最近はスマホカメラの進化が目覚ましいということもあって、カメラ市場は大きく様変わりしています。しかしながらカメラが好きだという方もまだまだいて、先日のNikon Z9の発表を希望や驚きを持って見ていた方も多かったのではないかと思います。
私もそう。それなのに今日は一眼レフを手放してカメラはスマホカメラだけにしようかと悩んでるお話。
一眼レフやめてスマホカメラにするか
気がついたら初めて一眼レフを触ってから十年の月日が流れていました。その間、毎日触っていたわけでもなく、何かイベントがあるときや、思い立ったときぐらいしか撮影していませんでしたが、それでも一眼レフカメラで撮影された写真はスマホよりもキレイに見えたものです。
写真の良し悪しはカメラの良し悪しと撮影者の技術、それに運の要素などもあるのではないかと思うのですが、私の場合、カメラの性能にかなり助けられていたように思います。
最初は全然だめでした。まずピントが合わない。ピントの合わせ方がよくわかってなかったんです。そこからのスタートとなりました。そんな状態だったので、当初は「あれ?一眼レフって面倒なだけで、ピンぼけ写真ばっかだ」なんて思ってました。下手なだけなのにね。
それでも時々出てくるきれいな写真。それらは他のコンデジやケータイの写メでは撮れるような写真ではなく、やはり一眼レフカメラの力はすごいんだなと、私がこれまでカメラが好きでいられた理由がそれでした。
ただ、一眼レフカメラを持ってるけど、結局スマホで撮影することが多いということには以前から気がついていました。
子供の写真が撮りたいけど一眼レフ重い、でかい
子どもたちの写真が取りたい!と思っても、片手で子供の手を引いて、もう片方の手で重い一眼レフを持ってピント合わせするのは簡単ではありません。抱っこしてるときなんか絶対無理です。手を離し、ファインダーを覗いてピントを合わせていたら子供は10m先、20m先へ行ってしまいます。ちなみに通常家族で出かけるときは私が荷物持ちなので、背中には重いリュックがあります。子供の安全は誰か他の人が見ていてくれて、撮影に集中できれば良いのですが、なかなかそうもいきません。
最近の一眼カメラはミラーレスを筆頭にかなり小さい機種が多いです。ミラーレスならレンズもかなり小型化できます。現状、総重量1.5~2.0kgのカメラが、レンズとの組み合わせによっては半分ぐらいになる可能性も秘めています。それならこの問題は解決できるかもしれませんね。
共有はスマホカメラの方が便利
次に、Wi-FiやBluetoothを搭載していない一眼レフは共有に一手間かかること。一眼レフではJPEGとRAWを同時記録しています。JPEGはそのまま共有したりするのに適していて、RAWは本気で作品を作りたい時、後世に残る家族の記録を最高の形で残すために使っています。RAWはパソコンを使って、スマホよりも大きなモニターで現像しているのでパソコンに取り込む手間は当たり前だと感じるのですが、JPEGは簡易共有用。あ!今結構いい写真が撮れた!と思って一眼レフのメモリーカードに保存された写真をカメラのディスプレイで見返し、家族に見せて「どう?」なんて聞いていると、「それちょうだい」などと言われます。ちょ、ちょうだい?「CFカードを渡せばいいですか?」なんて野暮なことは聞きません。この場合、「じゃあ、帰ってからね」となります。
最近の一眼カメラは大体スマホと通信できるようになっていて、機種によっては常時接続状態でスマホに自動転送できるらしいです。それならこの問題は解決できるかもしれませんね。
スマホでも「できる」説
最後に、上記2つの理由は新しい一眼カメラで上記を解決できる機種を買えば、特段大きな問題にはなりません。ただ、ここで問題になるのは、カメラを所有するということは、財産が1つ増えるということで、最近持ち物を減らした意欲に駆られている自分としては、その考えに逆行する行為になります。近所に住む方々は「便利」とか「最上」よりも「できる」を優先しているように見え、それは良い面も悪い面もあると思うのですが、ことカメラに関しては「できる」を優先しても良いのではないかと。郷に入っては郷に従えという感じでしょうか。
スマホでも写真は撮れます。以上。という感じ。良いか悪いかは関係なく、また便利かそうでないかは関係ありません。そうなると一眼レフ、一眼カメラは必要不可欠ではなく、私にとってはぜいたく品だなと。ぜいたく品をタンスに置きっぱなしは良くないよね、という発想に至りました。
最後に
一眼レフを手放す理由を3つ上に書きました。これが日本にいる時ならこのような発想はなかったかもしれませんが、異国の地で所有物を増やすのは得策とは思えず、もっと身軽な状態にしたいと思います。最近のスマホカメラはすごいですしね。
ただそうなると現在のスマホよりもカメラ機能のすぐれたスマホがたくさんあるので、そちらに触手が伸びていきます。例えばiPhoneとか。経済力を考えるとXiaomiとかが良いのかもしれません。