断捨離してミニマリストになるための条件

断捨離とかミニマリストとか、「物を捨てる」ことに焦点を当てられがちだったこれらの言葉ですが、最近は「物を捨てたその先」を意識するようになっているようです。

最低限のもので「豊かに」暮らす

そもそも断捨離というのは、ものに執着せず、家の中で使わないものを捨て、そして不要なものを新しく買わない/手に入れないという考え方。

家にあるものは当然ながら「お金」を使って購入したものか、何かしらの方法(プレゼント等)によって手に入れたものになります。それを捨てる。

ふ~。。。なかなか勇気のいる行為。しかしながら、何年も使わずにそこに置いてあるだけの物が必要なのかと問われれば疑問ではあります。それこそが執着!!ものに執着している考え方です。

でも、「またいつか必要になるかもしれないし」と考えがち。はい、それ私です。でも本当にそれが必要になる確率はかなり低い。断捨離できない人代表、はい、私です!!

ミニマリストというのは、必要最低限のもので生活する人の事を指す言葉。芸術分野にはミニマリズムという言葉があって、それは不必要なものを省略するような概念。だからミニマリストは断捨離erのような感じ。

言葉の響きや意味合いからこれらの言葉は「捨てる」ことに主眼を置かれているように思われがちですが、よくよく聞いていると、これらの概念が指す「捨てる」は理想への第一歩で、その先にある理想の生活を目指す考え方ということのようです。

言い換えるならば、「不必要なものは持たず、必要な物に徹底的にこだわるライフスタイル」と言えそうです。

「物を捨てる=もったいない」は認めつつ、ただその先にある理想のために捨てることもやむなし。さらに言えば、「必要な物=買う!!」という考え。いや、教え。

「え?でも、買っても捨てるんでしょ?」と思ったあなた、私と一緒です。いや、買うのにも基準があるんだそうです。

「ときめく」かどうかで決める

これは有名なこんまりさんの考え方ですね。ときめかないものを捨て、ときめくものを買う。いや、わしの部屋、ときめかないものだらけです。

ときめかないものがなんでこんなに多いのでしょうか。それは買う時にしっかり考えていないから。買う基準も「ときめくかどうか」。

手放すときのことを考える

物は使い続ける劣化していったり、時代に合わなくなっていきます。その時のことを考えて購入するという基準を提唱する方もいます。例えばスマホ。聞いたこともない激安スマホは、手放すときに二束三文にしかならない可能性が高いですが、みんなが知る超人気スマホなら高値で売れる可能性があります。しかもときめく!ときめきすぎる!私、iPhoneほしいです。

ミニマリストになるための条件

ここまで断捨離やミニマリストについて見てきましたが、ふと思ったんです。「やはり自分には難しい」と。何が難しいのか。そもそもミニマリストになるためには以下の条件があるように思います。

1.一人暮らし or 家の管理を任されている

そもそも家族がいる場合、自分一人の一存で家財道具や諸々をどうこうできるものではありません。自分は必要がないと思っても、家族の誰か一人がそれを必要だと思っていた場合、勝手に捨てると修羅場必至。捨てていいか確認しても答えは確実にNO。マジ無理。

だから一人暮らし、もしくは家族がいる場合は強権発動できる最強メンタルを持ち、かつ家族が従順でなければなりません。

2.割り切る気持ち

実際に物を捨てる段になった時、迷わずに捨てることができるメンタル、それが重要。しかし、これには逃げ道もあります。それは「とりあえずBOX」。捨てるか、捨てないか、捨てて後悔するか、後悔しないか、迷ったらとりあえず、「とりあえずBOX」に入れておいて、一定期間、それが無い状態で生活をするというもの。

私(チキンハート)の場合、「1週間BOX」と「1か月BOX」の二段構えで準備すると良いかもしれません。

3.経済力

限りなく少ないもので生活する場合、必要と判断して「捨てない」道具類は良いものでないといけません。何かをする際に使う道具なら効率性が高く、高機能である方が良いです。そうなると必然的に高価なものになってきます。

例えば洗濯機も乾燥機能付きなら乾燥機を減らすことができますが、乾燥機能付きの洗濯機はそれなりの値段がします。紙類本類をすべてタブレットで管理するなら当然タブレットが必要です。

必要以上に物を買わなくなる分、浮くお金もあるかもしれませんが、少数精鋭の道具たちで暮らすということは、「精鋭」をそろえる必要があるということ。それなりの経済力が要求されます。

最後に

所帯持ちで精鋭がそろっていない我が家。とりあえずチキンハートでも不必要だと判断できる自分の物から減らしていってみようと思います。また、今後買い物をする際は、ちゃんとときめくか、購入したその先のことまで考えて買いたいと思います。