SONYのハンディカムで録画をしていると、勝手に録画が止まることがよくあり、非常に困っていたのですが、あることをしたら解決したのでその顛末をここに記録しておきます。
目次
使うに使えないSONYのHDR-CX405
8年ぐらい前だと思うのですが、台湾で購入したHDR-CX405というハンディカムが我が家にはあります。
もともとは同居人が仕事のために購入したものだったのですが、今は私がそれを譲り受けて保管しています。
せっかく譲り受けたので使用したいと思い、例えば料理の様子などを撮影していたのですが、どうもうまく録画できず、突然録画が停止してしまうため、結局使わなくなっていました。
ハンディカムの利点
使わなくなっていたハンディカムのHDR-CX405でしたが、メリット(利点)もありました。
超高倍率ズーム
光学ズームだけで30倍(手振れ補正アクティブかインテリジェントアクティブなら60倍)の超高倍率撮影が可能な点です。
スマホでも高倍率ズームの機種はありますが、私の持つPixel 6aは光学ズーム非対応ですし、デジタルズームでもここまでのズームはできません。
スマホとカメラを分離
スマホはカメラ機能以外にも様々な機能が搭載されており、いまやスマホ無しの生活は想像すらできませんが、そのこともあって、カメラ機能を使って何かを撮影しているときにもスマホの他の機能が使いたくなることがあります。
そんな時にスマホとカメラが分離していれば、撮影中でもスマホを自由に使うことができます。
持ち運びを考えるとスマホとカメラが一つになっているの葉最大のメリットではあるのですが、別の味方をするとデメリットでもあり、スマホとカメラを分離することはメリットにもなり得ます。
突然録画が止まる
HDR-CX405に問題があるのか、突然録画が止まることが度々ありました。そこで購入店に持っていって点検をしてもらったのですが、そこでは異常なしという結果でした。
しかし、それからも同様に突然録画が止まることが続きました。これはいったい何なのか。
結局原因がわからず、そのまま保管し続けていました。実際スマホもあるし、無理してハンディカムを使う理由もありませんでした。
突然止まる症状を直す方法
さて、突然録画が停止してしまう我が家のハンディカムHDR-CX405なのですが、確認してもらった販売店では問題なしとされ、返却されてしまいました。
しかし、実際には間違いなく録画が途中で停止してしまうことがあります。そこで、いろいろ調べてみることにしました。
バッテリー切れで止まった?
録画が突然停止するという症状を考えた時、バッテリー切れの可能性もあると思います。
しかし、録画が停止した後も、ちゃんとバッテリーは残っているので、バッテリー切れで録画が停止したわけではなさそうでした。
高温になり止まった?
動画撮影デバイスは長時間にわたる撮影や、高負荷の撮影時に高温となってしまい録画が停止することがあると聞きます。
しかし、私が経験した録画停止はそこまで高温になっているというわけでもありませんでした。
三脚で下向きに撮影すると止まる?
以前、三脚を使い、真下を撮影しているときにやはり録画が停止したことがありました。もしかして、やはり何か機器に不具合があって、撮影する際の角度によって録画が停止することがあるのかと思い、今度は地面に水平にして撮影をしてみたのですが、結局その場合も録画は停止してしまいました。
電池やSDカードの接触が悪い?
接点が汚れているなどで電池の接触やSDカードの接触が悪いことも考えられましたが、接点を清掃しても一向に改善されず、結果的に接触不良でもなかったようです。
SDカードの不良?
こうなるとSDカードの不良かとも思ったのですが、そのSDカードをスマホに入れて使ってみても全く問題なく使用できていたので、どうやらSDカードの不具合ということでもないようでした。
バッファオーバーで止まった?
バッファオーバーで録画が停止することがあるのだそうです。
これは、一時的に録画データを保存しておく場所があり、そこからメモリーカードに移していく過程があるのだそうですが、その際に一時保存の場所がいっぱいになることで起こるのだそうです。
主な原因はSDカードの書き込み速度が足りないこと。いやいや、販売店で本体を買う時に一緒に購入しているSDカードなんだからさすがに規格が合わないものは売らないでしょ?と思ったのですが、結論から言うとこれか、これに近いことが原因だったようです。
SDカードの規格が間違い

HDR-CX405はフルHD(1920×1080)動画が撮影できます。
フルHDで撮影する場合、最大で30MB/sec程度の転送速度が要求されます。規格で言うとビデオスピードクラスV30などです。
使用していたSDカードの転送速度は10MB/secで、上記30MB/secには及ばないものの、次点で状況によっては使用可能な規格のようです。
よく考えてみると、低クオリティーで長時間撮影する分には一切録画が停止することはありませんでした。停止するのはどうやら高クオリティーでの撮影の時でした。
つまり、転送速度10MB/secのSDカードでは、フルHD動画の撮影に対応できない可能性がある、ということのようです。
いやいや、販売店が本体買う時にそんな変なSDカード抱き合わせで販売しないでしょ!?とも思ったのですが、私は前例を経験したことがあります。(Windowsの要求メモリよりも低いメモリしか搭載していないデスクトップPCを知らずに買ったことがあります。)
新しく買ったSDカードは快調そのもの
ハンディカムHDR-CX405で録画が突然停止してしまうのはSDカードの規格の問題の可能性があり、新しく転送速度の速い、30MB/secのSDカードを買ってきて試してみたところ、録画が突然停止することは無くなりました!高クオリティーで撮影しても今のところ全く問題なしです。
具体的にはSanDisk Extreme PRO 64GB micro SDXC(ビデオスピードクラスV30、UHSスピードクラス3、対応UHSインターフェースI、アプリケーションパフォーマンスクラスA2)を購入して、今では問題なく使用できています。
犯人はSDカードか!!
いや、これ調べてみたら結構普通にあるようで、動画撮影機材のトラブルはこのSDカードの転送速度が原因であることが多いのだそうです。
録画が突然停止して困っている方はSDカードの規格を再度確認すると良いかもしれません。
最後に
ハンディカムで録画をしているときに突然録画が停止するという症状に悩まされていましたが、SDカードを交換したらその症状がピタリと止まり、解決しました。
SDカードの規格は気にしていなかったのですが、そういうこともあるのですね。今後は気を付けていこうと思います。