二個だけですが、手に入った柿で干し柿を作りました。干し柿づくり超楽しいです!
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秋の風物詩「干し柿づくり」
11月になり、2021年も残すところ2か月を切りました。気温もだいぶ下がってきて、そろそろ冬の気配がしそうです。
ここ数年作り続けていたおせち料理ですが、今年はどうしようか決めかねています。というのも、一人で作るとやはりかなりの時間がかかるからです。
おせちはどれをとっても結構時間がかかります。年を重ねるたびに少しずつ作るのが早くなってきたとはいえ、どうしても前日、前々日からの準備が必要。ちょっと考え中。
突然作ることになった干し柿
さて、おせちと関係があるようなないような、渋いと言われる柿を手に入れたので、それを使って干し柿を作ってみることにしました。
急遽作ることにしたので数は2つのみ。しかも1つは多少熟れた状態でした。さらに、干し柿を作る際は枝部分をT字に残していると紐を結び付けやすいとのことだったのですが、あいにく我が家にあったその柿はI(あい)字。これで紐が付くのか超絶不安でしたが、とにかくやってみることに。
干し柿づくりの手順

なにぶん、初めての経験だったので、いろんなところから情報を集めて、以下のようなやり方で始めました。
- 柿の皮を剥く
- 柿についた枝にひもを結び付ける(60cm程度の紐を用意し、両端に1つずつ結び付ける)
- 紐を持って柿を熱湯に5秒ほど浸し、すぐに取り出す
- 風通しの良い場所に、柿が重ならないように吊るす
- 1週間程度経ったら手で揉む・・・らしい(ここはまだ未経験!!)
- 2~3週間程度で完成・・・予定(好みの硬さで干すのをやめるらしい!!)
なお、干しているとき、焼酎をスプレーするとカビ防止に良いのだそうです。我が家にはスプレーがないので、キッチンペーパーに高粱酒(38%)を染み込ませて拭いたりしていますが効果のほどは不明です。
ちなみに、3日目になると周りも乾燥してきて触れそうな雰囲気だったのでキッチンペーパーに高粱酒をつけて触ってみました。かるーく、恐る恐るモミモミしてみましたが、もうちょっと時間がかかりそうです。なお、それが原因かはわかりませんが、一か所破けて果汁が垂れています、今。ん~やぶっちゃったかな?我慢大切。
使った柿の種類
近所で流通している柿の種類を調べてみたのですが、どうやら筆柿と呼ばれる種類のようで、これは日本にもある種類なのだそうです。
そして、特徴としては10%ぐらいの割合で渋い柿が混ざるのだとか。家族が食べて強烈に渋かったと言っていたので、もしかしたらそれは当たり(外れか?)だったのかもしれません。ちなみに完熟状態の物を私も1つ食べましたが、実はそれは甘かったです。その時は単純に未熟だったから渋かったのかもと考えていました。渋い→それなら干せばいいじゃん!となったわけです。
私は筆柿を日本で見たことはありませんでした。調べてみると主産地は愛知県なんだとか。筆柿おいしいです。干し柿になったらどんな味になるんでしょう!?
柿についていた黒い点の正体
今回使った2つの柿は、皮を剥いているとき、黒い点があることに気が付いて、それを取ろうかと思ったのですが、結局取らずにそのまま干しています。先ほど書いた「破け」についても、その黒い点から始まっています。渋柿にはタンニンという渋い物質が含まれているのだそうです。タンニンってワインとかにもたしか含まれていた気がします。干し柿にするとそれが固まって黒い点となることがあるのだそうですが、干す前からちょっと黒かった私の筆柿もそのタンニンなのかは素人にはわかりませんでした。ちょっとぐらいいいだろうと思って放置しています。
柿を干す場所
干し柿は晴天が続く日に作り始めると良いそうなのですが、今回は柿が先に手に入り、あまり放置するわけにもいかなかったので、天候を気にせず開始しました。初日から数日雨&曇り。ん~あまりよろしくない滑り出しでしたが、それをカバーするため、最初は室内に干し、それに扇風機で風を送り続けました。
それが功を奏したのか、なんとなくそれっぽくなってきています。ただ、低い位置に干しているため先日子供にガッツリ握られていました。2歳児は何でも触ります。その手はキレイなのかい?!
晴れたら日中は外の物干しざおに干そうと思っています。
最後に
今回干し柿を初めて作って思ったのは、干し柿づくりは非常に楽しいということです。こんなに楽しいならまたやりたいなと思っています。今度はぜひ子供と一緒にやりたいですね。みんなちゃんと手を洗って、消毒してからやります。ん?でも子供には何をやってもらいましょう。皮むき?紐つけ?干す作業かな。
いわゆる渋柿が台湾にもあるそうなのですが、近所では手に入りません。干し柿自体は近所でも売られていて、その多くは丸っこい柿を使ったもののようです。昔、祖母が作ってくれていた干し柿は細長い感じの干し柿で、私はそれが好きです。干し柿は甘柿でもつくれるようなので、そういう細長い感じの柿がないか、また今度果物屋を覗いてみようと思っています。
できればおせち用の分も作れるといいですね。あれ?おせち作るんでしたっけ?