Googleフォトをやめて不便になった1つのこと

Googleフォトを無料で使い続けていたのに、無制限プランがなくなって写真管理を自宅PCの内臓HDDに変更した私なのですが、移行してからどうしてもGoogleフォトを引っ張り出さなければならない出来事があったので書き記しておきます。

昔のGoogleフォトのメリット

以前のGoogleフォトのメリットは、画質は若干悪くなりますが、プランによっては無料で写真や動画が無制限に保存でき、それをPCはもとよりスマホなどでも閲覧できるということでした。しかも、自動バックアップを設定しておけば、例えばスマホで撮影した写真を即バックアップしてPCから確認ということもできました。

それが今は有料化された、という経緯があります。一部のGoogle製スマホ「Pixel」では無料が継続されたということですが、それはPixel 5まで(一部別条件のモデルもあるようです)で、それ以降の端末は対象外だということです。つまり、いずれかは完全に有料化と言うことですね。

いかんせん便利だったこともあり、ずっと使い続けていたGoogleフォトなのですが、有料化(一部無料)となったことで利用をほぼ停止しております。

Googleフォトの何が便利なのか

メリットは先ほど書いた通りで、有料になったことで利用をほぼやめていたGoogleフォトなのですが、どうしてもGoogleフォトに頼らなければならない出来事がありました。それは、特定の写真が複数枚必要になり、それを探さなければならなくなった時でした。

例えば「新宿駅」の写真がほしいとします。内臓HDDの中に写真はありますが、それを探すにはとんでもない量の写真を見返さないといけません。いつ撮影したかも覚えていません。そんな時にGoogleフォトがあれば、Googleフォト内で「新宿駅」と検索するだけ。あっという間に候補が表示されます。

場所の名前以外にも例えば「笑顔」とか「犬」とかでもいろんな結果が出てきます。日本語で出てこない場合、英語で検索すると出てくることもあります。なお、「犬」と「dog」の検索結果は若干異なります。

日本語と英語で検索結果が若干異なることはさておき、非常に便利なこの検索機能は、これはAIによる画像認識技術で実現されているのだそうです。これが便利すぎる。

「○○の写真が見たい!」をすぐに実現

毎日毎日写真や動画を撮っていると、特定の写真を見たい時にすぐに見つけることが困難になります。例えば先日も家族から「○○の写真がほしい」と言われたのですが、そういう時、Googleフォトだと検索すれば良いだけ。あっという間に候補写真がたくさん出てきます。しかし、内臓HDDに突っ込んでいるだけだと、検索ができません。こ、これは、Googleフォト使うしかないのでは?

いや、本当にこの時思いました。もしかして内臓HDDを買ったりする費用とGoogleフォトを有料で使い続けることを天秤にかけて比べてみた場合、メリットを考えたらもしかしてGoogleフォトを有料で使い続けた方が良いのではないかと。

用途を絞った利用が吉

最近のデジカメ市場を見ていると、動画撮影機能がかなり重視されているように思います。ほぼすべてのモデルに動画撮影機能は搭載されていますし、Vlog撮影に特化したSONYのZV-1やZV-E10、PanasonicのDC-G100などのモデルも登場していますし、フルサイズミラーレスならα7Sなどが有名ですね。カメラの市場はだんだんと動画撮影にシフトしているように感じますし、実際に個人レベルで記録を楽しむ「写メ」が写真から動画に変わってきているのではないかと思います。動画共有サイトのYouTubeなども隆盛を極めていますし。

ただ、写真も動画もとなると、動画はかなり容量が大きくなりますから、あっという間にGoogleフォト内で大きな容量を占めてしまいます。AIによる検索機能には動画も含まれるので惜しいのですが、動画はGoogleフォトで管理せず、写真だけにしたらもしかしたら人によってはGoogleフォトの無料分(15GB)だけで何とかなるかもしれません。

なお、私は写真と動画を合わせて1TBのデータがHDDに入っているようで、これは写真だけに絞っても余裕で15GB超えそうです。ちょっと無理かな。

フリーソフトで自動タグ付けは無理?

GoogleのようなAIによる画像認識技術を使ったクラウドサービスは他にもあるようなのですが、ローカルでそれを実現するようなフリーソフトはいまのところ見つかっていません。技術的に難しいのでしょうか。AIと聞くとどうしてもクラウドのイメージがあります。

最近SONYのPlayMemoriesというソフトを導入したのですが、それも自動タグ付けはしてくれないようです。ただ、フォルダで管理するより、一覧表示できるので圧倒的に管理が楽にはなりました。当面はPlayMemoriesを使おうと思います。

最後に

時折言われる「○○の写真が見たい」という言葉。当面は昔の写真のみで対応しようと思います。