この度、私の住む台湾で数年前に拒否された医療保険への加入を認められたのでそれまでの顛末を書き記しておきます。
目次
なんとかして医療保険に入りたい
私は諸事情により現在台湾に滞在しています。いつまで滞在するかはまだ決めていませんが、結構長く滞在することになりそうなので、台湾で医療保険に加入したいと考えました。
医療保険に入るメリット
医療保険に入るメリットは、将来に備えることができる、これにつきます。
将来どのような病気になるかは誰にもわかりませんが、遺伝などの情報を元に推測すると、おそらく私は癌や心臓疾患を患うことになる可能性が高いようです。
そうなったとき、日本に帰ることも一つの選択肢ですが、今住んでいる台湾で治療を受ける可能性も考えられます。
そうなるとどうしても医療費が必要になり、まとまったお金が用意できないかもしれません。そんなときのための備えが医療保険です。
医療保険は無駄?
医療保険は無駄だとする考え方もあります。
病気をするかしないかは未知数であり、投資した金額に対するリターンが少なくなる可能性もあります。つまり、そうなるとお金をどぶに捨てているのと同じことになります。
日本では掛け捨てではない保険もありますが、台湾にそのような保険は無いと聞きました。完全に掛け捨ての保険ばかりです。
将来の不安を解消するためにお金をどぶに捨てますか?と聞かれると、確かに無駄という結論に至るのもわかります。
もっとも、それでも私は加入することにしました。
数年前に審査に落ちた医療保険
実は数年前に全く同じ医療保険の審査に落ちています。
おそらくダメだろうと思っていたのですが、案の定ダメでした。
審査に落ちた理由
理由は、申請当時、直近5年以内に特定の手術をしていないことという条項に触れてしまっていたからです。
命にかかわるような病気ではなかったのですが、実はその申請の1年ぐらい前に小さな手術を受けたのでした。手術である以上、手術で死亡するリスクも少なからずあり、同意書にサインもしていました。死亡もせず、後遺症も残らなかったのは幸運だったと言わざるを得ません。
今考えるとその手術を受けたメリットがあったのか疑問でもありますが、手術を受けた履歴は残ってしまっています。それ以外に思い当たる節があるとすれば、自分が台湾から見ると外国人であることですが、それよりそもそも条項に触れている手術暦の方が問題だったと考えています。
結果的に審査には落ちてしまいました。
今回審査を通過して医療保険に加入できた理由
以前審査に落ちたことがあるのに、今回は審査を通過して医療保険に加入することができました。
その理由を考えると、以前の手術から5年以上の歳月が経過していて、直近5年で大きな病気をしていない(少なくともそれで通院はしていない)ということが挙げられます。
とはいえ、過去に手術をし、リスクが全くなくなったかどうかはわからない状態だったので、審査に通過するかは未知数でした。
ほかに何かしたかというと、特段何もしていません。例えば風邪をひいたときは近所のクリニックに行っていましたし、全く病院に行っていなかったわけでもありません。外交員に特別な働きかけをしたこともありません。
病気は完治した扱い
事実、手術をしてから治療は継続していません。そのため、データ上では完治したことになっているのではないかと思います。医師からも特段再診が必要とか、そういうことも言われていません。
確かに差し迫って治療する必要もないので、私も気にしていませんし、手術前と同じ、普段通りの生活を送っています。
審査に通ったのは幸運だった
保険会社における審査の詳細まではわかりませんが、同じ状況でも必ず審査に通るということはないでしょうし、少なくとも今回私が審査に通ったのは幸運だったと言えそうです。
以前審査に落ちているので、その保険会社の審査がゆるいとか、そういったことは無いと思います。また、今回審査を通過したということは自分がブラックリストにも載っていないということの証明にもなっていると思われます。
外交員すら驚いた審査通過
保険の外交員の方も「こういう例もあるんだ」と驚いていました。
やはり過去に審査に落ちたということは、その当時リスクが大きいと判断されたということで、それが何もしていないのに、5年経過したというだけで審査に通ったというのは驚きだったようです。
最後に
保険の審査方法については公開されていないので、何が問題であったと断定することはできません。ただ、明らかに問答の中に問題視されるような項目が含まれている場合(例えば私のように明らかに直近に手術暦がある場合など)はそれが原因で審査に落ちることもあるでしょう。
すべての条件がクリアできる体制が整ったなら、一度ぐらい審査に落ちても再トライしてみる価値はあるように思います。なにより、外交員の方に相談すると良いと思います。