Androidスマホに搭載されたDigital Wellbeingツールの使い方

スマホの通知欄に時折「Digital Wellbeing」と表示されて何のことかと思っていたのですが、スマホ依存の克服にもつながる貴重な情報がわかるものでした。

Digital Wellbeingツール

Androidスマホに搭載された機能で、スマホの利用時間、各アプリの利用時間、ロック解除回数などを統計で表示してくれるアプリです。簡単に言えば、1日にスマホを何時間見たかがわかります。

つまり、これらを確認することでスマホ依存の確認、対策ができるようになるというものです。データを見るだけでは何にもならないので、データを見て対策を立てるところまで実行すると良いと思います。

スマホ依存とは

スマホ依存とは文字通りスマホに依存した状態を指すことばですが、自覚症状がない方が多いのが特徴ではないでしょうか。あなたはスマホ依存ですか?と言われたとき、自信を持って「いいえ、違います」と答えられる人でも、実は気が付かないうちにスマホ依存に陥っていることはあります。

自分がどのくらいスマホを触っているか、ストップウォッチで測る必要はありません。Digital Wellbeingツールを使えば一目でどのくらいスマホを使っているかがわかります。

自分がスマホ依存であるというのは、誰しも認めたくないものですが、私も平均すると毎日5時間ぐらいスマホを触っていることがわかりました。

Digital Wellbeingの意味

Digitalはデジタルで、Wellbeingは健康や幸せなどと訳されます。つまり、健康で幸せなデジタル生活を送るために必要な統計情報が詰め込まれていると考えれば良いでしょう。

もっと突っ込んで言えば、スマホの利用時間がすなわち心身の健康や幸福と結びついているという考えの元、利用時間をしっかり管理しようという考えのようです。

Digital Wellbeingツールの開き方

Digital Wellbeingツールを開くには以下のように操作します。

Androidスマホの「設定」→「Digital Wellbeing と保護者による使用制限利用時の操作」

「Digital Wellbeing と保護者による使用制限利用時の操作」は長いので、環境によっては後ろの方が省略されているかもしれません。

Digital Wellbeingツールを開くと今日の使用時間の合計が数字で表示され、また円グラフでどのアプリをどのぐらい使ったかの割合が表示されます。下にはロック解除回数、通知数が表示されていて、さらに下には「デバイスを健康的に使用する方法」や「デバイスによる割り込みを制限」、最下部には「保護者による使用制限」があります。

今日の使用時間をタップすると過去の統計を見ることができます。私の場合、短くても日に2時間はスマホを見ていることがわかりました。逆に長いと9時間以上見ていたことも。恐ろしい結果ではありますが、それが事実であります。事実を知ること、それがこのDigital Wellbeingの最大のメリットかもしれません。

Digital Wellbeingの無効化

スマホの使用時間に興味がない場合は、Digital Wellbeingを無効化することもできます。手順は以下の通り。

「設定」→「アプリと通知」→「○○個のアプリをすべて表示」→「Digital Wellbeing」→ 無効にする

無効化すると多少は電池節約と容量節約になると思いますが、統計情報は利用できなくなります。

Googleファミリーリンクで利用時間を管理

子供にスマホを買い与える場合、利用時間を制限したいと考える親も多いと思います。そんな時にもこのDigital Wellbeing内の「保護者による使用制限」が活用できるようです。

アプリごとの利用時間は「アプリと通知」から

アプリごとの利用時間が知りたい場合、設定内の「アプリと通知」を開き、「利用時間」をタップすることで確認できます。この画面はDigital Wellbeingから開いた画面と共通です。

この画面ではそれぞれのアプリを何回起動したか、どのぐらいの時間利用したか、受信した通知の数がわかります。

最後に

スマホを仕事で使っている場合、どうしても使用時間が長くなってしまったりします。それに、プライベートの時間でも、気が付いたらニュースなどを見ていたり、YouTubeを見ていたりということが発生します。スマホ依存は非常に身近にあるということですね。

スマホ依存の克服にこのDigital Wellbeingは有効活用ができるのではないかと思います。例えば「今日は昨日よりも少ない時間にするぞ!」など、目標を立ててスマホを見る時間を減らしてみるというのは如何でしょうか。

私の場合特にプライベートでスマホを見ている時間が多いようなので、どのアプリが特に多いかを調べ、それを封印したり、極力スマホを見ないようにしてスマホ依存からの脱却を目指してみようと思います。