2022年のひな祭りは紙の人形で!

今まで台湾に住んでいることをいいことに、子供のひな祭りは何もしないで来ましたが、今年のひな祭りはどうするか、そんなことを考えています。何かしてあげたい、けれどひな人形もない、というかどうすれば良いかもよくわからないというのが本音だったりもします。

台湾にきて日本の文化を勉強している、そんな私です。さて、ひな祭り、どうしたものか。

ひな祭りと言えばひな人形

女の子がいる家庭には、大なり小なりひな人形があるものです。いや、もちろん無い家庭もあります。身近にそういう家庭もありましたし、少し前まで我が家にはひな人形がありませんでした。

台湾にいるため買うに買えず、ということもありますし、本格的なひな人形はなかなか高価で手が出ないという事情もあります。

そんな我が家の事情を知ってか知らずか、先日、近所に住む方から紙でできたひな人形をいただきました。なんでも、日本で購入したものなんだとか。ありがたい!こんなありがたいことはありません!

実は、今年は折り紙などを使って「折りびな」というのを作ろうと思っていました。しかし、同じ紙でできていても、よほど立派なものをいただいたので、そちらを飾って娘の成長をお祝いしようと思います。

ひな人形を出す時期・片づける時期

ひな人形は節分の豆まきが終わってから出すと聞きました。それから、3月3日の桃の節句が済んだら速やかに片づけると。片づけるのが遅れるとお嫁に行くのが遅くなるのだとか。この言い伝えはよく聞きますよね。

2022年は2月4日が節分ですから、豆まきが終わったらしっかり飾ろうと思います。

飾る場所に関しては、紙の小さなひな人形なので、あまり考えなくてもよさそうです。みんなが見れて、見栄えの良い場所に飾ります。

ひな祭りは何をする?

ところで、女兄弟のいなかった私はひな祭りに何をすればよいのか、実は何も知りません。どこかに行くとかあるのでしょうか。思いつくのは神社やお寺ですね。日本で何かそういった伝統的な行事をする場合、大体神社やお寺に行きます。出かける場合もそうでない場合も、着物を着ていると正式な感じがしますね。

自宅では何をするのでしょうか。ゲームとか?それよりも家族、親族で集まって成長を祝い、みんなで話をして、ご飯を食べて、という方がやりやすそうです。

台湾では義両親のそばに住んでいる上に、親族も多くが近くに住んでいるので、お願いすれば来てくれるかもしれません。

なにより、娘が喜ぶことを優先したいと思います。

ひな祭りの飾りは?

ひな祭りというと、ピンクのものが多いイメージがあります。ピンク系の物で部屋を飾り付けるのも良いと思いますが、例えば桃の花なんかを飾ることがあるそうです。桃の花なんてどこで手に入れれば良いのでしょう。日本なら花屋さんでひな祭りの時期に売られているのかもしれませんね。ここ台湾だとちょっと難しいかも。

そんな時は紙で自作しても良いかもしれません。紙で桃の花を作って壁に貼るとか。いろいろ工夫はできそうです。

それから菱餅というのを飾るそうなのですが、これまた台湾では手に入らなそうです。似たようなものを自分で作りましょうか。天然の材料で何とか作れれば自分で作ろうと思います。

ひな祭りに食べるもの

さて、親族が集まっても集まらなくても娘と一緒に食べるものを考えると、よく聞くのはちらし寿司ですよね。ただ、台湾ではちらし寿司の素などは売られていませんし、自分で作るにはちょっとハードルが高いです。今から練習しておくというのも一つの手ではあります。

実は以前作ったことがあるのですが、もうちょっと練習が必要そうでした。それに寿司桶も持っていません。

あとは甘酒などもよく聞きますね。台湾で甘酒?SOGOなどでは売られているかもしれません。先ほど書いた菱餅もそうです。

子供が好きならケーキなどを用意するのも良いかもしれません。誕生日も子供はケーキがあると喜びますよね。子供が喜ぶことを優先するならケーキも良いと思います。

農歴の三月三日

台湾の場合、旧暦(農歴)に基づいた行事が行われることが多いですが、日本のひな祭り(桃の節句)に当たる日は「上巳節」と言い、これは旧暦(農歴)における三月三日なので、2022年は四月三日に当たる日です。

この上巳節、身の回りでは何も行事が行われている様子はないのですが、「お墓参り」と「春まきを食べる」というのが伝統的な過ごし方なのだとか。

この上巳節のすぐ後に「清明節」というのがあり、その清明節にはお墓参りをします。ですので、もしかしたら一緒にしているのかもしれません。

春まきは寒食節と関係があるようで、これは晋の時代までさかのぼります。晋の君主「文公」が、母を抱いて焼死した家来の介之推を偲んでその日は火を使わずに冷たいものを食べる日としたことに由来するそうです。

実は三日ほど前に春まきを食べたのですが、それは関係なさそうです。

興味深いのは、この台湾における三月三日と、日本における三月三日はまったく違うということ。台湾の三月三日は旧暦の三月三日なので、カレンダー上では2022年の場合四月三日になるという日付の違いもありますが、内容も全然違いますね。

最後に

日本の文化ってどこかで教わったことがあったのでしょうか。私は全然覚えていませんし、教わった覚えもありません。もしかしたら子供のころに教えようとした人がいたのに自分が効く耳を持たなかったのかもしれませんね。改めていろんなことを学んでおります。