沖縄などでも見ることができるというホウオウボク。ここ台湾でも見ることができます。そして我が家では今、ベランダでホウオウボクを育てています。
ホウオウボクをベランダで育てる
かなり手狭となった我が家のベランダですが、種が手に入ったのでやらないわけにはいかなくなり、ホウオウボクを育て始めました。
ホウオウボク
ホウオウボクは鳳凰木とも書きます。なかなか神々しい名前です。
世界三大花木
ホウオウボクは世界三大花木の一つに数えられます。以下の三つが世界三大花木と言われています。
- シウンボク(紫雲木 別名:ジャカランダ)ノウゼンカズラ科 中国語:藍花楹
- ホウオウボク(鳳凰木 別名:フランボヤン)マメ科 中国語:鳳凰木
- カエンボク( 火焔木 別名:スパトデア)ノウゼンカズラ科 中国語:火焰木
漢字の部分を見るとみんなかっこいい!ゲームのキャラクターとかで出てきそうな名前です。
ただ、科目を見ると、ホウオウボクだけがマメ科なんですよね。なんかかわいい。
もともとは同じマメ科のピンクシャワーツリーを探していたのですが、手に入ったのがホウオウボクの種だったので、ホウオウボクを育てることにしたという次第です。でも、鳳凰木ですから、かっこいいので良しとします。
なお、ホウオウボクは台湾で切手にもなったことがあるようです。さらに、台南市や廈門市の市花でもあるそうです。
ホウオウボクの花
ホウオウボクの花は基本的に赤ですが、台湾の通販サイトを見ていたら「黃花鳳凰木」というのを見つけました。黄色い花を咲かせるホウオウボクもあるんですね。
ホウオウボクの仲間は他にも
デロニクスプミラ。台湾では「普米拉鳳凰木」と書くようなのですが、これは別の種類です。
- ホウオウボク:マメ科ホウオウボク属 Delonix regia
- デロニクスプミラ:マメ科ホウオウボク属 Delonix pumila
属まで同じです。発芽の様子も似ていますが、デロニクスプミラはホウオウボクほど大きくはならず、さらに言うと塊根植物なのだそうです。それはそれで育ててみたくなります!
ホウオウボクの実

大きな大きな豆だと思えば良いと思います。ホウオウボクの実は莢に入っていて、「実=種」という認識で良いと思います。
この莢がまた固いのなんの!割るのに苦労しました。
※ちなみにホウオウボクの種は毒があるそうなので、触ったら必ず手を洗いましょう!
マメ科の発芽は面白い

種まきは、あまり地中深くに埋めない方が良いです。というのも、簡単に腐るからです。半分地表に出ているぐらいの種の方が発芽率が良かったです。というか地中に埋没させた種はほぼ発芽せずに腐ってしまいました。
マメ科植物の発芽はとても面白いです。双葉までは特段珍しくもないのですが、本葉がいきなりたくさん出てくるので、その様子がとてもかわいらしいです。
実はこの様子が見たくて種まきをしたようなもの。すでに目標達成です。
いや、これからも育てますよ。
落葉は突然に
6月に入って突然落葉し始めた我が家のホウオウボク。一時はどうなるかと思ったのですが、6月も中旬になると持ち直してきました。
落葉していく様子はというと、マメ科の特徴的な葉の1枚1枚が徐々に黄色くなって、それが落ちていくような感じでした。シャワーなんか当てるとてきめんに葉が散りました。
環境も変えていませんし、肥料を与えたわけでもありません。逆に肥料が必要だった?いや、そんなことはないと思うのですが。すでに夏日ですし。
結果的に持ち直してきたので良かったですが、これからも注意深く見守っていきたいと思います。
我が家のホウオウボクの土や肥料
私は赤玉土に培養土を混ぜたものを使っています。ポイントは、水はけのよさです。水はけが悪いと根腐れしやすいようなのですが、かなり水が好きな植物でもあるようで、そのため保水と排水に優れた土が必要になるそうです。赤玉土が適しているのかはまだわかりませんが、今は赤玉土&培養土で育てています。
台湾で情報収集をしていると砂壌土が良いという意見もあったのですが、肥料を混ぜ込んだりするのが少々難易度高そうで、また、どのぐらいの割合とかそういった情報もないのでわからず、結局家にあった赤玉土と培養土を混ぜて使っている感じです。
肥料は今現在では培養土に含まれているもののみとなっています。また、今後は開花前と開花後に花用の肥料を与えれば良いようです。肥料って与え方を間違うと植物がダメになることもあるのであまり多くはあげないようにしています。
ホウオウボクは日向が好き
ホウオウボクは日向が好きだそうです。とはいえ、真夏の太陽光は強すぎて葉が焼けることもあるそうなので、真夏は半日陰などに移動した方がよさそうです。
!?葉が散った理由はこれじゃないの?!と、これを書きながら思った次第です。いや、間違いないでしょ、これ。
まとめ
ホウオウボクはまず、葉の形が非常に魅力的です。マメ科の特徴的な葉の形をしています。大きく成れば花も咲くようで、その花も魅力的です。何年か先、ベランダで花も見れたらいいのですが。
というか、ふと思ったのですが、葉が落ちると無数の小さな葉がベランダを埋め尽くすことになりそうです。大丈夫かな。