台湾ではメジャーなフルーツであるグァバ。いつも種を見るたびに植えたいという衝動にかられ、今までも何度か挑戦してきたのですが、この度ようやく発芽に成功しました!
グァバはスーパーフード
グァバの見た目はゴツゴツした青りんごのようです。グァバにはビタミンCが豊富に含まれていることが知られていて、100gあたりの量(228mg)はレモン(53mg)をも超えます。
ビタミンCが多いと聞くと酸っぱいのではないかと思うかもしれませんが、むしろレモンよりも酸っぱくなく、非常に食べやすいです。
また、食物繊維も豊富で、グァバは食物繊維が100gあたり5.4g含まれます。食物繊維が多いと言われるサツマイモですら100gあたり2.2gなので、その量がいかに多いかがわかります。
これら以外にも多くのビタミンを含み、グァバはスーパーフードと呼ばれることもあるのだそうです。
グァバの種類
ここ台湾で売られているグァバの種類は大きく分けると2種類です。皮は緑色で、中身が白い物と赤い物にわかれます。
個人的にはそんな味の違いはないように思います。
赤いグァバと白いグァバの見分け方
外観から白いグァバと赤いグァバを見分けることは難しいです。スーパーなどの場合は大体商品名に書かれています。「紅心芭樂」と書かれていればそれは中が赤いグァバです。
グァバの味
日本では見たことがなかったのでトロピカルフルーツであることは間違いないのですが、パパイヤやマンゴーのような濃厚な味わいではなく、非常にさっぱりしています。
グァバは日本ではジュースが有名だと思われますが、ここ台湾では生食も多く、むしろ生食の方が一般的なのではないかと思います。
沖縄のオリオンビールが2021年に数量限定でグァバのチューハイを発売したそうなのですが、それは今でも売られているのでしょうか。味がとても気になります。
グァバの実の食べ方
グァバの実は皮を剥かずに食べます。中には種とワタがありますが、そのまま食べる方もいるし、種とワタは取り除いて、残りの部分を食べるという方もいます。
グァバの種は結構固いです。ただ、大人であればかみ砕けなくはない固さです。子供やお年寄りは食べない方が良いのではないかと思います。
また、台湾ではグァバの実を乾燥させた乾燥グァバも売られています。そのまま食べるタイプもあれば、乾燥グァバを使ってお茶を作るグァバ茶もあります。
グァバの食べごろ
グァバはまだ固い状態でも食べられますし、さらに追熟することもできます。どちらの方が好きかは好みのわかれるところです。
固いまま食べるとよりシャキシャキ感とさっぱり感を味わえます。追熟してから食べると実が柔らかくなり、甘みも強調されます。皮も緑から黄色になっていきます。
私は追熟せずに、買ってきてすぐに食べることが多いですが、たまに忘れ去られて柔らかくなってしまったものを食べることもあります。
グァバの追熟方法
グァバの追熟は常温環境下に放置しておけば勝手に追熟します。冷蔵庫の中に放置しても追熟しますが、常温の方が早いように思います。
追熟するとシャキシャキ感は失われますが、その分甘味が増し、食べやすくなります。それはそれでおいしいです。
グァバの保存方法
熟しすぎる前に食べることだけ忘れなければ、基本的に常温保存で問題ありません。我が家では忘れることが多いので、冷蔵保存することもあります。冷蔵保存して忘れられると冷蔵庫の中でゆっくり追熟が進んでいきますが、行き過ぎると皮が茶色に近づいていきます。傷む前に食べましょう。
グァバの葉を使ったお茶
グァバの葉にはポリフェノールが多く含まれているらしく、その葉を使って作られるグァバの葉茶もあるそうです。
今回発芽に成功したので、いつか自家製グァバの葉茶を作ってみるのも楽しそうです。グァバの葉茶目的なら種から育てて実ができなくても楽しめそうです。
グァバの種まきの時期
私が種まきをしたのは1月。気温で言うと平均気温が18℃前後の時期でした。例えば東京の場合、同じぐらいの気温になるのは4月~5月ぐらいです。そのころに発芽にトライすると良いと思います。
グァバの発芽温度
平均気温が18℃ぐらいの時期に発芽に挑戦して1~2週間ぐらいで発芽したので、そのぐらいが適温なのではないかと思います。
グァバの種まきの仕方
過去に直接土にまいて失敗したことがあります。原因は定かではありませんが、成功した今回は湿らせたキッチンペーパーに包み、常温で放置していました。室内に置いておいたので平均気温18℃ぐらいの時期ではありましたが、室温は20~22℃ぐらいありました。
グァバの植え替えは要注意
3つ発芽したもののうち、2つを間引いて他の場所に植えたのですが、残した1本と、移植した1本が枯れてしまいました。
あまり環境変化に強くないのかもしれません。まだ小さいことも原因の一つだったのかもしれません。
グァバの実がなるまで何年?
種から育てる場合、果樹は4~5年で結実すると言われるものが多いように思います。グァバに関しても同様ではないかと思いますが、そもそも果樹は接ぎ木や挿し木で増やすことが多く、種からの栽培だと10年以上も結実しないということもあるようです。
グァバは苗木が売られています。それらは接ぎ木されたものが多いようです。結実する確率を高めたり、できるだけ早く結実させたい場合は苗木を結実する可能性の高い苗木を購入する方が良いと思います。
最後に
今後どうなっていくかまだわからないのですが、継続して育てていこうと思います。