超シンプルで簡単なキャベツのレシピ キャベツ焼き

冷蔵庫にキャベツが余っていたらよくキャベツ焼きを作ります。今回は可能な限りシンプルにしたキャベツ焼きのレシピをご紹介します。

キャベツ焼きとは

キャベツを細かく切って小麦粉ベースの生地で焼き上げたものがキャベツ焼きです。お好み焼きの「好みの具」が入っていない、乗っていないものと言っても良いかもしれません。つまり、キャベツ焼きとお好み焼きの違いは、キャベツ焼きには具材が何もないということです。

キャベツを使ったレシピは数あれど、キャベツ焼きはキャベツのレシピの中では火を使った料理になります。生野菜が苦手な方でも安心して食べることができるレシピです。

キャベツ焼きの作り方

キャベツ焼きは材料もシンプルで作り方もシンプルです。

材料(2枚分)

  • キャベツ 1/4玉
  • 小麦粉 100g
  • 卵 1 個
  • だしの素 5g~8g
  • 水 120ml

作り方

  1. キャベツを粗みじん切りにする。1cm角ぐらいでOK。
  2. 小麦粉、だしの素、卵、水を混ぜ合わせる
  3. 「1.」と「2.」を混ぜて両面焼く
  4. お好み焼きのソースをかけて完成

作り方のポイント

キャベツの粗みじん切りと生地を混ぜてからしばらく放置するとキャベツから水が出て上手に焼けなくなります。そのため、キャベツと生地は焼く直前に混ぜます。

キャベツ焼きに入れるとよりおいしくなる材料

好みにもよりますが、シンプルなキャベツ焼きに以下の材料を入れることでさらにおいしくなります。ただ、これはテーマのシンプルからは少々離れるのでご注意ください。

豚バラ肉

生地とキャベツを焼き始めたら最初から豚バラ肉を2枚ほど広げて上に乗せます。ちょうど丸いキャベツ焼きを上から覆う感じです。キャベツ焼きをひっくり返すとちょうど下になってジュージュー焼けるようなイメージですが、豚バラ肉が焼け、再度豚バラ肉の面を上にしたときに豚バラ肉が剥がれることがあります。そうならないように豚バラ肉を上に乗せたときに少し生地に密着させると良いです。

なお、私の実家では昔からお好み焼きと言えばこのキャベツ焼き+豚バラ肉のことを指しました。つまり、私にとってのお好み焼きはもはやこれで、お好み焼き屋のお好み焼きは豪華料理でした。お好み焼き屋のお好み焼きもおいしいですが、キャベツ焼きに豚バラ肉もめちゃうまです。

山芋

生地はいつもダマが見えなくなるぐらいまで泡だて器(手動)で混ぜていますが、そうすると生地が固くなるのだそうです。お好み焼きの場合、山芋などを入れることでそれをふんわりと柔らかくさせることもあるのだそうですが、シンプルな材料で作るキャベツ焼きというテーマからするとそれはご法度。ただ、ふんわり柔らかいキャベツ焼きにしたい場合は山芋を入れても良いと思います。こだわりのキャベツ焼きと言っていいかもしれません。

マヨネーズ

お好み焼きにもマヨネーズをかける場合がありますが、キャベツ焼きにマヨネーズをかけてもおいしいです。

青のり、鰹節

お好み焼きと同じですが、青のりや鰹節をかけても良いです。

さらにシンプルなキャベツ焼き

上記のレシピだけでもかなりシンプルになっていると思うのですが、例えば小麦粉がないとか卵が無いとかの場合は以下のようになります。

だしの素を入れないキャベツ焼き

だしの素は旨味と風味に関係があります。しかし、だしの素がなければ作れないというものでもありません。だしの素を入れないとちょっと物足りない味になりそうですが、それで作れないというものではありません。いざとなったら入れなくても大丈夫です。

小麦粉無しのキャベツ焼き

キャベツ焼きを作る上で小麦粉は必須材料の一つとなります。小麦粉が無い場合、それは卵だけのキャベツ焼きですが、キャベツ焼きと言うよりも、キャベツ入りの卵焼きと言った方が近いかもしれません。

小麦粉を入れない場合、水は入れる必要がありません。卵を溶き、キャベツを適量入れて焼き上げますが、生地とキャベツの量のバランスが変わるため、卵は多めにする方が良いです。

なお、小麦粉ではなく片栗粉を使うのはお勧めしません。ドロッとした感じで、むしろもんじゃ焼きに近い感じになるのではないかと思います。イメージとしてはわらび餅と同じような状態になる感じを想像してみてください。小麦粉のようにお焼きなどのいわゆる「餅」状にはならないのではないかと思います。

台湾にはダンピンという食べ物があり、それは小麦粉に若干の片栗粉を入れて卵焼きと合わせて焼くのですが、片栗粉を少量入れることで生地がモチモチになります。ダンピンの例で言えば、少量入れる場合は水分保持力が上がり、モチモチ感が増す感じです。

卵無しのキャベツ焼き

キャベツ焼きを作る上で卵焼きは必須材料の一つとなります。卵がない場合、キャベツ焼きと言うよりも、キャベツのお焼きに近くなるかもしれません。

卵を入れない場合、生地が白っぽくなります。そもそものキャベツ焼きは、小麦粉に対して水分量が150~170%ぐらいになるように調整するのですが、卵が入らない分は水を多めにすると良いでしょう。

最後に

シンプルなキャベツ焼きは作る時間も短く、材料さえ手に入ればすぐに作ることができます。包丁を使って切らなければならないのはキャベツだけですし、あとは粉と水や卵を混ぜるだけです。ソースは冷蔵庫に常備しておけばよいですし、非常に簡単で主婦/主夫の味方と言えるレシピでしょう。