フィンガーライムを種から育て始めて600日経過しました。600日経過した姿など、レポートします。
目次
フィンガーライムを発芽させてからの600日
2023年秋に入手したフィンガーライムの種を発芽させ、ベランダで育てています。発芽から600日経過していますが、今のところ順調で、特段問題は無いように思います。
相変わらずトゲだらけのフィンガーライム

発芽してすぐもトゲだらけだったフィンガーライムは、発芽から600日経過してもトゲだらけです。しかし、一つ違うことがあります。それは、トゲのサイズが大きくなったことです。
発芽当初、細い針のようなトゲが無数に付いていました。そして今はそれが大きくなって、太く、より丈夫になりました。
ネットで成木のトゲを見ると、1cmぐらいあるようでした。それと比べればまだまだ小さなトゲなので、まだまだ成木にはほど遠いことがわかります。
にしてもすごいトゲです。聞けば、フィンガーライムは柑橘類の中でも特にトゲが多い植物なのだとか。確かに全体にびっしりトゲが生えており、実際、扱いに困る時があります。というのも、無造作につかもうものなら手に刺さりかねないからです。もちろんトゲを触れば痛いですし、ちょっと間違えば本当に刺さります。
多少葉が大きくなった

トゲと同様に葉も大きくなりました。2024年までは直径3mm程度の葉だったのが、今は5mm程度あります。それでもまだまだ小さいです。
そもそもフィンガーライムの葉は他の柑橘類の葉よりも小さいです。ライムというのはこういうものなのかなとも思ったのですが、ネットでライムの木の葉を見ても、うちのフィンガーライムほどは小さくなく、どうやらライムの特徴ではなく、あくまでもフィンガーライムの特徴のようです。
成木になると葉が2cm程度まで大きくなるようなので、やはりまだまだ成木とは言いがたいです。
樹高は20cm程度

まだまだ小さなフィンガーライムの木ですが、それでも樹高20cm程度までは大きくなりました。ここまで毎日のように600日間お世話をし続けてきたので20cmでも個人的には非常にうれしく思っています。
フィンガーライムの枝は曲がっていく
植物の多くは上へ上へと枝を伸ばしていきます。しかし、フィンガーライムの枝は、たしかに上へも伸びてはいるものの、まっすぐ上に伸びていくのではなく、どんどん屈曲していき、上に伸びても次第に横方向へ方向転換して、曲がっていってしまいます。
ネットでフィンガーライムの成木を見ても、そのような傾向は見受けられませんでしたが、特段病気のようでもありませんし、少しずつ少しずつ、着実に樹高は高くなっているので、このまま様子を見ていこうと思っています。
フィンガーライムは病気に強い
フィンガーライムは病気になることがあるのでしょうか。今のところ2株あるフィンガーライムの木はどちらも健康そうに見えます。
調べてみると炭疽病やかいよう病になることもあるのだそうですが、少なくとも我が家のフィンガーライムにそれらの病気の症状は見受けられません。そのため、今のところフィンガーライムは病気に強いと認識しています。
枯れる植物は本当簡単に枯れますよね。。。
害虫にも強いフィンガーライム
この600日間、害虫が付いているのを確認できませんでした。樹勢が弱くなるとか、葉が変色するとかもないですし、巣ごもりしているような虫も見受けられないことからフィンガーライムは害虫も付きにくいと考えられます。
トゲがたくさんあるのも虫除けになっているのではないでしょうか。いや、そんなことはないのか?!
新芽は茶色っぽい

当初から気にはなっていたのですが、フィンガーライムの新芽は茶色いです。赤黒いとも言えるかもしれません。これが現れるたびに「あ!枯れはじめた!」と勘違いしたものです。
今ではこの茶色とも赤黒とも言える新芽が出てくるのを見るのが楽しみになっています。
結実まで何年かかる?
600日栽培してきて、だいぶ大きくなりましたが、市販のフィンガーライムの苗と比べるとまだまだ小さいです。おそらく、市販の苗ぐらいの大きさになるまでにはあと1~2年程度は最低でもかかるでしょう。
市販の苗も、植え付けから結実まで3年以上はかかるようなので、今からだと我が家のフィンガーライムが結実するまでには最低でもこれから4~5年はかかるものと思います。しかも実生苗だから木の性質が全くわかりません。
種から育てるのは趣味としては楽しいので良いのですが、結実を目指すとなると非常に非効率な方法となります。結実を目指す場合は素直に市販の苗を買いましょう。
最後に
フィンガーライムも気が付けば発芽から600日経過していました。フィンガーライムはトゲにさえ気を付けていれば、比較的育てやすいです。
種から育てている木が大きく育つのを見るのは非常に楽しいです。将来、収穫ができるようになるのかはまだわかりませんが、このまま育て続けたいと思っています。
