私の住む台湾では日本同様にいろんな果物が販売されていますが、今回はキウイフルーツから種を取って発芽させ、しばらく育ててみました。
結論から言うとこれまでのキウイはすべて枯れてしまったのですが、原因を考察し、すでに再挑戦を始めています。状況などを書き記しておきます。
目次
キウイフルーツの栽培
種苗店でキウイフルーツの苗が売られているところを見ると、家庭でもキウイフルーツを栽培し、収穫することは不可能ではないようです。
ただ、今回私が用いた栽培方法ではうまく育たず、いまだ試行錯誤の中にあります。
キウイフルーツを種から育てる試み
キウイフルーツを栽培するには種か苗を入手する必要があります。苗の方が種から育てるより安定していることが多く、一般的には苗から育てることが多いと思います。
日本でも園芸店に行けばたくさん苗が売られているでしょうし、私の住む台湾でもネット通販などを除くと販売されていることが確認できます。
今までもいろんな果物を種から発芽させてきました。今回のキウイについても苗は買わず、種から育てる試みです。
種から育てると何年で結実するか
キウイフルーツは苗からの場合、苗のサイズにもよりますが植え付けの翌年に結実するケースもあれば、4、5年待たないと結実しないケースなどがあるようです。
種からと考えると、上記に更に3年は最低でも必要ではないかと思います。つまり、種からキウイフルーツを育てる場合、結実までは4~8年程度はかかるのではないかと思います。
種の入手方法

キウイを種から育てる場合、当然ですが種を入手する必要があります。
例えばスーパーや果物屋さんで購入したキウイフルーツの実の中に入っている種を手作業で回収しても種は手に入りますし、台湾のネット通販では種の販売もありました。
種からキウイを育てる場合、まずは種を入手しないことには始められません。私は実際に食べたキウイから種を取ることにしました。
種の取り方
輪切りにしたキウイは種が見える状態になっているので、その種を爪楊枝やフォークなどでかき出せばOKです。
中には種の部分をまとめてザルなどでつぶし、種をまとめて入手する方法もあるようなのですが、そんなに大量に必要なわけではないので、輪切りにした部分から必要分が取れれば十分です。
発芽抑制物質の除去

キウイの種の周りには発芽抑制物質が付いていると言われます。そのため、採種した種はしっかりと洗って、発芽抑制物質を取り除いた方が発芽はしやすいと考えられます。
私はこの作業がなかなか面倒で、そのまま蒔いたりしていましたが、念には念を入れて、キウイの種を採種したらしっかりと洗うと良いと思います。
そのまま蒔いても土に蒔いた場合は次第に発芽抑制物質が分解されるので、これがすなわち今までキウイフルーツがほぼ発芽しなかった原因かというとそうではないのではないかと思っています。
休眠打破について
キウイの種も休眠打破が必要だとする意見があります。かと思えば採取してすぐに種をまいても発芽するとか、輪切りのキウイを直接土に埋めておけば発芽するとか、そんなレポートも散見されます。
個人的には休眠打破もしておけば安心かなと思います。今すぐに発芽を見たいと思って採種直後に種まきをして失敗するくらいなら、休眠打破のために冷蔵庫に2~3ヶ月入れておくことなんてなんともありません。
今までほとんど発芽しなかったのは休眠打破が出来ていなかったことが原因だったのかもしれません。今後改めて挑戦する場合は休眠打破のためにキウイフルーツの種を2~3ヶ月冷蔵庫に入れておこうと思います。
なお、キウイフルーツの種に限らず、休眠打破をするときは湿らせたキッチンペーパーで包んだ状態で冷蔵庫に入れるようにしています。
発芽までの日数

過去に土に直接まいたときは3週間ぐらいかかってようやく発芽しました。長い!いや、もっと長くかかった植物もありましたが、3週間は長い部類であると言えそうです。
条件が違えば、例えば発芽抑制物質もキレイに取り去り、休眠打破もした状態ならあるいはもっと早く発芽したかもしれませんが、今のところ我が家のベランダで発芽したのはこの2024年の1回と、2021年の1回のみです。
発芽率
私が今まで試してきたキウイフルーツの種で、発芽をしたのは2個だけです。発芽に挑戦した総数は100個ぐらいなので、我が家での発芽率は2%前後となります。
発芽した時期

最初に発芽したのは2021年の3月ごろでした。この時は小さな小さな芽が出て、1cmぐらいになったとたんに枯れてしまいました。
2回目は2024年の4月です。この時は本葉が2枚出てきて、順調に育つかと思われたのですが、その後続かず、結局枯れてしまいました。
いずれも3月4月と、春に発芽しました。
発芽したキウイの品種
具体的な品種はいずれも不明です。せっかく育てるなら甘いキウイが良いなと思い、黄色いキウイで挑戦することが多いです。緑は酸味が強いものが多い印象です。
最近は赤いキウイなんかもあるそうですね。ただ、赤いキウイは栽培がかなり難しいと聞きます。そのため、挑戦するなら黄色いキウイが良いかなと思います。
発芽したのに枯れた理由

そもそも栽培が難しいのもあるかもしれませんが、栽培方法に問題があったとは考えにくいですし、個体差であまり丈夫じゃない個体だったのかなと思っています。
2つ以上同時に発芽してくれればその違いなども観察しやすいのですが、如何せん今までは1つずつしか発芽したことがありません。
【再挑戦】よし!洗って冷蔵庫に入れておこう!
今までのやり方では発芽率も低いし発芽しても育ちませんでした。
そこで、改めて挑戦しようと思っています。
発芽にかかる作業
最初は種をキウイフルーツの輪切りから取り、それをキレイに洗い、そして湿らせたキッチンペーパーに包んで冷蔵庫に2~3ヶ月保管しておこうと思います。実はもう種は取りました。
1ヶ月おきに様子を見て、カビていたら洗ってキッチンペーパーを交換するなどしようと思っています。
そして2~3ヶ月経過したら冷蔵庫から取り出し、種まきをしてみようと思っています。
最後に
ここまでの経験から、少なくとも今のところキウイフルーツを種から育てるのは非常に難易度が高いと思っています。
これからさらに試行錯誤をして、さらに良い気付きなどがあればまた記事にしたいと思っています。