相も変わらず2024年もマンゴーの発芽にチャレンジしています。また?発芽に?そう、今までのはすべて枯れました。マンゴー栽培って難しい!
そして2024年のマンゴーの種は黒くなるのとならないのとがありました。今回はこの黒くなるマンゴーの種について書きたいと思います。
目次
マンゴーの種の発芽に挑戦しつづけて数年
以前からマンゴーの栽培については何度もブログ記事にしてきました。その時々でいろんな発見があり、その発見をその当時の考えで書き記してきました。
マンゴーの種は発芽します。南国フルーツが家で栽培できるかも?と期待に胸躍らせた経験があるのは私だけではないでしょう。
しかし、なぜか我が家ではしっかりと育たないことが多いのです。去年2023年までに発芽させたマンゴーはすべて枯れてしまいました。
そして2024年の今年、改めてマンゴーの発芽、そしてマンゴー栽培に挑戦しています。
失敗するマンゴー栽培
これまでの経験では、おおむね2年以内には枯れてしまいます。それらは屋内で水耕栽培したのちに土に移植したものもあれば、最初から土に種まきしたものもあります。
発芽の段階で失敗するものもあります。その場合、土に移植する前が多いです。マンゴーは種を湿ったキッチンペーパーで包んでおくと発芽するのですが、その段階で失敗することもあります。
今までの経験では土に直接種まきすると失敗率も高くなります。うまく根が育ってくれないのです。
初期段階の発根不良もありますが、その後ベランダで枯れていく原因がなんなのか、ずっとわからずにいました。
極小の虫に新芽を食害される
マンゴーにはどうやらアザミウマが付きます。アザミウマは新芽、新葉につき、葉のエキスを吸い取り、新芽を枯れさせてしまいます。そうなると新芽が出てこなくなり、結果、枯れます。
それから、おそらくはホコリダニのようなほぼ目に見えないレベルの小さな外注も発生しているのではないかと思います。というのも、アザミウマがほぼいないように見えるのに、新芽が枯れていくことが多いからです。
アザミウマにしてもホコリダニにしても、防除、駆除は非常に難しく、本気で防除および駆除をするなら化学系の農薬ということになろうかと思いますが、化学系の農薬を煙たがる方が周りに多く、使用を控えています。
しかし、この状況が続いていると、我が家のベランダで、土を使ったマンゴー栽培はかなり難しいということになってしまいます。
水耕栽培したらいいのでは?
土に植え替えてベランダで育てると虫に食われる。ならばできるだけ土に移植せず、水耕栽培で可能な限り大きくして強くしてからベランダに移植すればよいのではないかと思うに至りました。
以前、水耕栽培しているマンゴーが60cmぐらいまで大きくなったことがありました。肥料も与えていないのに。
ということで、2024年はまず水耕栽培を始めました。一応、いずれは土に植えることも視野に入れています。
黒くなるマンゴーの種
マンゴーの種を水耕栽培で育てるには、まずは湿ったキッチンペーパーなどに包んでおき、発根したらその根が水に浸かるようにして容器に入れます。そして大きくなったら支えるための対策をします。
現在マンゴーの種は発根し、その後発芽し、10~15cmぐらいの高さになっています。ここまでは予想通りです。
しかし、2つあるうちの1つは種が黒くなり、そして水も黒くなりました。
マンゴーは黒くなりやすい?
マンゴーはそもそも実の状態でも皮の外に黒い点ができることがよくあります。皮をむいて中を見てみても黒い筋のようなものが見えることもあります。
いずれも腐敗やカビでなければ問題ないようなのですが、マンゴーというのはそもそも黒くなりやすい、黒いものが発生しやすい性質を持っていると言えるでしょう。
なお、マンゴーの皮に黒い点ができるのは炭疽病の影響で、そこを切り取れば問題はないとされていますし、中の黒い筋に関しては細菌によるものらしいのですが、それも人体には影響を与えないとされています。
しかしながら、黒い点はカビの可能性もありますし、黒い筋は実は種から出てきた根だったということもありました。
もちろん腐敗しているマンゴーは食べられません。ウジ虫が湧いているマンゴーも見たことがあります。マンゴーを食べるときにはよく見てから食べるようにしましょう。変色していたら、様子がおかしいところは迷わず廃棄です。
種が黒くなるのはなぜ?
種は水耕栽培でも土に直接植えても黒っぽくなりがちです。これまで数十個のマンゴーの種を発芽させてきて、種が黒くなりやすい環境について、その傾向を書き記します。
種全体が濡れている状態が長く続いた場合
発芽させるために種を湿ったキッチンペーパーで包んでおくと、キッチンペーパーが変色していくことがあります。
この段階で黒くなる程度は個体差があります。一晩でかなり変色するものもあれば、意外とそうでもないものなどもあります。
これはマンゴーの種についている成分、もしくは種に含まれている成分が外に出てくることにより、その成分が酸化などの化学反応を起こしたり変質したりして黒くなっているか、細菌が発生して黒っぽくなっているかではないかと考えています。
これを防ぐには、種全体を湿らせるのではなく、根が出ると思しき場所をピンポイントに加湿するという方法があります。
また、種は日光に当たると緑色になるのですが、種の根が出る部位を加湿しつつ、日光に当てるというのも良いと考え、最近は実際に実行しています。
種が水に浸かっている状況が続いた場合
湿らせたキッチンペーパーで包んでいる段階で黒くならなくても、その後の水耕栽培の手順で種の全部、もしくは一部が水に浸かった状態になってしまうと、水も黒くなるし、種も黒くなって朽ちていくことが多いようです。
これはやはり種から何かしらの成分が溶け出ているのではないかと思います。そして、そうなるとなぜか種も全体的に朽ちるのが速くなりますし、芽も成長が鈍化します。良いことはありません。
例えば大豆の種を発芽させ、大豆部分をずっと水浸しにしていると良くなさそうではあります。それと同じことなのかもしれません。
マンゴーの種を黒くしないためにしていること
原因がはっきりしているわけではありませんが、たとえば種はしっかり洗う、種全体が水浸しになるほど湿らせることは控える、といったことをしています。あと、窓辺などの室内でも日当たりの比較的良い場所に置いています(普段は西日がガンガン当たる場所に置いています)。
そして水耕栽培の段階でも、できるだけ種が水没しないよう、根だけが水に浸かるように気を付けながら水耕栽培をしています。根が変な方向に伸びてしまうとどうしても種が水没する形になります。その場合は仕方がないかなとあきらめて種も一部水没させます。
最後に
失敗に次ぐ失敗でもはや種からのマンゴー栽培を諦めようかとすら思ったのですが、マンゴーを食べたときに出る種を見るとどうしても植えたくなってしまいます。
今年こそ!マンゴーをしっかり育てられるようにいろいろ工夫していきたいと思います。