コロナ禍真っ只中の台湾に暮らす

これまでコロナ優等生と呼ばれてきた台湾でしたが、ここ数日、一気に新型コロナウイルスに感染する人が増えています。

よく行く「あのお店」も感染者が来たらしいし、家の近所の「あのお店」の店員さんも感染者が複数人出ました。もうすぐそこまで迫っています。

コロナ禍について思うこと

新型コロナウイルスがニュースになったのは2019年の12月ごろだったでしょうか。もう約1年半、コロナのニュースで持ち切りです。しかもほとんどが暗い話題。

台湾の状況も踏まえてコロナ禍について考えてみました。

コロナ禍とは

コロナ禍という言葉は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による危機的な状況を指す言葉」として広まりました。

使い方は「コロナ禍の中で~する」「コロナ禍に~する」「コロナ禍の影響で~になった」などと使われているようです。

なお、読み方は「ころなか」ですね。

日本では「コロナ禍」、台湾では「疫情」

台湾では「疫情(イーチン)」という言葉がよく使われています。これは、「疫病発生の状況」「疫病の蔓延」を指す言葉で、多少日本語のできる方が「疫情」をそのまま日本語読みして「今はエキジョウだから大変です」のように使う方もいますが、これは日本語的には間違いでしょう。私が良く使う辞書にも記載はありませんでした。

なお、台湾では感染者が少ない時からこの「疫情」という言葉を使っています。つまるところ、大流行していなくても、「疫病に対する対策を実施している状況下」というような意味合いに聞こえます。

コロナ禍の中、何をする?

コロナ禍の中、家にいることが増えた方がほとんどだと思います。そんな中できることと言えば何があるでしょうか。

よく聞くのは家庭菜園ですね。自炊する人も増えたのだとか。そして家の中でできる運動としてYouTubeのフィットネス系チャンネルも人気なのだとか。

今までは外でできていたことができなくなり、時間も増えました。そのため、家でできる何かを探している人が多いように思います。

また、家族が一緒にいる時間が増えたことで、家族関係がギクシャクし始めたなんて話も聞きます。

台湾の疫情ではどうなの?

台湾では本格的に状況が悪化し始めたのが最近ということもあって、まだコロナ禍に不慣れな感じの人も多いです。自炊はそもそも日本よりしない人が多いので、お弁当屋のテイクアウトばかりという人もいます。

仕事は休みの日が増えたり、自宅から仕事をしたり、という形にしている企業もあります。学校は休校。テレビで授業を配信したり、インターネットミーティングで授業をしたりしています。

コロナ禍のデートはどうする?

もしかしたらこんなうらやましい悩みを持つ方もいるかもしれません。基本的にコロナ禍における外出はあまり歓迎されないことも多く、できればデートにも行かない、というのが模範解答ではなかろうかと思います。

台湾でもデートはキツイ?

この疫情の中でデートする人はほとんどいない、かと思いきや、カップルらしき人たちがバイクに二人乗りして出かけるのをよく見かけます。どこに行っているのか今度聞いてみましょうか。いや、今の時期は話しかけない方がいいですね。

コロナ禍における挨拶(手紙など)

日本人として台湾に住んでいると、翻訳や通訳をお願いされることもあります。翻訳を依頼された手紙で、直接コロナと関係のない話題の場合でもやはり挨拶としてコロナの話題が入ります。「コロナが落ち着いたら」など、たくさん使いました。

コロナ禍で結婚式は是か非か

これは賛否両論あるかもしれませんが、コロナ禍で結婚式を挙げることはどうなのでしょうか。

東京の有名結婚式場「椿山荘」の藤田観光が従業員700名削減の大リストラをするというニュースがありましたね。やはりコロナ禍で結婚式を取りやめた方が多かったのでしょう。

台湾では結婚式もOK?

そもそも台湾では結婚式を結婚式場でやる方よりもホテルの大ホールやレストランでやる方が多いのですが、少なくともこの1週間、結婚式の話は身の回りで聞きません。でも、まだ本格的な感染は始まったばかりですから、今後状況は悪化していくかもしれません。個人的には結婚式に参加するのは控えたいです。

コロナ禍の影響

コロナ禍で一番影響が出たのは旅行業と飲食業ではないでしょうか。本当にもう悲惨という言葉がふさわしいぐらいの惨状ではないかと、日本のニュースを通じて感じます。もちろん医療業界も大きな変化があったと思います。大変。とにかく大変な時期です。

台湾ではどんな影響が?

台湾は本格的に流行し始めたのがここ最近ということもあり、本格的な影響はこれから見えてくるのだと思いますが、出歩いている人の数は確実に減りました。仕事の仕方や学校の授業の受け方には当然変化がありましたが、それも始まったばかり。

日本でいうところのコロナ離婚とか、コロナ鬱とかも増えてくるかもしれません。

最後に

台湾では今もマスクしていない人がいます。自分の目で見た限り、結構います。一人や二人ではありません。そういう方はいろんな事情があるのかもしれませんね。マスクをせずに近づいてくる方も普通にいます。自分はマスクを二重にしていますし、人には近づかないようにしています。

医療関係者の知り合いがいるのですが、高齢者や医療関係者など以外の方のワクチン接種はかなり後になると言われました。ニュースでもいろんなことが言われていますよね。

早く落ち着いてほしいものです。