地震については多くの学者さんが研究されていて、予知に関する研究も多くされてきています。また、地震の前兆現象と呼ばれるものも数多く存在しているわけですが、その中の耳鳴りについて、自身の体験を記録しておきます。
日本も台湾も地震が多く発生する地域です。6月19日も石川県を中心にマグニチュード5.2、最大震度6弱を記録した地震がありました。実は台湾でも6月20日の朝、台湾東部でマグニチュード6.0、最大震度5弱(台湾の基準は日本の基準とほぼ同程度)を記録しました。
地震の仕組み
地球はいくつかのプレートで構成されていて、そのプレートは動いていて、他のプレートとぶつかって他者の下に潜り込んでいる部分が跳ね返ったり、滑ったりして地震は発生します。
つまり、プレートとプレートがぶつかっている地域は地震が発生しやすく、そうでない地域は地震が発生しづらいと言えそうです。
地理的な関係
日本も台湾もプレートのぶつかる場所にできた島。ほかにもパプアニューギニアやニュージーランドなどもそうです。島の成り立ちは様々でしょうが、大陸と離れたところに島があるようなケースは、そこでプレートがぶつかって隆起しているものも多いでしょう。大体そういう場所には火山もあります。
Google Mapの航空写真で太平洋を見てみると面白いです。太平洋というのは西も東もプレートとぶつかっているように見えます。そして太平洋の西側には日本や台湾があり、南西にはパプアニューギニアやフィリピン、インドネシアなどがあります。インドネシアなどはインド洋にも面していて、プレートに囲まれているように見えます。
日本は太平洋プレート、フィリピン海プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレートに囲まれていて、例えば太平洋プレートと北アメリカプレートがぶつかる関東から東北にかけての海溝を日本海溝と呼び、太平洋プレートとフィリピン海プレートがぶつかる場所を伊豆・小笠原海溝と呼びます。同様に、有名な南海トラフとはフィリピン海プレートとユーラシアプレートのぶつかる場所を言い、南海トラフは南に延びて南西諸島海溝/琉球海溝と名前を変えます。そしてさらに南下していくと、その行きつく先は台湾です。
台湾はというと、フィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかる場所にある島で、先ほど書いた通り、琉球海溝がそのまま台湾東部に行きつく形になっています。海溝の話で言えば、台湾南部にもフィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかるマニラ海溝があります。
台湾の特徴は、琉球海溝はフィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む形になっているのに、南部のマニラ海溝では逆にフィリピン海プレートにユーラシアプレートが潜り込む形になっていることです。琉球海溝とマニラ海溝の線を延長していくと、ちょうど台湾東部の花蓮県のあたりでぶつかります。台湾の中でも花蓮県は地震が頻発することで有名で、地震を怖がる人は花蓮人ではないとも言われるほどです。事実、2018年2月6日にはマグニチュード6.4、最大震度7を記録した地震が発生しています。
また、同じ太平洋プレート沿岸地域ということも関係してか、大体太平洋プレートに接している南の方で大きな地震があると、次に日本か台湾で地震があったり、順番は同じではありませんが、そういう相関関係、流れが出来つつあるような感じがします。事実、2022年6月19日に日本でマグニチュード5.2という大きな地震があり、6月20日に台湾でもマグニチュード6.0の大きな地震がありました。そして6月21日にはトンガとサモアの間の辺りでもマグニチュード4.7の地震が発生し、6月22日にはパプアニューギニアでマグニチュード5.4の地震が発生しています。
満月との関係
地震と満月との関係はいろんなところで言われていることですが、例えば2018年に花蓮で発生した地震の日である2月6日は月齢20.0。これは満月ではありません。満月から1週間ぐらい経過しています。
つい先日の2022年6月20日にも大きな地震がありましたが、6月20日の月齢は20.7。やはり満月から1週間ぐらい経過した日でした。
ただ、東日本大震災の2011年3月11日は月齢6.3。満月を約10日後に控えた日でした。
月齢の変化と海水の満ち引きには相関関係があるそうで、イメージとしては、プレートが動いて今にも爆発しそう(地震が発生しそう)な状態になっているときに、月の満ち欠けが海水の満ち欠け、ひいてはプレートそのものに多少なりとも影響を及ぼして地震を誘発しているとかんがえるのは自然なことのようにも思えます。
耳鳴りとの関係
ここからはちょっと妄想がすぎる話。ただ、あながち間違ってもいないような気もします。
ここ5年ぐらいでしょうか。太平洋沿岸で大きな地震が発生するとき、決まって数日前から耳鳴りが複数回発生しています。いや、自分でもそれは関係ないだろと思うのですが、耳鳴りが発生しないときは何か月も発生しないのに、突然、日に何度も耳鳴りがしたり、しかもその数日後に太平洋沿岸で(例えば日本で)大きな地震が発生したり。
2022年6月17日か18日でしたが、その日も耳鳴りが立て続けに3回発生していました。もしかして地震が来るかなと構えていたら日本で地震があり、そして台湾でも地震がありました。実は私の耳鳴りが発生する二、三日前に、別の人も耳鳴りがすると言っていました。
耳鳴りの発生原因
耳鳴りの発生原因は何なのでしょうか。私個人の話で言うと、耳鳴りが多く発生するようになったのは体調を崩してからで、血流が悪くなってからのように思います。それも関係あるのでしょうか。例えば月の満ち欠け、海水の満ち引きなども関係があるかもしれません。また、プレートが動くとき、なにかしらの電波みたいなものが発生してそれを拾ってしまっているということもあるのかもしれません。
個人的な考えを言えば、最後のプレートから電波が出ているみたいなのはあまり信じていません。でも月の満ち欠けはもしかしたら関係があるのかもしれないなと。となると、月の満ち欠けがプレートに若干なりとも作用するならば、耳鳴りと地震は少なからず関係があり、耳鳴りが発生するということは地震が発生しやすい状況になっているともいえるのではないかと思います。
最後に
ちなみに「あ!耳鳴りだ!地震来るかも!」と言って大体の人は信用してくれません。なので耳鳴りがしても口には出さないことにして、自分はこっそりと防災グッズなどを確認しています。