ベランダでショウガを栽培していたのですが、思ったような成果が出ず、秋になって少しずつ過ごしやすくなってきた台湾で落胆していた私なのですが、今回は今年2024年のショウガ栽培がなぜうまくいかなかったのかを考えて、まとめておきたいと思います。
目次
ショウガはベランダでも栽培できる
日本でもおなじみのショウガは私の住む台湾でも大人気の根菜で、スーパーや市場でもよく売られています。
そんなショウガは家庭菜園でも栽培することができますし、マンションのベランダでも栽培することができます。
2022年に栽培したショウガ

完璧とは言えないものの、2022年にベランダでショウガを栽培した際は、比較的まともなショウガを収穫することができました。
もう少し収穫を待てばさらに大きくなったのかもしれませんが、すでに11月になっていて、冬になる前に収穫したのでした。
ショウガ栽培は簡単か?
2022年の経験を踏まえ、ショウガ栽培はそれほど難しくないと感じていました。特段何をしなくても大きくなっていきましたし、意外にもしっかりと収穫ができました。
スーパーで買ったショウガが芽を出してしまうことが多々あり、それを適当に植えただけだったのに収穫までできました。
以来、ショウガ栽培は比較的簡単で、家庭菜園でも栽培することができると思っていました。
なぜか枯れ行く2024年のショウガ

比較的簡単だと感じていたショウガ栽培でしたが、2024年は全くその逆で、全然うまく育てることができませんでした。
こういう結果になる前兆はありました。というのも2022年の時と比べ、2024年は地上部の生長がうまくいっていなかったのです。
栽培方法を変えたわけでも環境を変えたわけでもありません。なぜかうまくいきませんでした。
2024年は散々な年で、ミョウガ栽培にも失敗していました。
栽培時期が悪かった?
ショウガは春に植え付け、秋に収穫します。
失敗した2024年は5月に植え付け、10月に収穫しました。
成功した2022年はむしろ遅く、7月に植え付け、11月に収穫しました。
時期的には成功した2022年の方がイレギュラーだった気がします。つまり、2024年は栽培時期が悪くてうまくいかなかったということはなさそうです。
日当たりが悪かった?
そもそも日当たりがあまり良くないベランダでいつも栽培していて、その条件は成功した年も失敗した年も変わっていません。
そのため、失敗の原因が日当たりだとは考えにくいです。
そもそもショウガは半日陰ぐらいがちょうどいいとも聞きます。
土が悪かった?

2024年にショウガ栽培で使用した土は、残渣や枯れ葉などをたくさん入れ込んだ土でした。比較的有機物の多く含まれた土です。
残渣や落ち葉をすき込んですぐに植え付けたので、それが多少の問題を起こしていた可能性はあります。ただ、植え付け当初の5月ごろは特段問題がなく、8月ごろになって問題が顕在化してきたのでこの土が悪かったとも思えません。
水のあげすぎ?
水やり後に水がたまるようなことは無く、比較的水はけは良いように見えたのですが、土が乾燥することはそれほど多くありませんでした。
水はたまらないけど乾きはそんなに良くない、そんな感じの環境で、もしかしたら根腐れを起こしていたのではないか、水分過多で地上部が枯れ、根茎が肥大しなかったのではないかと思いました。
ショウガは水切れに弱いそうです。とはいえ、水のあげすぎも問題なのではないか、そんな風に今シーズンのショウガ栽培で思いました。
連作障害はなかった?

2022年にショウガを栽培して成功し、2024年にもショウガを栽培して失敗しました。
ベランダの土は使いまわしているので、同じ土だったかは定かではありません。ですが、ショウガは連作を嫌う植物で、連続して栽培する場合は数年開けてから栽培した方が良いのだそうです。たった1年では障害が出てもおかしくなかったのかもしれません。
病気だった?
ショウガは根茎腐敗病や青枯病にかかることがあるのだそうです。今回の症状を見るに、どちらとも可能性はありそうだなと感じます。
しかし、顕微鏡で見るなどしないと同定は難しようです。病気だった可能性は否めません。
ショウガ栽培の対策
今後もショウガはぜひ育てたいなと思うのですが、いくつか気を付けようと思うことがあります。例えば以下の項目です。
- 水を与えすぎない
- 過去にショウガに使用した土は使用しない(連作障害予防)
- 栽培時期を守る
よし、じゃあまた来年から、なんてことはせず、また数年経ってから挑戦するか、新しい土を買って挑戦する方が良いです。対策できるところは対策して、いつかまた大きなショウガ収穫を目指したいです。
最後に
植物は環境さえ整えばスクスクと成長していきます。難しいのはその環境を整えることで、毎年毎年試行錯誤しています。
しばらくショウガ栽培は休止して、またいつか落ち着いたころに挑戦してみたいなと思っています。