「船・・・?」 シュークリーム作ろうとしたら洋菓子「カスタードの船」爆誕!膨らまなかった原因はアレ!コツなどを記載!

洋菓子はいろいろあれど、甘いもの好きなら一度ははまったことがあるであろうシュークリームを作ってみたのですが、どうにもうまくできず、見事に失敗しました!

後日いくつか改善したら成功したので、成功のカギとなるその方法も含めてここに共有します。

魅惑のスイーツ『シュークリーム』

在りし日の成功した手作りシュークリーム
在りし日の成功した手作りシュークリーム

洋菓子屋さんの定番メニューの一つでもあるシュークリーム。日本ならコンビニなどでも買えますし、スーパーでも売られていることがあります。

洋菓子とはいえど、シュークリームはもはや日本の国民的スイーツと言っても過言ではないでしょう。

そんなシュークリームを家庭で簡単に作れたら、なんて思ったことがある方も多いのではないかと思います。

もちろん私も以前からシュークリームが大好きでしたが、ネットニュースでシャトレーゼのシュークリームの記事を読んで、どうしても作りたくなってしまいました。

シュー生地とカスタードクリームを作る

シュークリームは周りのシュー生地とカスタードクリームからなるスイーツで、なかにはクッキー生地が上に乗ったものもあります。

クッキー生地が乗ったシュークリームは手間が一つ以上加わるので今回はパスするとして、基本となるシュー生地とカスタードクリームを作って挑戦することにしました。

カスタードクリームを作る

手作りのカスタードクリーム
手作りのカスタードクリーム

カスタードクリームは過去にも何度か作ったことがあります。生クリームを入れたり、バターを入れたりすることもあるようですが、面倒なので以下のシンプルな材料で作りました。

  • 卵黄 3個
  • 砂糖 50g
  • 薄力粉 20g
  • 牛乳 350ml
  • バニラエッセンス 適量

カスタードプリンと何が違うかと言うと、薄力粉が入っていること。これであのモッタリとした食感になるんですね。もちろん作り方も違います。

  1. 卵黄、砂糖をボウルに入れて白っぽくなるまで混ぜる
  2. 薄力粉を入れて軽く混ぜ合わせる
  3. プクプク言い始める直前ぐらいまで温めた牛乳を何回かに分けて入れ、混ぜる
  4. バニラエッセンスを入れてさらに混ぜる
  5. 弱火か中火で絶えず混ぜながらドロッとしてくるまで加熱する(へらを持ち上げて落とした時に跡が残るぐらいまで)
  6. 粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて、しっかり冷やす
  7. 冷蔵庫から出し、ザルなどで裏ごししたら完成

バニラエッセンスは入れた方が卵の香りが弱まり、お菓子感が高まります。だから、私は割としっかり目に入れることにしています。

最後の裏ごし作業は省略しても良いです。実際私も家で自分が食べる分には裏ごしをしないことが多いです。

上記の作り方で作るカスタードクリームは甘さ控えめ、とても食べやすいカスタードクリームです。作る時のポイントは、火にかけているとき絶えず混ぜ続けることです。そうすれば失敗は限りなく少なくなります。

なお、粗熱が取れた後で冷蔵庫に入れ、冷やすことで温かい時よりも少し固くなります。

シュー生地を焼く

シュー生地は失敗しがちです。実際私も失敗したことがあります。というか、数日前も失敗してシュークリームとは似ても似つかない、船にカスタードクリームを乗せたようなお菓子が爆誕してしまいました。

具体的には焼く前の生地が水っぽく、焼いても膨らみませんでした。原因ははっきりしています。卵液の入れすぎです。

  • バター 40g
  • 塩 少々
  • 薄力粉 60g
  • 卵 2個前後で微調整 ※卵の量は様子を見ながら!!これ本当に重要!
  • 水 50ml

牛乳を入れるレシピもあるようですが、今回は牛乳を入れませんでした。以下はシュー生地の作り方です。

こんなシュー生地は失敗します(卵液の入れすぎ!!)
こんなシュー生地は失敗します(卵液の入れすぎ!!)

今回は上記の分量で失敗しましたが、同分量で成功したこともあります。違うのは卵液をどこまで使うか、どの程度入れるかです。全量いきなり入れたら失敗する確率がぐんと上がってしまいます。

  1. バターと水、塩を鍋に入れ、火にかけてバターを溶かし、混ぜ合わせる
  2. 軽く沸騰したら火を止め、ふるった薄力粉を混ぜる
  3. 再度火にかけて少し練る
  4. 練り上がったら溶き卵を最初は1/3量、それから少しずつ入れる量を減らしていき、生地の様子を見ながら混ぜていく ※本当に入れすぎ注意!
  5. 艶が出てきてモッタリした生地になったらビニール袋に入れ、端を切り、キッチンペーパーを敷いたオーブントレーに直径5cm程度の大きさに絞り出す
  6. 霧吹きで遠目から水をかける(私は霧吹きを持っていないので、手に付いた水をピッピッとはじくように遠くから少しだけかけています)
  7. 予熱200℃のオーブンで10分程度焼き、さらに180℃で10分程度焼く ※オーブンによって焼き時間は異なる
  8. 焼き上がったシュー生地に穴を開けてそこにカスタードクリームを注入して完成!

適当にレシピを見て、適当に作ると卵液が多すぎて水っぽい生地になってしまい、焼いても膨らみが非常に弱くなることがあります。そうなるともはやシュークリームとは言えなくなり、今回私が作ったカスタードクリームの船が完成してしまいます。

シュー生地もどきにカスタードクリームを乗せる

カスタードクリームの乗った船のような洋菓子(シュークリームの失敗作)
カスタードクリームの乗った船のような洋菓子(シュークリームの失敗作)

失敗した生地はまったく縦の方向に膨らみませんでしたが、それにカスタードクリームを乗せて食べたところ、味はおいしかったです。

すぐに食べきってしまいました。でも、成功していたらもっとおいしかったはずですよね!

シュークリーム作りで失敗しないために大切なこと

シュークリーム作りで成功した時の写真
シュークリーム作りで成功した時の写真

もちろん失敗ばかりではなく、成功もしています!シュークリーム作りで大切なのは目で見て、更に手から伝わる生地の感触を感じることです。

これはシュークリームに限ったことではないでしょう。料理は感覚が大事です。

成功するシュークリームの記事はツヤがあり、モッタリしている
成功するシュークリームの生地はツヤがあり、モッタリしている

卵の大きさは当然みんな違います。また、小麦粉の水分含有量も日によってまったく同じではありません。火にかけたことで飛んでしまった水分量も毎回異なります。それなのに、卵2個分の溶き卵を一律に加えてしまっていては生地の出来上がりが毎回違うのは当たり前です。

特に溶き卵を入れる時は、生地の様子を見ながら、少しずつ加えては混ぜを繰り返すことで、多すぎないよう量を加減して、多少残ってしまってもちょうど良い加減で卵液の投入をやめることが大切です。そうすると失敗は限りなく少なくなります

成功したシュー生地は中にしっかり空洞ができる!
成功したシュー生地は中にしっかり空洞ができる!

また、焼成時間もオーブンや生地の状態によって異なるので、少し少なめの時間で設定し、焼き上がり、焼き色を見ながら焼いていくと失敗はさらに減るでしょう。

まとめ

誰もシュークリーム作りで失敗したいなんて思っていません。当然成功させたいです。ここに書かれていることが誰かの助けになることを祈っています。