台湾で人気の「胡椒餅」、食べたいけれど家で作るのは難しそう…と思っていませんか?今回は、特殊な食材やスパイスを一切使わず、日本のスーパーで買える食材だけで「世界一簡単」に作れるレシピをご紹介します。
実際に作ってみたところ、想像の10倍美味しく仕上がりました!しかし、途中で「皮から油の層(奶酥)が漏れて破れる」というトラブルにも直面。失敗と成功の両方を経験したからこそ分かった、「皮を破かないための麺棒の動かし方のコツ」も合わせて詳しく解説します。
日本のスーパーの食材だけ!「世界一簡単な胡椒餅」の材料と準備
極限まで減らしたシンプルな材料一覧

胡椒餅は①中身、②油の層 ③皮、の3つを作り、最後に合わせてオーブンで焼きます。必要な材料は以下の通りです。
①中身:
- 豚ひき肉 300g ※脂が少ないと固くなります
- 醤油 30ml
- 砂糖 10g
- コショウ(粉) 8g
- 片栗粉 8g
- ネギ(小口切り) 20g
②奶酥(油の層):
- 薄力粉 40g
- 油(サラダ油) 30g
③皮:
- 薄力粉 125g
- 強力粉 125g
- 水 160ml
- 砂糖 1.5g
- 塩 1.5g
- ドライイースト 1.5g
レシピを見る時、材料が大量に並んでいると作る気が失せます。今回のレシピは限りなく材料を減らしているので時短にもなりますし、作る手間もかなり削減されています。
特別なスパイス(五香粉など)がなくても美味しくなる理由
台湾のレシピを見ると大体五香紛が含まれていますが、五香紛がなくても美味しくできます!むしろ日本の方の中には五香紛の中に含まれている八角の香りが苦手という方も多いのではないでしょうか。事実、私の家族は八角が苦手です。
そういう意味でも今回のレシピは日本人向けであると言えます。八角が苦手な方もぜひ安心して作っていただきたいです。
【画像付き】世界一簡単な胡椒餅の作り方・手順
作り方も極端に簡単にしています。
ステップ1:材料を混ぜて生地を作る

- ②奶酥(油の層)の材料を混ぜて置いておく
- ③皮の材料を全て混ぜ、表面が滑らかになるまでこねる(おおむね20分前後)
あの胡椒餅の皮が何層かに重なっているのを再現するために②奶酥(油の層)が必要です。薄力粉と混ぜることで扱いやすくしています。
ステップ2:生地を小分けにして奶酥(油の層)を包む

- ステップ1で作成した皮を麺棒で四角く伸ばし、そこに奶酥(油の層)をまんべんなく塗っていく
- 奥から手前にくるくると生地を巻いていき、皮を棒状にする
- 包丁で8等分する
ステップ3:具材を包んで焼き上げる

- 中身の材料を全てボウルに入れて粘り気が出るまで混ぜ合わせる
- 8等分した生地を麺棒で直径12cm程度まで丸く伸ばす
- 生地で中身(1/8)を包み、オーブンのトレイに並べていく
- 上下200℃のオーブンで15~20分焼いたら完成!
【重要】大失敗から学んだ!皮から奶酥(油の層)を漏らさない麺棒の動かし方

生地で奶酥(油の層)を包み、8等分した後はそれぞれを麺棒で丸く伸ばし、その皮で中身を包んでいくのですが、この時、生地を伸ばす方向を誤ると奶酥(油の層)が飛び出てしまい、皮が破れた状態になってしまいます。
しかも困ったことに②奶酥(油の層)が飛び出てしまうと皮同士がくっつかなくなってしまうので、そこが穴になってしまうのです。
なぜ皮を伸ばすときに穴が開いてしまうのか?
そもそも奶酥(油の層)は皮の中に層を作るために入っているものなので、断面をそのまま押し広げると当然丸い皮には渦巻き状の奶酥(油の層)部分が発生し、そこは皮に穴が開いた状態になります。ちょうどクロワッサンの断面を想像するとわかりやすいでしょうか。
今回は完全に失敗したものが1個、そして若干穴が開いてしまったのが1個、残り6個は大成功でした!
失敗と成功の分かれ道:麺棒を動かす「方向」のコツ

それを防ぐには、奶酥(油の層)と皮の層が上下に重なる向き、つまり生地に奶酥(油の層)を塗って丸め、包丁で切った向きのまま麺棒でつぶしていけばよいのです。

それでも多少奶酥(油の層)が飛び出してくることがあります。それを防ぐには8等分する前に奶酥(油の層)を塗るのではなく、生地を8等分し、奶酥(油の層)も8等分して1個1個を包んでいくと奶酥(油の層)が漏れにくい皮が完成します。
実食レビュー!世界一簡単な胡椒餅は想像の10倍美味しかった
一口目の肉汁とカリッと感の評価

食べたことが無い方のために胡椒餅の食感を説明するならば、「カリッ」とした皮と「ジュッ」と肉汁があふれる、そんな味です。
今回のレシピで作った胡椒餅もまさに「カリッとジュッ」な胡椒餅でした。カリカリ食感がパンとは違う新鮮な食感を与え、肉まんを彷彿とさせるジューシーな中身がたまらなく美味しいです!
一般的な胡椒餅とは材料がかなり違うレシピなので多少味を心配していたのですが、想像の10倍は美味しく、大満足のレシピとなりました。
今回のレシピのリピート率と改善点
今回のレシピ、個人的には好みの味の胡椒餅となったので、今度知人や友人にもふるまってみたいと思います。もちろん自分でもリピートしたいです。星でリピート率を表すなら★★★★☆です!
改善点は上述の通り生地を8等分した後に、麺棒で丸く伸ばす段階で向きを間違わないことです。奶酥(油の層)が飛び出さないよう、生地を切った向きのまま麺棒で押し広げれば解決です。
まとめ:手軽に台湾気分!コツさえ掴めば初心者でも絶対失敗しない
台湾で売られている胡椒餅はほぼすべてが上面にゴマが付いています。砂糖水を刷毛で塗って、その上にゴマを付ければそのようにアレンジすることもできます。
台湾旅行で胡椒餅を食べた方も多いかと思います。今回のレシピなら日本でも簡単に手に入る材料ばかりです。ぜひ挑戦してみてください!もちろん食べたことのない方にもおすすめです!

この②奶酥(油の層)はラードを使うのが一般的ですが、今回はサラダ油で代用しました。全く問題ありませんでした。

本場っぽく中身を詰めるには、左手の親指で中身を抑えながら右手で皮を引っ張り、回しながら渦巻き状にして、最後にきゅっとつまみます。

オーブンで焼くと若干膨らみます。並べ方は多少余裕があった方が良いです。
台湾在住10年以上の筆者はこれまでも台湾料理に挑戦してきました。もっと見てみたい方はこちら → タグ:台湾料理
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