はちみつ梅干し

小さい頃、遠足に行く時などに梅干しを持たされていました。もうそれだけで時代を感じますが、小さい頃はそれが当たり前でそれをなんとも思っていませんでした。

大人になって気がついたのは、自分が梅干しを大好きなこと。台湾に住んでもそれは変わりません。  

梅干しが大好きな私なのですが、台湾に来てからというもの近所で梅干しが売られておらず難儀しておりました。いや、たぶんデパートには売っていると思いますが、近所では手に入らないのです。じゃあ作ればいいじゃんと実際に作ってみたりもしました。

でもよく考えれば、私が好きで食べていたのははちみつ梅干しだったんです。普通の梅干しも好きではありますが、ほんのり甘く、酸っぱすぎないはちみつ梅干しが大好きでした。  

はちみつ梅干しを作る方法はいくつかあるようですが、今回チャレンジしたのは前回作った梅干しの塩分を抜き、それをはちみつ液に漬け込んで甘くするというもの。  

結論から言えばうまく行きましたが反省点もたくさんあります。次に梅干しを作るときの参考にしたいと考えています。

はちみつ梅干しを作る工程

小ぶりの梅干し(塩分18%のもの)約10個を水500ccに24時間浸します。水の量は適当でした。なにぶん、どのぐらい塩分が抜けるものなのか全く検討もつかなかったので気持ち多めに水は用意しました。水に梅干しを浸したらそのまま室温で放置しました。

後になって思った事ですが、水の量はターゲットにする梅の塩分濃度を目安に考えた方が良いと思います。また、季節によっては冷蔵庫に入れた方がいいかも。

(翌日)みりん大匙4、はちみつ大匙3、砂糖大匙3を鍋で沸騰させ、粗熱が取れるのを待ちます。

このはちみつ液はみりんではちみつの粘りを抑えている感じです。また、はちみつの消毒の意味と砂糖を溶かす意味で沸騰させています。シロップ作る工程と似ていますね。

水に浸した梅干は水から上げて乾燥させます(今回はキッチンペーパーで拭きました)。

ビニール袋に塩抜きした梅干しを入れ、粗熱の取れたはちみつ液を流し入れ、空気が入らないように袋の口を結びます。

この方法がうまくいけば、保存のために塩分多めの梅干を作っておき、1か月分ぐらいずつを塩抜きし、はちみつ漬けにすれば年間を通してはちみつ梅干しを食べられるのではないかと思います。だから一つ一つの工程がとても大事。

(2週間後)漬けだれから梅干しを取り出しました。ちょっとしわが増えたように感じますが気のせいでしょうか。

ザルに上げて漬けだれを取り除きます。漬けだれから取り出した梅干しを容器に入れて冷蔵庫へ保管します(今回は量が少ないので適当な茶碗に入れてラップしました)。

出来上がったはちみつ梅干し

今回出来上がったはちみつ梅干は、塩分が抜けすぎていたように感じます。そして酸味もほとんどありませんでした。その代わり、苦みを強く感じる仕上がりになっていました。はちみつ入りの漬けだれに漬けていたので当然甘くなっていて、甘みは十分すぎるぐらいでした。

初めてにしては上出来と言えます。あまりに食べやすいので作ったはちみつ梅干しは全部あっという間に食べきってしまいました。以前のしょっぱい梅干しからは想像もできないぐらい食べやすくなりました。

反省

塩分が抜けすぎていたのは水に浸ける時間が長かったというよりは、水の量が多すぎたのだと思います。次回は梅干の重量を計量し、その重量に合わせた水の量、つまり目標となる塩分濃度を定め、その濃度になるように水の量を調整した方が良いと思います。そうですね、次回は概ね10%ぐらいの塩分になるように、梅干しの重量とほぼ同じぐらいの重量の水を用意したいと思います。

酸味が感じられなかったのはなんででしょうか。元々酸っぱくなかった?いや、塩抜きする前の梅はとても酸っぱくて1つ食べ終わるのも苦労するほどでした。それがここまで酸っぱくなくなるとは。正直驚いています。

酸っぱくない梅はとても食べやすいです。しかし、梅干しはあの酸味が美味しいんですよね。酸っぱすぎるのも考えものですが、適度に酸味はあった方が美味しいように感じます。梅干は奥が深いですね。

次回塩抜きを調整してみて、酸味がどのように変化するか注意深く見守ってみたいと思います。

梅ジャムを作った時にも苦みを感じました。そしてこの梅はジャムの梅と同じものです。もはや品種でしょうね。梅干にしたときは酸っぱくて苦みがよくわからなくなっていたのだと思います。塩分も減り、酸っぱさも弱くなった今、苦みを強く感じるようになったのでしょう。

今回はちみつ梅干しにした梅は小ぶりの梅でした。次回はもっと大きなもので挑戦してみたいものです。

また、次回はちみつ梅干しを作る時は「苦くない梅を選ぶこと」「塩抜きする時は水の量を梅干の重量に合わせてしっかり計量する事」を大切にしたいと思います。