街路樹や盆栽、庭木に使われることの多いイヌマキをベランダで種から育てています。生垣みたいにしようかと考えたこともありましたが、結局小さく小さく盆栽のようにすることにしました。
前回のイヌマキの記事から600日ほど経過したので、ここまでのイヌマキのことをここにまとめておきます。
目次
発芽から二年経過したイヌマキ
気が付けば発芽から二年の月日が経過していました。
イヌマキは常緑樹で、基本的には落葉しません。それに、見ていると冬でも生長が止まっていないようです。少なくとも2023年から2024年にかかる冬は生長が止まらず、新しい葉が出続けていました。
生長期は春から秋にかけてがメイン
我が家のイヌマキは冬でも成長していました。ただ、冬も成長しているとはいえ、もっとも生育が盛んになるのはやはり春からでしょう。春になると新しい葉がたくさん出てきました。
そして夏になり、その後も秋に向かってじわりじわりと成長していきます。我が家にある常緑系の樹木はほぼ同じような傾向です。
2024年4月に剪定
イヌマキは順調に伸びていたのですが、イヌマキは一直線に上へ上へと伸びていく傾向があるようで、盆栽にするためにはそれを曲げるとか、切るとかしないといけません。
そこで先端を切って芯止めし、横に伸ばすことにしました。
ちょうど横向きに側枝が伸びており、そのすぐ上で切り取りました。残した側枝を今度は伸ばしていきます。
この時で発芽から550日ぐらい経過しています。樹木類は野菜と違って一年で種から1mも2mも伸びたりはしないものが多いです。イヌマキもそんなに大きくはなっていませんが、それでも発芽したばかりのころと比べたら大きくなったものです。
2024年6月にはさらに脇芽が出る
剪定すると多くの木は新しい芽を出します。我が家のイヌマキも2024年4月に剪定したところ、脇芽が出てきました。
脇芽というよりも上へ上へと伸びようとする生命力を感じる新芽でした。こうやって出てくる枝をうまく使って樹形を作っていきたいと思っています。
2024年8月も成長するイヌマキ
夏場は生長が止まってしまう(ように見える)植物も多いですが、イヌマキはどうやら夏も成長していたようです。ただ、これは発芽してまだ2年目だからかもしれません。まだ季節感をつかめていないような、成木とは違う生長の仕方をしているということもあるかもしれません。ともあれ、生長するのは良いことです。
このころ、鉢を植え替えようかとか、いろんなことを考えていましたが、結局2024年12月になっても植え替えておりません。
2024年10月に二股になったイヌマキ
なんとなくそんな気はしていたのですが、4月ごろに剪定をして切り詰め、その後脇芽を伸ばそうとしていたところ、切ったところに生えてきた枝がやはり大きく生長し、なにやら二股の形、Y字になってしまいました。
悪くはありません。でも思っていたのと違います。やはり樹形づくりは難しい!でも、そこが面白かったりします。
2024年11月は毛虫の害が!
これまで目立った虫害はなかったのですが、2024年11月ごろにイヌマキを見てみたところ、なにやら先端の葉が噛み切られたような跡があり、その付近に虫が糸と噛み切った葉で作ったと思しき巣のようなものができていました。
そこで、二股に分かれていた二つの枝の先端をそれぞれ少しだけ切り取りました。このころの樹形を見ると、若干もともとの枝の方が生育が良かったです。
今後の予定
将来、模様木のように右へ左へと主幹が波打ち、まるで植物ではなく動物のような勢いのある樹形にしたいと思っています。
針金をかけ、枝を曲げる時に滑らかなカーブになると何とも間抜けな格好になる気がして、そうならないようにするのが難しいところですが、2025年には針金掛けも挑戦してみようと思っています。
根元を見るとすでに木化していて、幹が茶色く、硬くなっています。これをどう曲げていくかを考えるのも楽しい瞬間です。
時期的には冬の寒さが落ち着いてきたころ、生長期の始まるころを予定しています。
最後に
もともとベランダで花見をしたくて買った桜から始まったベランダ緑化ですが、種を発芽させるのも好きで、イヌマキも種を発芽させてここまで育てました。750日も経つとかなり感慨深いです。
二年後ぐらいにはそれなりの形になるのではないかと期待しています。今はビニールポットを使っていますが、植木鉢もこだわれるといいですね。これからもお世話を続けます。