2020年初頭よりCOVID-19と呼ばれるコロナウイルスが流行し始めてすでに4年半の月日が流れましたが、今だニュースではコロナの話題が出るほどに流行が完全に収まったとは言い難い状況です。
そんな中、自分もついにコロナに感染したので症状などをレポートします。
目次
新しいコロナウイルスが流行し始めた2019年
2019年末より、新しいコロナウイルス『COVID-19』の流行が始まり、一部の医師たちが警告をしていました。そして2020年、日本でも私の住む台湾でも感染者が確認されます。
当初、世界中に広まったコロナウイルスCOVID-19は生命にかかわるほどの猛威を見せ、事実、多くの方が感染して亡くなり、近年まれに見るほどの甚大な人的被害を与えました。
マスクの売り切れ
コロナウイルスに感染することを防ぐにはマスクが有用であるとの話からマスクを買いに走った方も多いはず。しかし、多くの方がマスクを必要とし、こぞって買うような状況では、流通しているマスクの数では到底足りず、マスク不足が発生しました。
今では普通にマスクが買えるようになりましたが、当時は大変でした。
ワクチンの開発
大手製薬会社を中心にCOVID-19のワクチンが開発され、早々に接種が開始されました。開発力の無い国には寄付などでワクチンが寄せられることもあり、私の住む台湾も日本などから多くのワクチンが届きました。
台湾においてもワクチンは開発されましたが、その台湾産ワクチンの接種希望者は多くありませんでした。
ワクチンの接種
私の住む台湾では、成人はワクチンをこれまでに4回無料で接種するチャンスがありました。私は3回無料で接種して、最後は断りました。
変異するCOVID-19
COVID-19は変異株が大量に発生しています。変異株の種類によって感染力の強さも違えば、症状も異なります。
この記事執筆時に流行していると言われているのはKP.3株。喉の痛みと発熱が主訴になることが多いようです。
コロナになった!顕著な喉の痛みと発熱
2024年、本記事執筆よりも少し前に私は新型コロナに感染しました。
新型コロナの症状の経過
最初、喉の痛みを感じたのですが、特段発熱するわけでもなく、単に風邪だろうぐらいの認識でした。この前々日と前日に高熱を出した人と接触していました(後日わかりましたが、この数日間に2人の陽性者、1人の陽性者(疑い)に接触していました)。
二日目には喉の痛みに加えて微熱があり、どうやら本格的に風邪を引いたか、場合によってはコロナ、そして最近にわかに流行っているとも聞くインフルエンザの可能性もあるなと感じていました。
二日目に簡易検査キットで新型コロナかどうか検査をしましたが、陰性でした。夜、悪寒戦慄が発生して大変でした。
三日目も喉の痛みは増すばかりで、熱も37.8℃と高くなっていきました。しかし、三日目も検査の結果は陰性。聞けば、新型コロナはすぐに陽性とはならないのだとか。
そして三日目の夜も悪寒戦慄が発生したため寝込み、その後熱を測ったところ39.7℃になっていました。
四日目、近所のクリニックに行き、薬を処方してもらいました。解熱剤などを中心とした対症療法に用いる薬でした。三日分の薬を処方していただきました。四日目の夜も悪寒戦慄が発生して大変でした。
7日目、薬は切れたものの、まだ37.8℃あり、体調が悪かったのでクリニックに行きましたがあいにく土曜日で休みであり、仕方がなく他のクリニックへ行き、そこでも解熱剤などを中心とした薬を処方していただきました。
10日目、薬はなくなりましたが、このころには熱もほぼ37.0℃ぐらいまで落ち着いてきていたのでもう病院へは行きませんでしたが、喉は相変わらず痛いままでした。このあたりで味覚に異常が起きていることに気が付きました。味が全く無いわけではないのですが、風味が異常なほど感じられず、結果的に味を感じにくくなっていました。
14日目、まだ喉は痛いです。でも、以前ほどの痛みはありません。そこから少しずつ喉は回復していきました。味も少しずつですが感じるようになっていきましたが、腹痛や頭痛、微熱、下痢などがさらに1週間ぐらい続きました。
新型コロナの薬
私は台湾在住のため、私が行ったのは台湾にある内科クリニックで、そこで聞いた話は、新型コロナに対する薬ではなく、基本的に症状に合わせた薬を飲む対症療法になるということ。
頭が痛いなら頭痛を抑える薬、熱があるなら解熱剤、喉が痛いなら痛み止め、といった具合です。いずれも新型コロナのウイルスの特効薬ではありません。
肺炎が重症化した場合は別の薬があるとのことでした。
新型コロナの扱い
台湾では、以前は病院に行く前に電話で確認するなどが必要とされましたが、現在は直接病院に行けば良いということになっています。
聞けば、新型コロナ陽性になっても、仕事を休む必要はないとか。つまり、同僚と話していたら「いやぁ、昨日から調子悪くて検査したら新型コロナが陽性でさぁ。だから咳が出るんだよね、コホッコホッ」なんてことが普通に発生しうる状況なのだそうです。
街でも2023年頃からマスクは不要とされ、そもそもマスクの着用は義務ではなかったという言説に変わり、今日ではマスクをしているのは飲食店などの従業員ぐらいになりました。
もはや怖い病気ではなくなった?
二人の医師の言葉
新型コロナでは二人の医師のお世話になりました。なぜ二人なのかと言うと、最初に行ったクリニックは土曜日休みで、二回目は土曜日に薬が切れたために仕方なく他のクリニックに行ったからです。
一人目の医師「風邪薬を処方します」
一人目の医師は、検査をせず、私が「新型コロナ感染者と接触し、その後発熱した」という説明から私も新型コロナに感染したと判断され、解熱剤などの薬を処方してくださいました。
二人目の医師「37.8℃は発熱と言わない」
二人目の医師は、私が「コロナ陽性で、今朝まだ37.8℃ありました」と言うと、「夏で外がこんなに暑いんだから、そのぐらいは当たり前。38.0℃以下は発熱と言わない。」と笑い、聴診器で胸と背中の音を聞いたのち、一分間ぐらい無言でパソコンに向かい、解熱剤などの薬を処方してくださいました。
つまるところ、「心配する必要はないんだよ」ということを彼なりの方法で表現してくださったのだと思います。
新型コロナとはただの風邪である?
いずれの場合も「新型コロナの薬」を処方することは無く、対症療法が主となるとのことでした。肺炎の症状がひどくなった場合には肺炎の薬を出すとのことでした。
つまり、肺炎が重症化しない限り、扱いが本当にただの風邪と同じになっています。
実際に自分がかかってみた感想としては、高熱を伴うしつこい喉の風邪、という感じでした。肺炎と思われる症状はありませんでした。
そして陰性に戻ってからもなんだか喉の痛みや咳、頭痛や下痢などがしばらく続きました。
最後に
今回、私は重症化することなく新型コロナから回復しましたが、重症化する可能性もあるようです。
不安な場合は迷わず病院を受診することをお勧めします。