたと思って引き抜いてみたら思いのほか地下茎が長く、そしてまだまだ地下茎は元気だった、ということがあります。

ミントを繁殖させる秘訣

植え替えたミント(2024年12月ごろ)
植え替えたミント(2024年12月ごろ)

ミントを繁殖させたい場合、太陽光さえ確保できれば、他の植物と同じように育てることが可能です。

唯一枯れたのが日陰で栽培していた鉢でした。ミントは繁殖力が強いですが、太陽光が不十分だと枯れるのではないかと思います。しっかり太陽光の当たる場所に鉢を置いて育てることが大切です。

ミントはおしゃれ

ミントはおしゃれです。おしゃれハーブの代名詞と言ってもいいです。

「私、ベランダでミントを育てています。」

ほら、ちょっとおしゃれ。ではありませんか?育てるのも簡単ですし、ミントはベランダのような小規模な場所で何か植物を育てたいならおすすめできる植物です。

ミントがあるのにゴキブリは出る

ミントには害虫忌避効果があるのではないか、そんな風に思うのですが、家に出る害虫の代表格である「ゴキブリ」にミントはほぼ無意味です。

ミントを育て始めて1年が経過しましたが、つい先日も大きなゴキブリを見かけました。なんなら小さなゴキブリも前後して見かけました。

多少はゴキブリが嫌がる成分を含んでいるかもしれませんが、あるとしてもそれはおそらく微々たるもので、例えばゴキブリから1mも離れれば無意味、という感じなのではないかと思います。それこそゴキブリに直接触れればゴキブリも多少「不快感」を覚えるかもしれませんが、「ゴキブリを二度と見たくない!」という望みはかなえられないと思います。

ミントは摘芯した方が良い

この1年間全く摘芯などはしていませんでした。成り行きに任せて放置していたわけですが、摘芯はしていった方がキレイに育つと思うので、適宜摘芯をした方が良いと思います。

摘芯はメインの部位だけでなく、鉢から飛び出してしまっているランナーも切ってしまった方が良いです。そうしないと隣の鉢に根付いてしまうこともあります。

ベランダにおけるミントの役割(コンパニオンプランツ)

何かに汁を吸われたと思しきミントの葉(2025年7月ごろ)
何かに汁を吸われたと思しきミントの葉(2025年7月ごろ)

約1年前に意図せず入手したミントの苗(挿し穂)なのですが、今でも我が家のベランダで行き続けています。

今後もベランダでミントを育て続けようと思っていますが、ミントメインと言うよりは、ミントをコンパニオンプランツとして、他の植物と一緒に育てようかなと思っています。

というのも、ミントは害虫がほとんど付かないからです。害虫がほとんど付かないということは、害虫が忌避する成分が含まれている可能性があるということです。

ハダニに汁を吸われたと思しき症状もありましたが、その葉のどこを見ても、ハダニがいないのです。つまり、吸うには吸ったけど、美味しくなくて他に行ってしまったのではないかと。いや、正確なところはハダニもしくはその犯人に聞かなければわかりませんが、なんとなくそんな気がします。害虫忌避効果を期待してミントを育てる方もいると聞きますし。

最後に

なんでもそうなのですが、世話をしただけ答えてくれる植物は、育てがいがあります。ミントはあまり手間をかけなくてもしっかり繁殖していってくれましたが、それでも青々とした葉を見ると心が癒されました。

今後もミントを育て続けようと思っています。