ついに修理した一眼レフカメラ用レンズ

18-200mmという焦点距離のいわゆる便利ズームが壊れて久しいのですが、このレンズも含めて計二本のレンズにカビが発生していたので清掃および修理をすることにしました。

初めての体験でしたが、思いのほかスムーズに事が運び、以前よりもきれいになったレンズがすでに手元に返ってきています。

しばらくの間50mm F1.8という単焦点レンズと80-200mm F2.8という単焦点レンズばかり使っていたのですが、返ってきた便利ズームの利用で気づいたこともありました。

壊れた便利ズーム

以前から何度か便利ズームが壊れてしまって広角で写真が撮れないという話は書いていました。

具体的に何が壊れたのかというと、中の配線(テープ線?)が切れてしまってオートフォーカスも使えないし、レンズ中央に切れたテープ線が落ちているために大きな障害物が写るという始末。

分解しても直せなくて、仕方がないので広角で写真を撮りたいときはスマホに頼っていたのです。

餅は餅屋 レンズ修理はカメラ屋

修理費用

今思えば、餅は餅屋で、早くから修理ができるカメラ屋さんを探せばよかったです。街を歩いているときに大きく「カメラ修理」と書かれているお店があって、そこで修理してもらえるか確認したところ、大丈夫とのことでした。

費用はカビ取り約10,000円×2本、故障修理約6,000円×1本。え?カビ取りの方が高いの?ちょっと驚きました。故障している方は自分で開けてしまっているし、そもそも配線が切れているので結構いい値段になるかと思ったのに、意外と修理代金は安かったのです。それよりもカビ取りの値段が想定外に高い!そんなものなのかもしれませんが、なにぶん初体験なのでちょっと驚きました。

もともと、新品が買えるぐらい高い値段だったらどうしようとか、とても不安でおりました。その場合、18-200mmのレンズは修理およびカビ取りをしないという選択肢もありましたが、80-200mm F2.8というレンズは借り物のためカビ取りは必須でした。借りてるレンズをカビさせるって、ねぇ。もう何度も返すと言っているのですが、いまだに我が家にございます。とってもいいレンズなんですよね、80-200mm F2.8。

全部合わせて約26,000円。なけなしの貯金をはたいて修理とカビ取りを全部お願いしました。

修理後の受取

修理をお願いしてから1週間ぐらいで電話があり、当日に受け取りに行きました。

返ってきたレンズ(80-200mm F2.8)
※返ってきた便利ズームで撮影

修理とカビ取りの終わったレンズは見違えるようにきれいになっており、やってよかったと思えるものでした。思わず店長さんに聞いちゃいますよね、「これ、本当に私のですか。。。」って。冗談ですけど。店長さんも冗談に乗っかってくれました。

そして何よりオートフォーカスが完全復活!その場でカメラ本体に装着して試し撮りしてみたところ、問題なくオートフォーカスが動きます!そして、広角18mm(換算27mm)は広い!めっちゃ広範囲に撮影できます!これは久しぶりで感動しました。

今まで50mmで頑張ってきましたが、これからはもっと広く撮影できます。何が良いかって、景色などを撮るときに広角レンズが欲しくなるんですよね。

自分でできるレンズケア

経年劣化はケアが難しい

今回、もろもろの発端はレンズが故障したことでした。故障をどうするか悩みに悩んで自分で分解したり放置したりしているうちにカビが生え、非常に困ったことになったのです。

これ、自分でどうにかできないものか考えたのですが、中の配線が切れるというのは経年劣化と考えるべきだと思っています。というのもこのレンズ、2005年発売ですから。すでに15年ぐらい経っています。頻度にもよるでしょうが、15年も使っていたら故障もしますよね。こればっかりはケアのしようがないのかもしれません。できるとすれば荒く使ったりしないことでしょうか。

カビには防湿庫

簡易防湿庫

そしてカビですね。カビは防湿庫という湿度を管理できる箱が売られています。今回レンズを修理した際、店長さんから防湿庫を勧められましたが、予算の関係で購入を見送りました。

だがしかし!またカビが生えたら1本あたり2,800円の清掃代がかかります。これをどう考えるか。

とりあえず低予算でできることをと思い、密閉できるというプラケースに乾燥材を入れて保管することにしました。その場しのぎかもしれませんが、ないよりましですね。これなら一応予算は1/10程度に抑えられます。ただ、乾燥材は定期的に交換しないといけないので維持費がかかりますね。また、ふたにパッキンのようなものが付いているといっても、そこまで完全密閉ではないようで、水中の利用レベルは耐えられない程度とのこと。これ、いわゆる防滴という感じなんでしょうね。これでどの程度湿度を抑えられるのか、やってみます。

50mm単焦点ばっかり使っていた結果

久しぶりに広角で写真を撮ると、”広すぎる”という感覚を覚えることがあります。そんな時はズームをして自分の好きな画角で撮影するのですが、そういった感覚は今までなかったように思います。なんとなく遠くのものを拡大するのがズーム、という感覚でした。そうではなく、どういう画角で撮りたいか、そんなことを考えるようになりました。これは単焦点ばかり使っていたことのメリットかもしれません。

ズームという機能をもっと有効に使えるようになりたいです。

最後に

今回、結構いい値段になってしまいましたが、便利ズームも復活して、80-200mm F1.8も復活したので、また写真をどんどん撮っていきたいと思います。